9月21日に、岡山国際サーキットで行われた2輪の地方選のレポートです。
この日は、前夜からの雨で、朝から路面はウェット。
空も一面厚い雲に覆われていました。
天気の回復はないようで、時々雨が降るとの予想でした。
とりあえず、予選が始まった時は、雨は降っておらず、この状態が少しでも長く続けばという感じでした。
この日の開催クラスは、GP-MONO&S8、地方選ST600、OPEN、GP125、ウエストチャレンジST600、ウエストチャレンジJSB1000、SP-R&N250の7クラス。
10月4、5日に行われる全日本ロードレースと同じクラスが設定されており、全日本へ向けてのオフィシャルとしての最終確認も兼ねているようなクラス設定でしたね。
8時から各クラス10分間の予選が行われました。
ウェット路面では、大きな事故は少ないのですが、どうしても転倒数は多くなってしまいます。
その為、オフィシャルは大忙しになります・・・。
予選では、みなさん慎重に走行しているのか、転倒はそれほど多くはなかったと思います。
路面も、徐々に乾きつつありました。
この感じでいけば、決勝はドライ路面になるかもと思うくらいでした。
が、予選が終わった頃から、ついに雨がポツポツと・・・。
乾きつつあった路面も、ウェット路面に逆戻り。
空には、黒く厚い雲が広がり、時々、雷も・・・。
決勝は、10時35分から、GP-MONO&S8で始まり、午前中に地方選ST600があり、残りは午後からの予定でした。
まずは、GP-MONO&S8。
10時25分に、ピット出口がオープンになり、サイティングラップが始まり、各車コースインしていきます。
全車がグリッドについて、選手紹介などが行われていきます。
10時30分に、スタート5分前ボードが、サーキットクィーンによって提示されました。
雨の中だと、サーキットクィーンも可哀そう・・・。
3分前、1分前とボード提示が行われていき、全車がエンジンスタート。
30秒前ボードが提示され、10時35分に、アドバンタワーでグリーンフラッグが振られると、1周のウォーミングアップラップが始まりました。
全車が再びグリッドに戻ってくると、グリッドの後方でグリーンフラッグが振られ、前方の赤旗を持ったオフィシャルが退きます。
一斉にエキゾーストノートが高まり、緊張度が上がりって行きます。
スタートシグナルに青ランプが点灯し、2~5秒の間で消灯となり、レーススタートとなりました。
19台で10周のレースです。
全車、1コーナーまで綺麗に走行していきました。
序盤に、数台の転倒もありましたが、大きな事故もなく、比較的スムーズにレースは周回していきました。
3台によるトップ争いがレース後半まで続いていましたが、8周目にトップのライダーが痛恨の転倒で、戦線離脱。
2台によるトップ争いは、ちょっとだけ離れてのチェッカーとなりました。
続いて、地方選ST600。
今回、最も多いエントリーのあったクラスであり、最も危険な香りのするレースでもありました。
34台で
10周のレースです。
緊張のスタートは、全車綺麗にスタートとし、1コーナーも転倒なく、ホッとした直後に、モスエスで1台が転倒した模様。
予選10番手のライダーが転倒したようで、マシンは大破し、コース上にはオイルが出てしまった模様。
ということで、赤旗の指示が管制からあり、レースは中断となりました。
コース上のオイル処理などで、約20分ほどの遅れが出てしまいました。
2周減算の8周でのレースとして、サイティングラップからスケジュールが再開されました。
全車がグリッドについた所で、雨が激しくなってきました。
このままレースを始めることは危険ということで、スタート進行を一時中断して、グリッドに付いたライダーたちは、ピットに戻されました。
雷も激しくなり、オフィシャルも安全な場所に避難・・・。
約1時間ほどレーススケジュールを遅らせるということで、ここでお昼休憩となりました。
最終的には、40分ほどの中断で、雨はほぼ止み、再開となりました。
しかし、あれだけの雨は、そんなに経験ありませんね~。
前がまともに見れませんでしたからね。
レース中でなかったのが、幸いだったと思います・・・。
遅れた進行は、そのままの周回数では日没までに終わらせることができませんので、残りのクラスの全てで周回数減算して行われることになりました。
10周のレースが7周、12周のレースが8周、15周のレースが10周となりました。
地方選ST600ですが、7周でのレースとなりました。
スタート直後から、隊列が長くなっていき、バトルらしいバトルがないまま周回数を重ねていきました。
トップは3台で争われていましたが、徐々にトップの1台が後続を引き離していきました。
結局、8秒ちょっとの差で余裕のトップチェッカーとないました。
OPENは、12台で7周のレースでした。
トップが2位以下を引き離していく序盤。
2、3位は、接近戦のバトル勃発。
このクラスの面白いのは、1000ccと600ccのスーパースポーツと呼ばれるバイクが中心なのですが、圧倒的に1000ccが速いわけではなく、ストレートでは1000cc、コーナリングでは600ccという感じで、結構に抜きつ抜かれつの展開になるんですよね。
トップは、3秒ほどの差を付けてのチェッカーとなりました。
GP125は、23台で7周のレース。
ウエストチャレンジと地方選の混走となります。
エントリー台数は、本日の2番目に多いクラスで、車体が軽い分、転倒もしやすいクラスです。
最年少は12歳と、10代ライダーが多いのも特徴です。中学生くらいだと体の軽さが武器になりますしね。
レースは、序盤からGP125らしい抜きつ抜かれつの団子状態バトルでした。
トップ争いも2台が、順位を入れ替えながらバトルをしていました。
どっちが勝つのかチェッカーまで分からない展開でしたが、2位のライダーが、ファイナルラップの最終コーナーで若干のミスがあり、勝負あり・・・。
ウエストチャレンジST600は、11台で8周のレース。
下のクラスの地方選、上のクラスの全日本では、エントリー台数が多いのですが、何故か真ん中のこのクラスだけは少ないんですよね・・・。
レース前から、雨が強くなってきました。
トップが2位以下を引き離していく展開でしたが、2位以下は大混戦でした。
レース後半は、混戦を抜け出した2位のライダーがトップを猛追しましたが、周回数が減算されていることもあり、3秒弱差でチェッカーとなりました。
ウエストチャレンジJSB1000は、15台で10周のレース。
このクラスは、地方選はなく、ウエストチャレンジと全日本でしか行われていません。
レースは、序盤、トップ4台が接近戦となりました。
4周目にトップが入れ替わり、ここからレースが動き始めます。
トップが2位以下を引き離していましたが、2位のライダーがトップに迫っていきます。
そして、ついに8周目に入れ替わり、5秒の差を付けての圧勝でした。
そして、最後にSP-R&N250で、12台で7周のレース。
序盤、トップグループで転倒が相次ぎ、大きく順位が変わっていきました。
トップと2位がちょっと離れて、2位と3位もちょっと離れた後の、3位争いが激化していました。
2秒ちょっとの間に5台が通過する激戦でした。
逆に、接触転倒がないかヒヤヒヤものでした。
雨でバタバタした一日でしたが、何とか終わることができました。
全日本の間近に迫りました。
気合いを入れなおして、頑張らないと!!
今回は、ちょっとレポートが簡潔だったと思いますが、バタバタしてしまい、メモを思うように取れていませんでした・・・。
こんな拙いレポートでも、楽しみにしてくれる人が意外と多いんですよね。
ありがたいことです・・・。