オヤジのクラブマン
472 :774RR :03/10/12 00:37 ID:YCkiQJSD
今年の夏に実家に帰省(約700kmの道のり)し、その帰りに、
愛車のクラブマンで高速に乗ったとき。
行きは下道で行ったので、帰りぐらいは高速で、と思って高速に
乗って約100km/hで走ってました。
すると、いきなりエンジンから異音が。
スピードも突如として遅くなり、これはヤバイと近くのSAに入った。
レッカー業者を呼ぶかと思ったが、まだ走りじ初めてから100kmほどしか過ぎていなく、
あまりにも遠いので、とりあえず近くのバイク屋を探して呼び、来てもらうことに。
そこに来たのは50歳くらいのいかにもバイク屋のオヤジ的なおっさんだった。
「こりゃあ、エンジンがいかれとるな・・・。」
とのオヤジの重たい言葉にバイク初心者のオレはどうしようもない絶望を覚えた。
そして、そのオヤジのバイク屋まで運ぶ道のりの中、
「クラブマンはえぇバイクやろー。燃費もええしなあ。わしもずっと乗っとるよ。」
などとバイクについてオヤジと多少語る。
どうやらオヤジは同じくクラブマンに乗っていることがわかり、なんとなく親近感がわいていた。
バイク屋についてちょっと見てもらったが、エンジンからオイルが徐々に漏れていたみたいで、
最終的にはエンジンオイルが無くなり、エンジンが焼けついたようだった。
そして、修理するにも10から15万くらいはかかるだろうというオヤジの言葉と、
さらに自分の住んでいるところまで運ぶことを考えたら、そのときののオレには
クラブマンを直してもう一度乗るという気合は出てくるはずもなく、廃車にすることに。
廃車にする手続きについて親父と話していると、ちょっと周りを見渡すと、そこにオヤジのクラブマンが。
それはⅠ型のクラブマンだったが、オレのクラブマン(Ⅳ型)とは比べ物にならないほどピカピカで、
自分のクラブマンより走行距離が短いんじゃないかと思うほど丁寧にメンテナンスされ、さらには
多少のカスタムをされ、なんとも表現しがたい良い雰囲気を醸し出していた。
「これはもう乗って20年近くになるな。どんなバイクだってちゃんとメンテナンスすれば
これぐらい乗れるもんだ。」
というオヤジの言葉はオレは感動を覚えるとともに、一年も経たないうちに愛車を廃車にしてしまった
自分がどうしようもなく不甲斐なく感じた。
オヤジさん、すいませんでした。
次のバイクは必ず大事にします・・・。
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今日の一台
京商 フェラーリ F40 ブラック モディファイ
今日仕事で移動中F40に遭遇しました(*'-'*)
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海
Posted at 2013/09/11 19:48:03 | |
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