前略、だいきみちゃんで御座います。ダブルヘッダーで参ります。
先日、うちのロードスターにRacing Beatのインテークを取り付けましたが、その効果とその後をご報告致します。
<はじめに>
まず、吸気系のアフターパーツの効果と言えば、吸気温度ダウンや吸気効率向上によるパワーアップ、及びレーシーな吸気音、であります。後者の吸気音については
過去に動画で報告した通り、ボワーという感じになりました。レーシーかどうかは別として、変化があってよろしいかと。
<測定方法>
さて、問題の前者ですが、果たしてどれくらいのパワーアップが得られたのか!?? 正確に比較する術が手元にありませんので、原始的にメーターをビデオ撮影して、コマ送り再生して加速度を記録しました・・・(笑) 比較結果は画像参照下さい。 オートマなので比較的誤差は少ないかと。30コマ/秒ですので、そこそこ行けます。
<測定結果>
さてさて、せっせとコマを数えてグラフにしてみました。ほとんど同じ!かと思いきや、3速に入った辺りから徐々にRacing Beatの方が勝ってるではありませんか!! (こんなん誤差範囲とは言わぬように、一応2度ずつ測定してますが、同じ結果でしたの。) うむむむ。
<ラム圧の考察>
この手の部品はあんまり効果は無いだろう、と思って
色々とやってきたのですが、意外と効果があるのでしょうか。
ラムエア効果!と宣伝されてますが、100km/h時の風圧をエンジンルーム内に普通に取り込む場合、ベルヌーイの定理より、吸気口の面積を限りなく大きく取っても得られる圧力は0.0047kg/cm2であり、これは一般的なターボチャージャーと比べてわずか1%程度の圧力です。ラム圧は通常は速度の2乗に比例しますが、少なくとも低速時は大きな効果は出ない、という計算です。
という事は、加圧して出力を得ているのではなく、単に吸気を助けて抵抗を少なくしているだけか。とりあえずNAでは、吸気脈動を利用した過給などは別として、吸気口のどうこうでは少々頑張っても正圧は得られなさそうです。
<Racing Beat インテークその後>
取り外しました。3度ほどエンジン警告等が点灯しました。外してノーマルに戻したら点かなくなりました。この商品、エンジンに少なくとも何らかの影響は与えておるようです。
ノーマルに戻したら、乾いたすっきりとした音になりました。こっちの方がわしは良いな。うむ。
以上です。長々と申し訳ない。
Posted at 2007/06/10 13:17:41 | |
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