久々の更新となります。 
さてさて今回のお題についてですが、 
先日の楽天優勝セールでついついポチッってしまったアイテム達を消費すべく 
デッドニングを行っていたのですが、そこでの疑問についてです。 
(素人なので間違っている部分があるかも知れません)
多くの諸先輩方が行っているデッドニング 
調べてみるとそこで用いられる材料のうち、二分化されている物があります。 
それは「制振材」 
高級素材?としてはレアルシルト(REAL CHILD) 
 
 
廉価素材としてはレジェトレックス 
 
 
一体どう違う違うのか? 
車弄り初心者故に(?)疑問が沸いたので軽く考察してみました。 
まず比較する物のサイズ・価格等は私の入手時データを用いました。 
  レアルシルト   ・・・ サイズ(300mm×400mm)  単価(\1,143) 
  レジェトレックス  ・・・ サイズ(1000mm×500mm) 単価(¥1,470) 
前提として(聞きかじり情報を元に)・・・ 
・レジェトレックスは施工対象の7割に施工で効果発揮 
・レアルシルトは施工対象の3割に施工で効果発揮 
前提の数値より計算すると・・・ 
・レジェトレックスは貼付面積の各辺の1.2倍弱までがカバー範囲 
・レアルシルトは貼付面積の各辺の1.8倍までがカバー範囲 
と言う事は、10cm四方の物を一枚貼り付けた場合・・・ 
・レジェトレックスは12cm四方弱(面積:約140cm2)をカバー
・レアルシルトは18cm四方(面積:約325cm2)をカバー
制振面積当たりの単価を計算すると・・・
・レジェトレックスは100cm×50cm(5000cm2)で¥1,470(購入時)
 →制振面積は1.42倍(第三位切り捨て)なので7140cm2
   ⇒制振面積100cm2当たり約¥21
・レアルシルトは30cm×40cm(1200cm2)で¥1,143
 →制振面積は3.33倍(第三位切り捨て)なので3996cm2
   ⇒制振面積100cm2当たり約¥29
制振面積当たりでの単価差は1.5倍弱である事が判明しました。
もっとわかりやすい数字にしてみましょう。
プリウスのドア4枚のアウターパネルのみに施工したとしましょう。
(フロント:108cm×70cm、リア:108かける74cm と仮定)
制振面積は   (7560+7992)×2=31104cm2
・レジェトレックスの場合 ・・・ 31,104×(21/100)=約¥6,532
・レアルシルトの場合   ・・・ 31,104×(29/100)=約¥9,020
4枚(アウターパネルのみの場合)で約¥2,500の差が出ました。
それぞれ効果(制振)が同じだとすると・・・
レジェトレックスの
 長所 ・・・ レアルシルトに比べて費用が2/3で済む
 短所 ・・・ 重量増加による各デメリット
        施工する時に加熱、強圧着が前提
        フチからブチルゴムがはみ出るので、場合によっては
              処理(アルミテープで覆う等)が必要
        カット時にささくれる事がある
レアルシルトの
 長所 ・・・ 重量増加を比較的抑える事ができる
        施工時に常温でも可能
        弾力があるのではみ出しが無い
        曲線でも綺麗にカット可能
        (個人的に)表面が青くて綺麗w
 短所 ・・・ 費用が1.5倍
要するに、レアルシルトの方が作業性が良くてあまり重くならないが、
費用がかかるって事ですね(・ω・)
インナーパネルがアウターパネルの8割の面積と仮定すると・・・
施工対象面積:約56000cm2
レジェトレックスによる総制振施工費用 ・・・ ¥11,760
レアルシルトによる総制振施工費用   ・・・ ¥16,240
ドア4枚の制振で約¥5,000の差額ですね
作業時間がトータルでどれほど変わるのかは分かりませんが、
作業時間&作業性を取るか、5千円を取るか・・・・
今回の考察が今後の参考になれば嬉しいです。
あ、最後にオマケの参考としてプリウスのドアに施工する時の必要量ですが・・・
・レアルシルト(300mm×400mm)で施工する場合
    フロントドアはアウターパネルで2枚(30cm×6cm余り)、インナーで1枚と30cm×21cm
    リアドアはアウターパネルで2枚、インナーで1枚と30cm×24cm
・レジェトレックス(1000mm×500mm)で施工する場合
    フロントドアはアウターパネルで1枚と50cm×7cm、インナーで50cm×86cm
    リアドアはアウターパネルで1枚と50cm×13cm、インナーで50cm×91cm
上記が最小必要量となりますので、最初にあらかじめ切り出しておき、
そこから貼り付ける事で重量の増加を最小限に抑える事ができ、
余りをスピーカー周辺等の補強に使用すると、無駄の少ない施工ができると思います。