信越国境の鳥甲<とりかぶと>山(信州側)と苗場山(越後側)に挟まれた谷間の中津川流域に位置する秘境「秋山郷」の一番奥にある温泉です。
関越自動車道・六日町ICまたは、上信越自動車道中野ICから国道117号線経由で津南病院入口交差点を曲がってアプローチするのが一般的ですが、志賀高原から志賀秋山林道(全線舗装、冬季は閉鎖)も利用できます。
この切明温泉の位置する「秋山郷」は日本有数の豪雪地帯で、冬は雪で閉ざされてしまうことから、昔ながらの素朴な生活を残し、平家落人伝説を今に伝えるまさに「秘境」の村です。江戸時代の文人、鈴木牧之が「秋山紀行」で紹介したことでも知られます。
その秋山郷の一番奥、魚野川と雑魚川が合流して中津川になる地点が、切明温泉です。
村営の保養センター「雄川閣」でスコップを無料で貸してくれるので、吊橋を渡って対岸の河原に向かいます。
魚野川の河原は、ちょっと掘ると源泉54.7℃の熱い温泉が湧き出すので、スコップ持参で自分だけの湯船を作ることができるのです。
温度は、川の水を上手く引き込んで調整してやります。
基本的に川原は大きな石が積み重なり、その隙間に砂が流れ込んでいる状態なので、湯船を実際に作るのは結構重労働ですが、先客が作った湯船を流用して、身体に馴染むように改良する方法もあります。特に石が多いので、背中やお尻が触れる部分は砂が当たるようにした方がくつろげます♪
泉質は、「カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(低張性弱アルカリ性高温泉)」で、PH値は7.8、無色透明で臭いもほとんどありませんでした。溶解二酸化炭素ガスを含むので身体が温まります。
完成した湯船に寝そべると、目の前のダイナミックな大自然と川の音に加え、大自然に囲まれた開放感にのんびりしてしまう温泉です♪
真冬にも野天風呂目当てに来る人がいるほか、熊・猪・鹿・猿などの動物も入りに来るとか・・・。

注意
津南病院入口交差点から切明温泉にアプローチする国道405号線は、途中、狭く曲がりくねった道が続きます。しかも、ガードレールのないところや路肩の弱い所(下は崖)、落石も多々ありますので、車の運転には細心の注意が必要です。
また、勾配の急な坂があるので、地元の方の話では、積雪期はFR車はまず帰れなくなるとの事でした(実際、オイラの車を見て、営林署の人が「それで来たの?」とビックリしてました)。
○休み 無休(現在は冬季も入浴可能)
○営業時間;良識の範囲で(夜は熊なども出るので危険です)
○入浴料;もちろん無料
○アメニティ:スコップ
○泉質 カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
○泉温 44.7℃
○PH値 7.8
○効能
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、うちみ、関節のこわばり、くじき、冷え症、慢性消化器病、痔疾、病後回復期、切り傷、疲労回復、健康増進、火傷、慢性婦人病、慢性皮膚病、虚弱児童、動脈硬化症 他
○備考 隣接施設の駐車場利用可・混浴だが女性は水着を着用することをお奨めします。
○所在地 長野県下水内郡栄村切明
おんたま的評価 ★★★★★
電話 : 0269-87-3333