皆様、こんにちわ。だいきみで御座いますよ。ドルが悲惨な値をつけています!!この数日間で僕の資産が10%減りました。。(涙)
それにしても最近はずいぶんとガソリン安くなってきましたね。ゴルフGTIもCX-7もハイオク仕様なので金がかかっていましたので嬉しい限り、ここミシガン州ではハイオクで$4.00を切るようになりました。(と言っても、円高もあって日本円換算にすれば99円/Lと元々が格安です)
先日ゴルフGTIで遠出をする機会があって燃費記録にチャレンジした所、16km/Lを記録しましたよ。1.4tの車重と200馬力で16km/hは上出来です。
さて、ゴルフGTIのメーターパネルには燃費の瞬間値と平均値が表示されます。燃料の噴射量から算出しているのでしょうがこれがなかなか面白い。そこで、ここミシガン州の平らな地形を利用していくつかの条件で走行し燃費の表示値を記録してクルマの燃費特性を検証してみましたので報告しておきます。
<速度一定で回転数を変えた場合>

横軸はエンジン回転数、縦軸は燃費。速度一定なので転がり抵抗、空気抵抗は一定。ギアボックスの効率が回転数によらず一定とすると、グラフのプロットはエンジンのメカニカルな抵抗(+燃焼効率)が燃費に与える影響を示す。
回転10%アップとともに燃費3.7~4.0%悪化という結果。摩擦によるメカニカルロスはエンジン回転数に比例して大きくなる。また、高めのギアで回転を極力低く保てばスロットルバルブは開き気味になりそこでの損失も減る。最近の燃費向上技術のトレンドにも見られるが、メカニカルなロスを抑えれば燃費は向上する。
加速時も定常運転時も、各種抵抗や車の重量そのものに対し仕事をしているので同様の傾向を持つと考えられる。燃焼効率は回転数と負荷率によって違うのでそちらは不明。誰か考えてください!
<各速度域における燃費>

横軸は車速、縦軸は燃費。6速で速度を65km/hから145km/hまで変化させた場合、燃費は20.4km/Lから9.0km/Lまで低下。高速道路での巡航走行を想定した100km/hと130km/hでも燃費は2km/L違う。速度・エンジン回転の上昇で増大する転がり抵抗、空気抵抗、メカニカルロスの大きさを示している。
同じ速度でギアを下げた場合、前述の理由よりエンジン回転数の上昇とともに燃費は悪化。
* *
結論として次の2つ。
1.安全運転した方が燃費が良い。
2.今回の測定範囲ではどんどんシフトアップして回転を低く保った方が燃費が良さそう。
燃費の話になると必ずアクセルの踏み方とギアの上げるタイミングが話に出ますね。「上のギアでアクセルを踏み込んでトルクで走る方法よりも回転が上がっても下のギアで我慢してアクセルを極力踏まない方が燃費が良い」、という説を見かけますが、今回の測定結果から考えるとそれはウソという事になります。いかがでしょうか。コメント・反論などありましたらご連絡ください。
燃費を改善する運転方法ってのは理屈としては前からわかっていましたが、こうして定量的な数値として記録できて良かったです。
ちなみに僕はSHELLのV-Power信者で御座います。
Posted at 2008/10/26 08:35:33 | |
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