もう10日も前のことになってしまいましたが、10月12日に岡山国際サーキットで行われた4輪の地方選のレポートです。
この日は、7カテゴリーが行われる過密スケジュール!!
予選も、7時45分から始まり、最後の決勝レースが17時前に終わるという、遅れでもあったら、日没までに終わらないかも!?という予定でした。
しかも、AE86、マーチ、ロードスターなど、クラッシュ率の高いカテゴリーも多く、スムーズに進行できるのか朝から不安でした・・・。
天気は、朝はやや肌寒いと感じましたが、暑い一日でした。
そして、WTCC前の最後のレースとなり、WTCCを少しだけ意識しての一日となりました。
予選は、AE86、S-FJ&FJ1600、マーチ西日本、シビック西日本、F4、ロードスター、ポルシェの順番で、7時45分から各15分間&インターバル10分間で行われました。
岡山国際のローカルルールとして、エントリー台数が20台を超えている場合は、コースイン時の後方車両がタイムアタックをする時間が短くなってしまうので、1分前からコースインが始まるサービスタイムが導入されています。
今回は、マーチとロードスターで適用されました。
予選は、ほぼ何事もなくスムーズに終わりました。
F4には、スポットという形だと思われますが、関東では有名な女性ドライバーである「神子島みか選手」がエントリーしていました。
予選の序盤では、2番手のタイムを計測していましたが、後半にタイムアップしていく他の車両に追い越されていき、13台中10番手に終わりました。
今回が今年の最終戦となるカテゴリーもあり、年間チャンピオンが決まるということもあり、荒れた展開も予想されましたので、とりあえず予選が無事に終わって、ホッとしています。
決勝は、午前中にAE86、S-FJ&FJ1600が行われました。
10時45分から、AE86のコースインが始まり、スタート進行が開始となりました。
1台が修理作業が間に合わないために、グリッドへの整列はできない模様で、どうならピットスタートとなりそうです。
10時50分に、決勝レーススタート5分前となり、サーキットクィーンにより5分前ボードが提示されました。
その後、3分前、1分前と提示されて、ここで、全車がエンジンを掛けます。
30秒前が提示された後、10時55分にアドバンタワーでグリーンフラッグが振られて、1周のフォーメイションラップが始まりました。
全車が再びグリッドに整列して、後方のオフィシャルが、グリッド整列OKのグリーンフラッグを振ると、アドバンタワーではスタート5秒前のボードが提示され、エンジン音が一段と大きくなり、ボルテージも上がります。
スタートシグナルに赤ランプが点灯後、消灯して10周のレースが始まりました。
ちょっと寂しい14台によるレースです。
ピットスタートの1台もギリギリ間に合って、コースインしていきました。
綺麗なスタートで、1コーナーもクリアしてホッとして、レースの行方を見守っていましたが、1周目のパイパーコーナー出口で接触による多重クラッシュが発生し、セーフティカーが導入となりました。
クラッシュして停止しているのは、どうやら3台の模様。
クラッシュしたマシンの撤去とコース清掃が速やかに行われ、4周目にレースは再スタートとなりました。
レースは、トップ2台がバトル状態。
しかし、6周目にトップのマシンがホブスコーナーで痛恨のスピン!!
これで、トップから最後尾へ・・・。
4台でバトルをしていたのが、7番手グループ。
こちらは、最後まで目の離せない展開でした。
トップは、2位にわずか0.4秒差で逃げ切り、チェッカーを受けました。
続いて、S-FJ&FJ1600。
FJ1600は、今年は台数が集まらずに不成立ばかりでしたが、何故か今回は7台ものエントリーがあり、今年初のFJ1600のレースが行われました。
S-FJとの混走で、14台での決勝レースが、12周で行われました。
こちらは、序盤はトップ2台によるバトルとなりましたが、レース後半はトップがジリジリと引き離していき、そのままチェッカーとなりました。
昨年は、S-FJとFJ1600のタイム差はそれほどでもなかったように思いましたが、今回はベストタイムで3秒のも差があり、S-FJの熟成が進んでいることがよく分かりました。
ここで、お昼休みです。
AE86のSC導入で、レース時間が長くなったので、タイスケが遅れていたので、その分、お昼時間も短くなってしまいました。
ということで、午後のレースは、マーチ、シビック、F4、ロードスター、ポルシェの順で行われました。
マーチは、西日本シリーズの最終戦でした。
24台で10周のレースです。
このマーチですが、見た目はまんま公道を走行しているマーチです。
が、レース専用車として改造されており、岡山国際サーキットを1分58秒台で周回します。
マシンの性能差が少ないので、いつも接近戦になり、クラッシュ率も高いカテゴリーでもあります。
スタートは綺麗で、全車が1コーナーをパスしていきましたが、その後の緩いS字であるモスSで、多重クラッシュが発生し、4台がストップ。
こちらもすぐさま、SC導入となりました。
5周目に再スタートとなりましたが、トップ集団は5台!!
5台がテールトゥノーズ状態で走行していきます。
しかし、周回数が進むにつれて、3番手以降が徐々に離されていきました。
最後は2台の一騎打ちとなり、どちらが勝つのかという状況になりました。
結局、0.4秒差でのチェッカーとなりました。
これで、今年のマーチレースは終わりです。
11月に富士で、東日本と西日本の上位が集まり、チャンピオン戦が行われ、マーチレース日本一を決めるレースが行われます!!
しかし、そんなマーチレースですが、残念なことに来年いっぱいで終わることが日産から発表されています。
84年に始まったマーチカップですが、25年で幕を閉じることになるのは非常に残念です・・・。
続いて、シビックです。
西日本シリーズですが、台数はめちゃくちゃ寂しい8台・・・。
やはり、マシンが高価なだけに、新しくエントリーする人は少ないようですね。
ワンダーシビックやグランドシビックでの頃が懐かしいです。
8台で12周のレースでしたが、序盤は1、2位の争いと、3、4位の争いになり、見所のある展開でした。
が、中盤以降は、トップは独走状態となり、2位に7秒も大差でトップチェッカーを受けました。
シビックは、WTCCのサポートレースとして、チャンピオン戦が行われます。
2レース制となるようで、こちらも楽しみの一つです。
続いて、F4。
13台で15周のレースです。
スタート直後の1コーナーで1台が単独スピン!!
それを避けるために、2台がコースアウトして、そのままリタイヤに。
その1台が神子島みか選手でした・・・。
スタートでは1台がジャンプスタートしていて、ドライブスルーペナルティが出ました。
レース展開は、トップ2台がバトルとなりました。
トップは、広島県出身で、岡山国際サーキットのカートレースから、F4までステップアップしてきた松本選手。
年間チャンピオンも決まる重要なこのレースで、見事逃げ切りトップチェッカー!!
さて、F3へのステップアップはなるのか、今後の行方が気になる選手です。
続いて、ロードスター。
こちらもクラッシュ率の高いカテゴリーなので、レース展開をとっても気にしていました。
23台による10周のレースです。
序盤は、トップ6台が集団で走行を続けました。
どこまでこの集団が続くのか気になりましたが、レース終盤には、2~4位のバトルが熱くなり、トップだけが離れていきました。
2、3位のマシンは、トップを猛追したいものバトルが続いており、2位に1.6秒差でトップチェッカーを受けました。
2、3位の差は、たった0.3秒でした。
こちらのカテゴリーも長い年数行われていますが、人気の高いカテゴリーですね。
やっと最後になりましたが、ポルシェです。
エントリーは、寂しい7台。
12周のレースです。
台数が少ないので、淡々と終わると予想していましたが、序盤からトップ2台が激しいトップ争いをしていました。
そこに3位のマシンが追い付いてきて、3台でのバトルが勃発!!
盛り上がりを見せ始めた6周目のホブスコーナーで、トップが入れ替わり!!
熾烈なトップ争いがレース後半まで続きました。
11周目のヘアピンコーナーで、再度トップが入れ替わり、このままチェッカーかと思われたのですが、ファイナルラップのホブスコーナー立ち上がりで、トップの2台が交錯して接触!!
1台はスピンして、再スタートしましたが、順位を落としてしまいました。
ちょっと後味の悪い終わり方でしたが、ペナルティなどはなく、接触はレースアクシデントということでした。
次のレースは、いよいとWTCCです。
もう今週末なんですよねぇ~。
金曜日は天気が悪そうですが、土曜日、日曜日は快晴となりそう。
熱い熱いバトルを期待したいですね!!