
突然ですが、僕は軽自動車が嫌いです。少なくとも今は。
とは言え、初めてのマイカーはアルトワークス
でしたし、他にも素晴らしい軽自動車が沢山有り、田舎のシティコミューターとしての役割の大きさも分かります。
でも軽自動車は嫌いです。
見栄がどうとかはどうでも良いんですが、やっぱり安全性。これに尽きます。
以前は僕も、「サイドエアバッグなんて要らないから軽くして」って思っていたんですが、北海道の事故、一家「5人」を乗せた軽ワゴンが信号無視の暴走車に衝突され、4人が死亡1人が大怪我をした惨事です。
あの話を聞いて以来、安全性に対する考え方が変わりました。
もし、あれが軽ワゴンじゃなくて「ゴルフ」や「アテンザ」などの普通車だったなら、ひょっとしたら他にも誰か助かったんじゃないか。あれだけの事故なので気休め程度かも知れませんが、もし、もう一人でも死なずに済んだのなら・・・そう思ってしまいます。
一部のスポーツタイプを除けば、軽自動車はブレーキの性能も低くタイヤも細いです。
安定性も決して高くはない。
けどそう言った部分は極端な話、ものすごくゆっくり走れば問題になりませんが、この事故の様な突発的な衝突に対しては、結局は車そのものの安全性に賭けるしか有りません。
プジョー208や3代目デミオなどの例外を除き、車はモデルチェンジする度に横幅がデカくなります。
原点回帰で車重1トン切りとか、歴代最もコンパクトなロードスター、とも呼ばれる新型(ND)ロードスター
実は横幅は歴代ロードスター中、最も幅広になっています。
それほどに、車の横幅は側面衝突の際に重要なんだとおもいます。
軽自動車は法律でボディサイズが制限されており、排気量も小さく燃費や車内のスペースも重視されるため、ボディはより薄く、軽く作る必要もあります。そのうえコストも限られていたら、おいそれと超高張力鋼を使ったりも出来ないんじゃないか。
そう思います。
もちろんサイドエアバッグや自動ブレーキの搭載で軽自動車と言えども安全性は年々向上しています。
けれど、軽くて、小さくて、ボディの薄い車が衝突に弱いのは物理的に避けられません。
たかだか年間数万円から数十万円の維持費の安さを求めて、いざという時の安全性が低い車には僕は乗りたくないし、まして誰かを乗せたくありません。もしそれで誰かを死なせてしまった時の後悔や「もし普通車を選んでいれば」という自責に耐える自信が無いからです。
だから、昨今の「ぶつからないから安全」という風潮が、「ぶつかってもまず死なない」という車作りに変わるまでは、僕は軽自動車に乗りたくないし、友達や家族にも絶対に勧めません。
というのが、とりあえず、現時点での結論です。
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車の話 | 日記
Posted at
2015/10/03 23:38:13