
2015.1.1
道の駅 みやま
降雪予報が出ていた元旦の早朝。
深夜、フロントガラスに霙のあたる音がしており目が覚めます。
明日の朝、積もっているとうれしいなと思い再び寝ます。
しかし、午前5時頃に起床し外を眺めると一切積もっておらず。
外に出てみるも耳が痛くなるほどの寒さではなく、がっつり積もるような気温ではありませんでした。
夜明けまで時間があるので、ハイドラCPでウォーミングアップしながら進みます。
途中から雪が強く降ったり弱く降ったり、「このまま降れば道路に積もるなー。」と思うも強い降りが続きません。
佐賀市では積雪1cmとなっており、私が走った沿線の耕作地でも薄っすらと雪が積もっている場所がありました。
そのような状況の中、柳川市周辺へ。
「この辺りは水路がたくさんあるんだっけ?」と、どこかで得た知識をたよりに走っていると、それっぽい雰囲気があります。
この辺りの平野はとても大きいですし、何か見たことがないものがありそうな予感がしています。
また今度、筑後川沿いを中心に明るい時間帯に走ってみようと思います。
その後は大川市街を抜け、昇開橋のライトアップを眺めながら西へ。
九州に来るのは今回で6回目だと思うのですが、九州の中で一番強く心に残っている場所に久しぶりに行ってみます。
少しでも雪雲が切れて晴れるようなことがあれば、初日の出もここで十分拝むことができるだろうと期待しながら走ります。
久しぶりにやってきました。
ここに来るのは何年ぶりになるかな。
2012年のお盆連休の後の土日辺りに来たと思うのですが。
ここは六角川という川の河口になります。
前に来た時はこんなに船はなかったのですが。
川の中央にこれだけの船が係留されている風景は今まで見たことがなく、なんでこういう状態で船を係留しているのか、どうやってあそこまでいくのか、疑問に思ったものです。
前回よりも川の水位が高いためか、水流が弱く左右に小さく揺れる船がとても印象的でした。
雪雲が所々ちぎれ明るくなったり再び暗くなり雪が舞ったりと、日の出を結局見ることができませんでしたが、雪が降っているこの日に再びここに来ることができことはとてもうれしく思いました。
上の写真のように川を眺めていたのですが、中央にある船の係留の状況が前回来た時と全く一緒だなーと思い、以前撮った写真を見てみるとやっぱりこの位置なんだな。
以前の写真を掲載してみるとこのような感じになります。
今回同様、船の係留場所が同じように見えましたが、もしかしたら適当に川の中に置いているのではなくきっちりMy駐車場があるんでしょうかね。
前回、訪れた時は水位が低い状況でした。
この後、有明海を見てみようとさらに下流へと移動したのですが、遠くまで広がる綺麗な干潟を見ることができ、干潟の泥の上では「あれがムツゴロウ?」っていうような生き物がぴょんぴょん跳ねていたそんな時間帯に訪れていました。
干潮ともなると川の水は海へ力強く流れ、あの日はもっと左右に船が揺れていたように思います。
この緩やかに左カーブを描くこの六角川の風景がとても好きです。
この日は川の中央にそれほど船が係留されておらず、みなさん漁に出ていたんだと思います。
帰りは満潮に合わせて帰ってくるのでしょうかね?
それにしても、ここから何を獲りにいくんでしょうね。
堤防沿いには網や大きなタライが置いてあります。
うーん、この川の中に続くコンクリートの道は一体何に使うの?どこまで続いているんだろう。
あと、この川のこの泥がよかったですね。
足を踏み入れようものならもう動けなさそう感じ。
いくつか川に向って溝ができていますが、その溝にひたすら水が集まってどんどん溝が大きくなっていくのが非常に印象的でした。
それだけ急速に水が引いているということなのか、なんとも不思議な光景でした。
見たままの風景もとても好きな場所ですし、自然環境の変化だったり、それに調和して暮らす人々の生業が「なんかいいもんだなぁ」と強く感じたそんな場所の一つです。
他にもこういった場所がたくさんあるのではないかとドライブする上での楽しみ方を教えてくれた私にとって重要な場所だったと思います。
ここで2時間ほどまったりしたあと、時間があれば2011年の梅雨の時期だったと思いますが、九州で初めての車中泊をし訪れた平戸や生月島の冬の風景でも見に行きたいなと思っていたのですが、今回は所用のためここから帰路につきます。
この辺りは、平戸~唐津間の海沿いをまだ走ったことがないのでいつかセットで楽しむことができればと思います。
ここから高速で真っ直ぐ帰るのはもったいないと思ったので、国道385号線の坂本峠へ行ってみます。
この峠の途中にある道の駅 吉野ヶ里から佐賀の平野を一望します。
晴れていればきっと雲仙岳も見えるんじゃないかな。
雪雲の切れ間に差し込む太陽の光と青空がとても眩しく綺麗でした。
そして、有料道路はいつか走る?として、興味のあった旧道へ。
入口付近はやたらと看板が多いなという印象で、どの角度から見ても全部の看板を一目で見ることのできない配置だったと思います。
そんなに道幅は狭くないだろうと勝手に想像していたのですが、国道にしては狭く、谷の中を真っ直ぐあがっていく急坂もあり、なかなか楽しませてくれる国道でした。
途中から雪が積もっていましたが、タイヤが良く噛む感じの雪質でした。
以前、このくらいの積雪でもっとべちゃべちゃの雪質の時、ツツツツーっと滑ってガードレールに突っ込みそうになったことがあるので、少ないほうが意外に危ないかもしれないと警戒していましたが、そういったこともなく峠の頂上まであがることができました。
私が本日4台目の走行だったようで、どうせなら記念すべき1台目になりたかったです(笑
先へ進もうと車に乗り込むと一台車があがってきます。
そして、停車するなり私に話しかけてきます。
相手:「今から除雪車があがってくるので少しここで待っていて下さい。」
私:「!」
驚きました。
この雪の量でどう除雪するのだと。
待っていると、
除雪うますぎるよと同時に、なるほどこのタイプで除雪するんだなと。
雪の大部分は除雪されているのですが、かえってタイヤで圧雪された部分がよく滑って怖かったのですが(笑
旧道といってもやっぱり国道なんだなと「うーん」と納得したような納得していないような驚き複雑な心境のまま新しく改良された道路を下って行きます。
その後、建物の間を激しく雪舞う福岡市内を通り抜け、
アップルの前では何やら行列が、「初売りかな?やっぱり今日は元旦なのか。」と思いながら、国道3号線をひたすら門司方面へ走ります。
ちょっと門司周辺で寄り道してみたり、その後は関門橋を渡り、国道2号線へ。
国道190号線を経由し、山口県道6号山口宇部線へ。
この辺りに来るとよく晴れていました。
ここから走りながら見る工場の風景がなかなか良かったです。
その後、宇部空港に寄り、大分方面を眺めるとどうも天気が悪いようでだいぶ曇っています。
雪でも降っていたのかな。
晴れている瀬戸内はいいなーと思いながら、再び国道2号線へ。
防府周辺の山はいつも特徴的だなと思いながら、この先のトンネルを越えミラーごしに見た空の雰囲気がとても綺麗でした。
夕日でも見れないかなと国道188号線へ。
けれど、残念ながら光市内を走っている途中に沈んでいきました。
市内を抜け沿岸に沿って走る道路をニコっとしながら走ります。
海の方を眺めると意外に瀬戸内も波が立つんだなぁと路肩に車を停車し海のほうへ。
流れの早い雲、刻々と変化する空の色。
冷たい風が吹き付ける中、長時間眺めていることなどできず、再び走り出します。
少し走ると、防波堤を波が超え反対車線は交通規制の準備が行われていました。空の色だけ見ていればどうってことのない天候なのですが、やはり冬型の影響はこの瀬戸内でもあるところはあるということでしょうか。
岩国で完全に日も暮れ、再び国道2号線へ。
あとは、ひたすら国道2号線を走ります。
雪が道路にあったのは広島から三原の区間と備前から相生までの区間。
薄っすらでしたが、気温は-5℃~-3℃をいったりきたり。
ちょっとでも降雪が強ければすぐ積もってしまいそうな気温ですから、急いで帰る必要もないのでボチボチ行きます。
今宵は京都周辺で大雪だった影響もあってか登坂車線で春日部など関東のナンバーをつけた車にどんどん追い越されていたように思います。
年始から高速道路が通行止めはしんどいよなー、自分ならどこを通って帰るんだろうかと考えてみましたが、どこを通ってもたぶんろくなことはないだろうと時間があれば瀬戸内で遊び高速道路の開通を待ってのんびり帰る。どうしても帰らなければならないとあれば夜間アタックをすることになるんでしょうけど・・・やっぱり諦めて高速道路の開通待ちますかね。
そして1月2日の早朝に無事帰宅するのでした。
おわり