なつかしのCD

当時、思いっきり有名なCDだったから、このジャケットを見ただけでお分かりの向きもあるかも？発売は1988年だから、もう20年も前のことになる。

久しぶりにこのCDを引っ張り出して、いま聞いている。数々の映画音楽を手がけたJ・ウィリアムズがボストンポップス交響楽団の指揮者をやっていた時に収録されたもの。

内容は、実に豪華絢爛。

・1984年ロサンゼルスオリンピックのテーマ
・E.T,のテーマ
・スーパーマン
・レイダース(失われたアーク)
・ジョーズ
・スターウォーズ(メインテーマほか3曲)

などなど15曲、72分半たっぷりのお楽しみ。

ハリウッド映画を中心に、誰でも知っているなじみ深いものばかりの選曲で、ディジタル録音による透明感ある音質と相まって、大ヒットを飛ばしたアルバムである。

今でも、その楽しい雰囲気は全く色あせることなく、ワクワクしながら映画を見ていた頃を思い出す。

記憶によれば、追加生産したものは国内プレス盤もあったようだが、ほとんどは「西ドイツ」のフィリップスがプレスした輸入盤だった。当時のフィリップス製に独特なディスク全面にアルミ蒸着がされている薄手のディスクも、今となっては新鮮な感じ。

ディジタルオーディオプレーヤはどんどん小さくなっているご時世だが、その昔、日本コロムビアの技術者が顕微鏡を見ながらテープを切り貼りして編集していた世界初の「PCMディジタル録音機」の存在を忘れる訳にはいかない。

レーザーディスクやCDなどの世界にあこがれて電気の技術者を目指した私は今や・・・？！