トヨタ博物館の英国車たち

オリジナルの三輪モーガン、
恐らく中でもかなり初期のものだと思います。
エンジンやフロントサスペンション周り（これは今の四輪モーガンも同じ形式！）を見ても、
近年の復刻版とは簡素さのレベルがまるで違いますね。
いかにも自分で直せそうな気がします（笑）

タペット、シャフト一体ロッカーアームやバルブステム/スプリングがむき出しの、動かせばオイルが飛び散る「恐ろしげな」外観ですが、近代（７０年代以降）のような小さめのバルブ挟み角から察するに、かなりの高効率の高性能エンジンと思います。
これもむき出しのプッシュロッドが二本平行に配されていることから、ハーレー旧XR系のように、各バンクに吸排気独立したカムシャフトを持つ”４カム”かもしれませんね（英国二輪ではよくある様式です）。機構がよくわかる素晴らしいアングルの写真、ありがとうございます。

恐らくは軽便な移動手段として企画されたのだと思いますが、結果として比類なき個性と高いスポーツ性を持っていたことが同社の進路を決定づけたといえそうですね。

RRシルバーゴースト、確かに我が国の”消防団”車両の見本のようなピンストライプですね！
T型フォードを大きくしたような無骨なスタイルですが、一段高められた、オーナーのための後席が馬車から続く使われ方（御者が運転者へと変化）を表していますね。

デイムラーは英国の王室御用達だったでしょうか。
わが国ではオーナーさんやショップでさえ”ダイムラー”と発音する方もおられて戸惑います。

ジャガー時代も特徴的だったラジエータグリルの波形状は、元来ラジエータの放熱補助、或いは強度を高める（湯たんぽのように）ためだったのでしょうね。

長文失礼しました。

いつも的確なコメントと詳細な解説を、ありがとうございます。解説いただいているお陰で、いろいろと勉強になります。

モーガンはそんなに古いモデルでしたか。貴重なんですね。
エンジン剥き出しなところが、格好いいなと思ってます。

デイムラー・ダブルシックス・
バンデン・プラ

復活して欲しい名前です。