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海ちゃん@全3巻のブログ一覧

2013年08月23日 イイね!

泥だらけの野菜




泥だらけの野菜



28: 774RR []: 03/05/10 16:39 ID:H5ObQRKS

ガソスタでバイトしてた頃、カブで給油に来るじいちゃんがいた。
じいちゃんは農家の人でいつも泥だらけでクワを肩に担いでた。
一年中物凄く日焼けしてて顔はシワだらけ、年は聞いた事はなかったけど
70歳以上だと思う。
「俺のカブはリッター200k、ガハハ」って言うのが口癖(?)で、
とにかくよくしゃべる人だった。
漏れも話し好きなもんで、給油が終わったあともずっとしゃべってた。
(暇なガソスタだったもんで)

給油来るたびにベラベラ話していたもんだから凄く仲良くなって、アイスとか
ジュースの差し入れをくれるようになった。
それらの差し入れは嬉しかったんだけど、困ったのが畑でとれたジャガイモとか
ネギとか野菜を「ホレ、家で食え」って渡される時。
自炊なんてしてなかったから必要なかったし、何よりも泥だらけの手で渡される
泥だらけの野菜を 汚ねぇな って感じていた。
だからもらった野菜は全部そのまま休憩室にある冷蔵庫に入れておいた。

2年ぐらいそんな日が続いたんだけどそのじいちゃんを見なくなった。
そういえば最近来ないな、なんて思うぐらいで別に気にしてなかったんだけど、
ある日軽トラに乗ったおばちゃんがそのじいちゃんの会員カードを持って給油に来た。

会員カードの名前に気づいて漏れが「最近○○さん見ないけど元気ですか?」って聞いたら
そのおばちゃんが苦笑いしながら「一月前に亡くなりました。」って。
ちょっとショック受けたけどその後も普通にバイトを続けた。
その日の休憩中、冷蔵庫に入ってる芽の伸びたジャガイモ見たら鼻の奥がツーンとなった。

じいちゃんが精魂込めて作った野菜を汚いなんて扱った自分が最低に思えた。
わざわざ俺に渡すためだけにビニール袋に野菜を詰めて持ってきてくれてたんだよなって
思い出して凄く泣けた。
凄く後悔した。
家に持って帰って調理して「野菜おいしかったです、またお願いします。」っていって
あげられなかった事に。
いまだにカブ乗ったじいちゃんみるとあの人を思い出すよ。





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今日の一台



フィアット サヴィオ 600 ユングラ

イタリアのカロツェリア・サヴィオが、フィアット600のエンジンと
フィアット車のコンポーネンツを使って製作した珍車!(*'-'*)


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Posted at 2013/08/23 19:35:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2013年08月22日 イイね!

私にはこれくらいしか出来ないけど



私にはこれくらいしか出来ないけど



10: 774RR []: 03/05/05 21:27 ID:nRsmsEX9
GWに四国に一人旅に行ってきた。
高知から四万十川を回り足摺岬へ。
そろそろ帰りの時間かな、と思い近くの道の駅で休憩していざエンジンを
かけようとしたらキャブからガソリンがダダ漏れ...
やれやれ、と思いつつタンクやら外してキャブのチェック。

春先とはいえ暑いのでTシャツ1枚で作業してたらおねいさんが近づいてきて
ウーロン茶の差し入れをしてもらった。
「私にはこれくらいしか出来ないけど...」と言いながら。

その心遣いが嬉しかった。色々心配してもらったりしたが
キャブの方は何とかなりそうだったのでお礼を言って別れたあと
作業続行。

ようやく直った頃に自分の前にZZRがスッと現れた。
おねいさん、バイク乗りだったのね...



レザーで上下ビシッと決めた旅姿がとても似合ってたな~。
もう一度会ってお礼がしたい。
今回のツーリング一番の嬉しかった思い出です。

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今日の一台



タイガーレーシング

AT車限定免許でも乗れるタイガーレーシング!(*'-'*)


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2013年08月21日 イイね!

気をつけて



気をつけて


932 :774RR :03/05/04 16:16 ID:6b1K1DZq

あれはまだ私が学生で、北海道にロングツーリング行った時です。
開陽台で一回キャンプをはることとなりました。
周りはマスツーリングの団体やら家族連れやらでかなりごった返していました。

まだ明るいころにテントを張り、のんびり周りを散策したり、展望台から写真を撮ったり。
そしていつものごとく5時ころから食事の用意をはじめ、
6時には食べ終わって展望台の脇でまったりしていました。

ようやく日が暮れはじめてきたころ、自分と同じような格好をした青年が
私に話し掛けてきました。
「すいません、このへんでなんか食べ物を売ってる店はないですか」と。

私「とりあえず自分が走ってきた道では近くにはなかったですけど。」
私も開陽台ははじめてで、周辺もあまり知らなかったので、さらに私のテントに戻り、
ツーリングマップルにて再確認.
私「ちょっとなさそうですねえ。」
青年「そうですか…。」
彼は、「やっぱりなあ。」
みたいな顔をして、踵を返そうとした。

そこで、ふだん地元ではまったくやらない、おせっかいが口をついた。
「自分のでよかったら、ちょっとありますんで食べませんか?」
彼はちょっとびっくりした顔をしていた。

そのころの私は、晩御飯で自分の食べる2倍の量を炊き、次の日の朝それを
また暖めなおして食べるという準備をしていたので、後はインスタント味噌汁と
お茶用のお湯を沸かして、鯖缶を開けるだけという簡単な作業だけで一人分くらいの
夕食は準備できた。

彼は最初は遠慮していたが、私のごり押しで結局私の作った(あまり美味くはないであろう)
食事を食べることとなった。

その後、ウィスキーのお湯割を作り、彼と淡々と話をした。
私より2歳年上であること、乗っているのがバンディットであること、
会社の休みを利用したこと、京都からきたこと…。
どうでもいいことばかりだったが、なぜだか至福の時に思えた。
周りでは集団のキャンパー達が騒いでいるなか、
男二人がしんみりとしているのは正直異様な光景ではあったと思うが(w



最後に入れたコーヒーを飲み終わった後、彼は私にお金を渡そうとした。
食事代だということで。
私はそれを頑として拒否した。
ツーリングの金を浮かすために、極力の出費を控えていたが、なんとなくもらえなかった。
彼は自分よりも年上にもかかわらず、平身低頭して自分のテントに戻っていった。

酒の酔いが回ったのか、なんとなくその場で座り込んでいると、ふっと初めてきがついた。
満天の星空に、天の川がかかっていた。

次の日の朝、自分はすばやく撤収を始めた。
昨日バンディットの青年に食べ物をあげてしまったため、早めに出てどこかコンビニで
食料買出しと、朝ご飯を食べるためだ。

開陽台はキャンプ場が高台にあり、駐輪場が階段を降りたところにあるため、
テントや寝袋などの装備をいっぱいに担いでゆっくり階段を降りていった。

そこで昨日の彼が階段を駆けあがってきた。
階段の踊り場のところで朝の挨拶をする。
「昨日はありがとうございました。」
そういって彼は手に持っていたものを私に手渡した。
下の駐輪場で買ってきたと思われる缶コーヒーだった。

「気をつけて。」

私と彼は握手をし、彼は階段を上へ、私は階段を下へと別れていった。

彼とは、連絡先も教え合わなかったため今は全く連絡も取れない。
でも、私にとって階段を駆け上がってきてくれた彼は、
まさに「旅先でであった忘れえぬ人」でした。

あまり抑揚もなく、感動できる話でもなくすいません。
やっぱり最後も、自分に酔ってしまいました(w


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今日の一台



フェラーリ 512BB

スーパーカー・ブーム時に、カウンタックと人気を二分したフェラーリ512BB!(*'-'*)


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Posted at 2013/08/21 20:34:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2013年08月20日 イイね!

何やってんだろう、オレ



何やってんだろう、オレ



905 :774RR :03/05/01 14:16 ID:7nGwYD9V
人間関係に悩み、現実から逃避したくなった漏れは
大学をサボり、目的地の無いツーリングに出た。


気分転換になれば、と思ったけれど、悩みながら、
考え事しながら走り続けても周りの景色なんて覚えてないし
人間不信な漏れには出会いも無かった。
ある駅にバイクを停め、その場に座り込んだ。

「何やってんだろう、折れ」

そう思ったとき、不意にギターの音色が耳に飛び込んできた、
ストリートミュージシャンだ。
漏れと同じくらいの年頃のそいつは歌い出した。



何処までも続く青い空に涙こぼれる時
いつか愛し合った日々にいつか優しかった日々に
振り返るでしょう
止まり木の無い海原に羽根を広げよう
どんな風も越えていくどんな波も越えていく
鳥達の様に
どうして誰も思うまま
生きては行けないのだろう
何も何も恐れずにはしゃぎあってたのに・・
壊さないで放さないで心繋ぐ愛を
壊さないで放さないで心繋ぐ夢を
人は誰も傷つけあい人は誰も憎むために
出会ったんじゃないさ・・・



この歌を聞いたとき人を蔑み、憎んでいたのは自分だったのでは無いかと感じた、
そして漏れはそいつのギターケースに500玉放り込んで再び走り出した。
それからのツーリングは死ぬほど楽しめたのは言うまでもない

後日、家に帰り、その歌の歌詞を検索してみた。

・・・・・・・・

仮面ライダーの歌だった事に軽いショックをうけたw





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今日の一台



トライアンフ・スピットファイア

クールで超カッコいいスピットファイア!(*'-'*)


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2013年08月19日 イイね!

自分のルーツ



自分のルーツ


898 :897 :03/04/30 21:24 ID:GTo5oZXm

ちょうど10年前のGW中の夜のことです。
当時お金もなく彼女もいなかったので、やることもなくただ
バイトに明け暮れていました。
ちょうどその日もバイトから帰ってきてテレビもつまらないので、
昔の卒業アルバムを見ていました。
私は子供の頃から親の都合であちこち転校してばっかりだったため、
自分の通った小学校が10年後の今どうなっているんだろうかと気に
なってしまい初めてのロングツーリングも兼ねて思いきって
行ってみようと、夜の12頃、成増からSRXで出発しました。



目的地は11歳まで住んでた仙台のちょっと先の矢本ってとこで、
予算があまり無いので4号をひたすら北上しました。
あまり天気が良くなくて栃木ぐらいからずっと霧雨でしたが、なんとか16時間かかって、
夕方4時頃無事に目的地に到着しました。
まずは目的の小学校を見にいって、あてにしていた古い旅館に向かいました。
ちょっとたたずまいは変わっていましたが、間違いなくあり、運が良いことに
素泊まりで泊めてくれることになりました。
旅館のおばちゃんに10年ぐらい前に近所に住んでたことや小学校を見にきたことを
話すと笑顔でうんうん聞いてくれて十分旅の目的が達成できた気持ちになり
うれしくなりました。
それから、晩ご飯を買い出しにいって部屋に帰ってくると、部屋にどこかで
見たような私と同年代の男の人と旅館のおばちゃんが座っていました。
誰だ?って思いつつも部屋に入ると「あなた、この人覚えてない?」って
おばちゃんがいうので、よく相手の顔を見ると小学校の頃一緒に遊んだ幼なじみのS君でした。

「あぁぁぁぁぁ!」と思わず声がでてしまい、なぜか涙がどんどんでてしまいました。
それから他の幼なじみの近況を聞いたりいろいろ話をして、夜もふけるころ彼は帰っていきました。
その夜は初めてのロングツーリングの疲れと、自分のルーツを再発見したような不思議な喜びで、
満たされた気持ちでゆっくり寝ることができました。
次の日、バイトの予定も入ってしまっているので、朝早く旅館を発つことにしました。
おばちゃんは用事で出かけているようで、昨日のお礼ができずちょっと心残りでしたが、
その時は帰りの行程のつらさばかり気になってそそくさと出発してしまいました。
帰りは6号経由で無事に8時頃自宅につきました。
シャワーを浴びで帰ってみましたが、晴天に恵まれビールを飲みはじめた時、
旅館のおばちゃんが私の同級生を調べて、わざわざ呼んでくたことに初めて気が付き、
挨拶もちゃんとせず出てきてしまったことを本当に後悔しました。

あれからまたちょうど10年経って、その時のお礼をあさって言いにいこうと思います。
長文失礼しました。


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今日の一台



ポルシェ944

911とは一味違ったポルシェもいいですね(*'-'*)


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Posted at 2013/08/19 20:43:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

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車やバイクのイイ話やちょっと切なくなるお話をヤフーオークションで売られている名車や珍車、廃車や錆車などの車達と合わせて淡々と貼っていくブログです。
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