雪が散らつくと予報があった大晦日の出来事
937 :933 :03/01/08 23:24 ID:bjsyb4C+
去年、最後のお話し。
関東南部でも雪が散らつくと予報があった、去年の大晦日。
ホワイトニューイヤーだが、なんだか知らないが結局、年越しの雪は東京では拝めなかった。
年末年始も関係ない俺は、20時に仕事を終え、いつもどうりに帰路へ着く。
シールド越しに今年も終わったなー、なんて考えながら、いつもどうりに走っていた。
年越しの街には意外や意外、バイクが多かった。
前をけっこうなスピードで走っていたカブを抜く時、
「カラッ・・・カラッカラッカラッ」
それは明らかにチェーンがチェーンボックスに干渉している音。
まぁその時は別に深くも考えず、ちゃんと見れやればな・・
程度に思いゆっくり抜かしていった。
世田谷通りは、40km(メーター読み45km)で走るとうまく信号を
抜けられるようになっていて、とくに上り線の早朝は、輸送トラックなど
みんなキッチリ40kmという、まーダルいのか、いいのかわからん道である。
そのおかげである程度すり抜けても、信号にひっかかり信号待ちをしていたら、
また後ろにさっきのカブが。
相変わらずのチェーンが当たる音。。
気になる気になって仕方ない。。。
しばらく走り、ある交差点での信号待ちもカブは後ろについていた。
・・・・あれ?カブついてきてないな・・・と。
直感的に、次の交差点でUターン。
すると対抗車線にとまり、メーターや下を見ながら、首をかしげるカブ乗りが。
ゆっくり後ろに停まると、こっちを不思議そうにふりむくカブ乗り。
「チェーン切れちゃった?」
「あ、よくわかんないんだけど、急に。エンジンはかかって・・(略」
「ちょっと見てもいいかな?」
「あ、いいですけど。。」
やはり、チェーン切れ。そこで、
「年末年始でこんな時間。バイク屋もやってないし。
明日の朝一、明るい時に俺がチェーンつなぐ応急処置とるからさ。」
「でもバイクは・・・」
「とりあえず、キミのU字ロックと俺のこのロックで、ちょっと道はいったとこに停めとこうか?」
とりあえず、バイクはちょっとした裏路地の川沿いにチェーンでくくりつけ、
彼の家までバイクの後ろに乗せ送った。
初めて会った人間がここまでしてあげるというと、ちょっと不安もあったのだろうか、
彼は小さい声で、「ありがとうございます。あとは、なんとか自分でしてみます。。」と。
とりあえず、その日は携帯アドレスを交換して、帰路に着いた。
(といっても初詣ツーリングにすぐでかけたが。)
元旦の朝、メールでの連絡において、こっちから修理するよ、との提案。(俺ってヒマ人w)
最初は遠慮していたが、こっちがあんな長いとこに停めておくのは・・・
しかも俺のチェーンついてるし・・店に持っていったら、4000円取られるぞ・・・・など、
こじつけ気味に説得した。
昼過ぎ小雪がちらつく中、彼を迎えに行き、その後カブが駐車してあることまで逝き、
応急したあと、彼に「この小窓からチェーンのたるみを見て注意したほうがいい」やらなにやら
得意の能書き垂れをベラベラしゃべり、楽しそうに(?)うなづいてくれている彼。
その後、彼がリードする、約20分間の世田谷通りツーリング。
彼のカブは右折レーンへ、そして自分は直進・・・手を振り「またね」と、そんな元日を過ごした。
3日前、彼の働く石焼ピザ屋に招待された。
小さなチェーン店だそうだが、味はけっこうおいしい。
調理場から出てきてくれた彼は、ピザのチーズのことについてやオリーブオイルの
こだわりについて能書きを垂れてきてくれた。
俺は楽しそうにうなづいた。
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今日の一台
1958 ヒルマンミンクス
「いすゞ」がイギリスのルーツより部品の供給を
受けて生産を始めたクルマです(*'-'*)
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海
Posted at 2013/07/27 20:01:59 | |
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