
今週、強い冬型の気圧配置で荒れに荒れていた日本列島。
そんな中、平日休みを利用して約2ヶ月ぶりに丹後半島に出撃してきました。
本来ならもっと期間をあけて、できる限り悪天候は避けて行くのですが、ちょっと気になることがありまして。
というのも、冬の日本海ってどういう感じなの?
今までそんな風景、じっくり眺めたこともなかったなと、一度は見てみたい。
穏やかな時の風景を知っていて、走りなれた比較的近距離な場所となると、やはり丹後半島や但馬海岸辺りかと。
事前に積雪量を調べると、大体15cm~20cmくらい。
レーダーで降雪状況も調べ、雲自体はだいぶバラバラになってきているようなので、除雪さえしてあればさほど問題はないと、とりあえず出発。
午前10時前くらい。
右手に天橋立を見ながら走れる道路沿いの路面状況。
ここは写真の通り平らなのでいたって走りやすい。
けれど太陽光にあたると即効でガタガタ、グシャグシャで走りにくい道だらけに。
国道178号線に出て宮津湾沿いを進みます。
沿岸の道路は海水の飛沫を浴びてかアスファルトに雪がありません。
海の様子はいつもと比べて波が高く、バシャバシャと護岸に波が押し寄せている。
湾内では停泊している船も見える。
伊根の舟屋集落沿いを走り、道の駅 舟屋の里伊根まで走る。
風は強いが思っていたより非常に穏やかな海。
これならあれだけ海に接近して家屋を建てていても問題なさそう。
そして、いつものルートで新井崎漁港を経由します。
ここから海の様子がガラッと変わってきます。
内と外じゃこれだけ違うんだなーと本庄浜海水浴場の前の川の橋を渡りふと右を見ると、打ち寄せる波がおかしい。
遠景で撮るとたいしたことない写真に見えるのが不思議なんですが、ここがこれだけ荒れているなんて予想外でした。海を眺めていて波が恐ろしいなと思ったのはこれが初めてかもしれません。
そして、崖ロード突入の手前にある展望所で。
ここに着いた時は、崖下から尋常でない風が雪を伴って吹き上がっていました。
目の前にあるカーブミラーが激しくボヨンボヨン揺れています。
以前ここから見た風景が一瞬で書き換えられてしまった。
袖志の棚田周辺も荒れに荒れている。
沿岸でできた海水の泡が風にのり、飛沫とともに散らばる。
高波の影響か、集落前の道路には海からあがってきたであろう石もごろごろしている。
泡も散らばっている。
車には非常に良くない。最悪だ。
上の写真は9月の終わりに来たときのもの。
この時も波が高いなーと思っていたけど、ここまで違うのか。
屏風岩の展望所。
この辺りで、「なんなの?この白波は。」と改めて思わされ、往復させられました。
いい区間です。
国道沿いにある展望所から見る風景がいつもと違い、新鮮に見えるから不思議。
そして、立岩へ。
風、波ともにおかしすぎる。
前に来た時とどれだけ違うんだ?と気になっていたけれど、
上の写真は9月の終わりに来た時のもの。
今日は波が高いなと思っていたあの日は一体なんだったのか・・・。
いつもなら写真の右側に浜が見えるはずなのに全くわからない。
天候もめまぐるしく変わる。
そして、網野から夕日ヶ浦まで海岸沿いを走り、小天橋で本日のドライブは終了。
今回、冬の丹後半島を走ってみて思ったことは、おかしいということ。
現実的に起きていることだし、寒気が流れてきたとき、このような状況になるのがこの辺りでは当たり前のことだとすればおかしいのは自分なんでしょうけど。
やっぱり自分の中での想定外っていうものだったんでしょうね。
船屋のある伊根町もあそこだから舟屋が可能なんだと勝手に納得しています。
ここ以外の日本海側は、太平洋側は、瀬戸内側はどんな状況だったのか。
新しい海を見てまた違った視点で海沿いドライブができそうな、楽しみが増えた一日でした。
おしまい