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海ちゃん@全3巻のブログ一覧

2013年08月07日 イイね!

今年も来年も再来年も




今年も来年も再来年も



281 :774RR :03/02/04 00:32 ID:/I+06a/3
去年の夏の終わりと言ってもまだまだ暑い頃。
バイクで高速を使えば3~4時間で着く地元。
けど地元には10年近く帰っておらずチト家には帰りにくい。
けど、何故そんな事を思ったのか理由はわからないけれども金曜の晩に
「ぶらっと行って見るか~」などと。
朝早く出発し所々で寄り道をしてるうちに県境に。
「久しぶり~」などと思ってコンビニで一休み。
地図を見ながら何処に行こうと考えていたら何となくまた「家に帰りにくい病」
みたいなものが。
しょうがないので地図で見た大きな湖へひとまず行って気分転換などと考え出発。
天気も良く道も空いていて気分もすこぶるよろしい。

そのまましばらく走っていると一台のバイクに追いつきました。
それまで何台のバイクともすれ違い追いつき追い越せでそのバイクも遠目に見た時は
「やっぱ天気も良いし出かけたくなるよ」などと思い徐々に接近。
信号が赤で斜め隣に。
「どんなのに乗ってるのかな~」と見たら見たことのある車体。
同じ車種は本当に山の様に世間に出回っている某大型国産車。



けどこのステッカー。この色。割れまで。??
「へ?」
と、思っている間に信号が青。
そのバイクも発進。自分は焦りのあまり若干の遅れ。
でしばらく走るとまた信号。
再度車体を確認。
「見た事あるどう考えても」と思い止まっている最中に横に並びオーナーを確認。
相手も「何だ?」と言った雰囲気だったので「間違いでも道を聞けばいいや」と
思いバイザーを上げて相手を見ると相手も気が付いたらしく「!」と言った感じ。

親父でした。

見たことのある車体です。
家で毎日の様に見ていたのですから。
10年ぶり位でしょうか。
こんな形で会うとは思ってもいませんでした。

慌てて近くにバイクをお互いに止めヘルメットを取り顔合わせ。
周りに何も無い山と田んぼと畑だらけの県道の路肩で。
一言目がナカナカ出ず、「久しぶり」などと他愛も無く声をかけると「そうだな」と。
二言目が続きません。
もともと無口な父親だけに辛い。
「元気にやってるのか」と次は向こうから。
結局此方からも片言の返事しか返せず。
そんなのが20分近くも続き向こうから「何処に行くんだ?」と言われたので
「○○湖」と答えると「俺も流しに行く所だ」と。
再度バイクに跨り目的地に。
頭に血が上っていたのか目的地の景色なんて頭に残りませんでした。
湖畔で二人で休んで話をしても話の内容が頭に残っていません。

で、「どうするんだ?家に寄るのか?」と。一番キツイ質問。
「・・・・ん・ん」とハッキリ返事ができず。
そのまま父親は何も言わず背を向けてバイクに向かっていったのですが
その背中がすごく小さく見えて「!!」と何とも言えない感情が。
後から考えるとよく「父親の背中が小さく」とか「母親の手が・・」
とか文章で見るのですがホントでした。何か辛い。
すごく大きな存在だったはずだったのですが。
慌てて自分も跨り追いかけました。
そこから約2時間、初めてでした。
親父とツーリング。ひたすら背中追いかけてましたよ。

実家の近くに近づくと見慣れた景色も。
家に着きバイクを停め見慣れたはずの玄関。
母親も「あらあら~」と何となくとぼけた感じのしゃべり方。
変わって無かったです。
こちらは何を言ってよいかわからず「ども・・」と一言。
「晩御飯はどうするの~?」と言われて困っていると父親が「食ってくだろ。どうせ」
と一言言ってくれたおかげで助かったような気がしました。
結局実家に一泊することになったのですが、夕食中も話し掛けてくるのは母親。
父親はそれ程でも無く。「そういえば話をしたのも7~8年ぶりかな?」と考えていました。

翌朝、駐車場に並んでいるバイクを父親が眺めていました。
頭を洗おうと風呂場でシャワーを浴び戻ってくるとまだ眺めていたので
近寄っていくと「おまえも大型乗ってるのか」「どんな所に行ってみたんだ?」としばし会話。
朝食も済ませ帰路にと思い準備をしていた最中に母親が
「あの人も病気で後どの位バイクとか好きな事やってられるのかね」と。
その時は軽く話を流し、準備を済ませ父親は近所に用事で出かけたため挨拶は母親にのみ。
帰りの高速で母親の一言が急に頭の中をめぐり悲しいのかわからない感じが。
目頭が熱くと言うか嗚咽が・・・。
泣いたのなんてココ何年ぶり?と思う位なのですが。
何だか凄くショックでした。

今年こそはこちらから誘ってツーリングに行きたいと思っています。
来年も再来年も誘って行きたいですよ。
まずは実家に電話をかける事からはじめなくては・・・・。


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今日の一台



シティターボⅡ ブルドッグ改

1/1スケールのチョロQだよね(*'-'*)


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2013年08月06日 イイね!

がんばれよ!




がんばれよ!



266 :バラデーロ :03/02/02 13:10 ID:/coD3zcI
バイクじゃなくって、自転車で四国を走っていたときのこと。

長い登り道をひいひい言いながら登っていた。
道を走る車はほとんどない。
そこに、後ろから軽い排気音が近づいてきた。
やがてその排気音が自分を追い抜いていく。
女性ライダーの乗ったXLR80(←渋い!)だった。



彼女は追い抜きざまにグッとサムアップ。
かなりへばっていた自分も手を振って応えた。
それをバックミラーで確認した彼女はさらに大きく手を上げた。

ペダルを踏む足にちょっとだけ力が出てきた。

数年後、バイクで北海道に行った。
その年の北海道の夏はやたらと涼しく、寒いと言ってもいいぐらいだった。
しかも毎日雨続き。
その日も霧雨の中を向かい風を受けながらひたすらまっすぐな道を走り続けていた。

やがて前方に自転車が見えてきた。
遠くから見ても風に押されて苦しそうなのがはっきりとわかる。
自分は少しスピードを落とし、その自転車を追い抜いた。
そして追い抜きざまに「がんばれよ!」とサムアップ。
バックミラーで彼を見ると、風にふらつきながらもサムアップを返してくれた。
とびっきりの笑顔とともに。


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今日の一台


快適フェラーリF40 レプリカ

RX-7ベースのAT、エアコン付き快適フェラーリF40 レプリカ(*'-'*)


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2013年08月05日 イイね!

バイクの師



バイクの師



258 :257 :03/01/31 01:40 ID:WXK+NXQI
家の近くに住んでるおっさんが大型に乗ってた。
小さい頃から知ってはいたものの話をした事はなかったし、
高校生だった俺は当時欲しかった原チャのNS-1や、その他中型くらいの
現実的になんとか手の届くバイクにしか興味なくて特段気にもしてなかった。

そして俺は半年ほどバイトで金を貯めてNS-1を買った。
買って一週間ほど経った頃だろうか、洗車してる時におっさんが話し掛けてきた。
他愛もないバイク話をして別れたが、
最後に「安全運転でな。すり抜けはするなよ?いつか高速に乗れるヤツ買ったら
一緒にツーリング行こう!」と言われたことが、親子ほど歳の離れたヒトに
「仲間」として扱われたような気がして妙に嬉しかった。

その後はおっさんとあまり会うこともなく、
おっさんが週末にバイクで出かける時にふと目が合って挨拶しあうくらいだったが、
それから1年ほど経った頃だったろうか、おっさんは突然逝ってしまった。

死因はバイク事故ではなく、就寝中の心筋梗塞だったそうだ。
数日後に何度目かの北海道ツーリングへの出発を控え、
就寝の直前まで嬉しそうにヘルメットを磨き、持っていくものの準備をしていたという。

数年前に俺も大型を買い、彼と同じように週末はよくツーリングに出かけてる。
結局彼とは数回しか話さなかったし、一緒に走ることもできなかったけれど、
なぜか俺の中でバイクの師のように大きな存在として生きてます。

最初に嬉しそうに「バイク買ったのか?」と話し掛けてきてくれた時のおっさんの顔、忘れません。





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今日の一台



ユーノスロードスター 1600

マツダのCMソングとして書き下ろした奥田民生の『風は西から』が素敵!(*'-'*)





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2013年08月04日 イイね!

北海道の夜




北海道の夜


244 :(2/2) :03/01/30 13:45 ID:IPqL/fws
北海道でキャンプしていたときの事。

周りがファミリーキャンパーしかいなくてやりにくいなと
思っていた所オフ車の兄ちゃんが登場。



共同で飯を作っていると、今度は旅雑誌のライターを
しているお姉さんが現れ、一緒に混ぜて欲しいと言うので
『いいよ』と返事して三人仲良く旅話しながら飯を作っていた。
そうなるとアルコールが欲しくなるのが道理。
お姉さんに車で買出してもらい、帰ってくる頃には飯が
出来ている算段にしていた。
ところが店までは往復30分足らずなのに、二時間以上経っても
帰ってこないので心配になりお兄さんと様子見に行こうかと
話していた頃になってようやくご帰還。
どうしたのかと尋ねようとした時、様子がおかしい事に気づく。
泣いているのだ。
どうしたの?なにがあったの?と聞くと

「・・・さっき、彼に電話したら別れ話されたの・・・」
「「アンタモヵー」」



「「「へ?」」」

この時、私もお兄さんも旅のきっかけが失恋だった事が判明。
ここで互いの失恋話を切々と語り合う事でお互いの傷を舐めあう。
そして幸せそうなファミリーキャンパーに囲まれた中、ヤケ酒宴会突入。

翌日、二日酔いにも関わらず、私の気分は大分良くなっていた。
昨日大泣いていたお姉さんも「○○子のバカヤロー」と叫んでいたお兄さんも
少し元気になったようだ。
そして三人とも別方面へ旅立った。


帰宅後、それぞれから写真と手紙が来た。
お姉さんは次の恋を見つけたそうだし、お兄さんも声かけようと思っている相手が出来たとの事。
良かった良かったと思いつつも、私にはまだ相手が見つからないので、ちょっと悔しかったりする。


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今日の一台



ベレット 1600GTR

日本で初めてGTを名乗った市販車はこのベレGです!(*'-'*)


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2013年08月03日 イイね!

コワモテのあんちゃん




コワモテのあんちゃん




205 :203 :03/01/26 16:58 ID:DhZHGN87

バイクに乗る前、大学に入って上京した年のこと。
年末、高校時代の同級生と新宿で飲んで(浪人したんで20歳だったよ。)
終電を逃してしまい、とぼとぼと歩くことにした。
当時は府中に住んでいたんだが、「口臭街道」という看板を見て
「ウチのそばにもあったな、この道。ってことはずっと歩けば着くんだ」と
田舎モン&若さゆえの論理で納得し、テクテクテク...
しかし、酔いが醒め始めると結構寒いし、ハラが減ったので、わずか2kmほど
歩いた笹塚あたりでとりあえずラーメン屋へ。
中にはコワモテの革ジャン&チャップスのあんちゃんがカウンターに座っていた。
小さな店だったので、ちょっとあんちゃんから距離を取るように座り(ハイ、怖かったんで)
ラーメンを店のオヤジに注文。
出てきたラーメン食いながら、「口臭街道って、歩いていけば府中に着きますよね?」
とオヤジに尋ねると、「確かに着くけど...結構あるぞ、そりゃ。」と呆れられた。
「まぁ、大丈夫ッスよ。」と内心に生じた不安を打ち消して笑い、食い終わって
店を出た。

店を出てみると、一足先に出たはずのあんちゃんが、立っていた。
一瞬ドキッとして、「俺、なんか悪いことした?」と思ったが、
心当たりは無かったので足早に立ち去ろうとした。
が、後ろからあんちゃんが「おい」と声をかけてきた。
おそるおそる振り向くと
「...ここから府中まではかなりあるぞ。乗せてやるからヘルメットかぶれよ。」
と半帽を渡された。
有無を言わせぬ口調に、「あ、ありがとうございます...」とへどもど
しながら従ってしまう。
で、深夜の野郎タンデムとなったわけですが、当然バイクなんて乗ったこと
無いので、最初はしがみついて「くっつくなよ。シーシーバー付いてるだろ?」
(あんちゃんのマシンは国産大型アメリカンでした。でもシーシーバーなんて
知りません。「背もたれ」と言い直してもらってやっと理解。)とか、
「ブレーキかけたら足を踏ん張れよ。」<<停車の度に前に動いて
ヘルメットをゴツンとやってしまった。
と低い声でつぶやくように言われ(怒っている様子は無いが、ぶっきらぼうな
口調なのでこちらは怖くて仕方が無い)、ドキドキしながら乗っていました。



しかし、さすがに暫く走っていると慣れてきて、生まれて初めてバイクに
乗っていることの楽しさが感じられてきました。交差点の度にあんちゃんに
話しかけてみました。
「カッコいいバイクっすね。」
『カッコよくねぇよ。ハーレー買いたかったんだけど、ハーレーなら○○と
決めてたから手がでなくってよ。仕方なくコレだ。』(○○覚えていない)
「(...話が続かない...)あの、送って貰って良かったんですか?
家、こちらの方なんですか?」
『シャクジイだから大したことねぇよ。俺が好きで送ってやってんだから
気にすんじゃねぇ』

あんちゃんの口調は、僕が想像していた通りの「バイカーは怖い」という
イメージを強化し続ける一方、言っていることは親切な基調があるので
僕の困惑は高まりました。
とかやっているウチに府中着。駅で降ろして貰って、ありがとうございました、
と言うと、「ヘルメット、カノジョ用だからよ。香水くさかったか?すまんな。」
とだけ言い残して、勢いよく去っていきました。御礼に何か...とも上手く
言い出せないまま、為すすべもなく見送るしかありませんでした。

その後、なぜか3年経ったころにはすっかりバイクにはまっている僕がおりまして。
そのころになって、府中~石神井、というのが決して近い場所では無い
(地図的にはそれほどでは無くても、道路的に非常に行きにくい)ことを知り、
やっとあのあんちゃんの心遣いがステキなものだったんだと理解しました。


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今日の一台



ナローポルシェ

73カレラRS仕様のナローポルシェ!(*'-'*)


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Posted at 2013/08/03 19:59:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

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車やバイクのイイ話やちょっと切なくなるお話をヤフーオークションで売られている名車や珍車、廃車や錆車などの車達と合わせて淡々と貼っていくブログです。
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