ピト@さきパパ♪（フォレ爺）のブログ一覧

こんばんは。

飲酒運転の記事のコピペです。


自分も、この内容に疑問と怒りを覚えましたので載せさせていただきました。




＜ミナミ暴走３人死傷＞署名１７万人、母の思い届かず

◯◯新聞 2016年11月02日 13時34分

　約１７万人の署名を集め、検察の捜査を突き動かした遺族らの思いは裁判所に届かなかった。大阪・ミナミで３人が死傷した車の暴走事件で、大阪地裁は２日、刑罰の重い危険運転致死傷罪の成立を認めなかった。飲酒運転の車に一瞬にして命を奪われた河本恵果（けいか）さん（当時２４歳）は婚約中だった。判決後に記者会見した母親の友紀さん（４４）は「恵果の命をばかにした判決だ」と悔し涙があふれた。

　「飲酒運転は殺人と同じだ」。被害者参加制度を利用して法廷でこう訴えてきた友紀さんは、判決が言い渡されると目をつぶってうなだれた。危険運転罪の成立を否定した裁判長の言葉をノートに書き留めようとするが、ショックで手は動かなかった。友紀さんは判決後に泣き崩れ、予定された記者会見にもすぐに姿を見せることができなかった。

　友紀さんは事件の１カ月前、恵果さんから婚約者を紹介されたばかりだった。挙式で大好きなヒマワリをあしらったウエディングドレスを着る。歌手を目指していた恵果さんのため、将来は夫婦でステージのある飲食店を切り盛りしたい。恵果さんらはそんな夢を笑って語り合っていた。

　愛娘の未来を奪った容疑者は飲酒運転していたと、警察から聞かされた。しかし、検察は当初、運転時の注意義務を怠った「過失」と判断。危険運転罪の適用を見送り、白坂愛里被告（２６）を起訴した。「証拠がない」という担当検事の説明は納得できなかった。

　「こんな理不尽なことを許してはいけない」。泣くだけの日々を過ごしていた友紀さんを励ましたのは、恵果さんの友人たちだ。危険運転罪への訴因変更を求める署名活動を友人らと始め、大阪・ミナミの街頭で声をからした。京都府亀岡市で集団登校中の児童らが死傷した暴走事故の遺族らによる支援の輪も広がった。

　事件の目撃者を訪ね歩き、捜査資料を何度も読み込んだ。大勢の人の署名に加え、事件の疑問点を連ねた上申書が大阪地検の補充捜査を後押しした。しかし、裁判所は「不注意による事故」と結論付けた。

　友紀さんは「泥酔状態でないと危険運転罪は認めないという判決。これでは無謀な飲酒運転はなくならない。署名などに参加してくれた人たちに申し訳ない」と憤った。