
前に投降した「
危ないトルクレンチ ( ゚Д゚)」の続き
危ないトルクレンチになった原因 は、タイトル画像「
ココ」下の方を、
いじった から
ていうか、そうなってしまった
「ココ」は、トルクレンチを校正するときに いじるもので、やたらにいじると狂ってしまう
1.いじった経緯
ホイールナット締め付けのとき、トルクレンチの
グリップとナット両方を握っていた ので、
トルクレンチのナット(下記画像赤○)が緩んでしまった
良くない使い方 ✖
都度 緩んだナットをテキトウに締めていたので、締め付けトルクもどんどん狂って行った
なので、
グリップを握って使うのが正しい
良い使い方 ○
2.このナット 何するもの・・・
トルクレンチの
目盛り位置調整ネジを固定 しているもの
因みに、目盛り位置調整ネジは円筒形で、グリップの内側にネジ込まれている
右に回すと、目盛り位置より締め付けトルクが強くなる
左に回すと、目盛り位置より締め付けトルクが弱くなる
グラフにすると、こんなイメージか

(単位はMn)
3.直してみた
今回、新調したトルクレンチは、かたちが全く同じもの
販売会社は異なりグリップの色も違いますが・・・
左が新調したもの、右が危ないトルクレンチ

(左)スエカゲツール SA40TR、(右)エマーソン EM-29
トルクレンチの目盛り位置調整ネジを、新調したものと同じ位置に してみた
新調のトルクレンチは、
最低の目盛り値28Nmから更に19目盛り緩めたところでバネへの締め付けが解放 される
危ないトルクレンチも同じになるように調整
4.直ったか?確認
新調したトルクレンチは、42・126・210Nmで確認した校正証明書が付いているので・・・
新調したトルクレンチで 42・126Nm で締めたナットを
直したトルクレンチでも、同じトルク値にして締めたとき、
増し締めなしにカチッするか確認した
また、その逆で・・・
直したトルクレンチで、42・126Nmで締めたナットを
新調したトルクレンチでも、同じトルク値にして締めたとき、
増し締めなしにカチッするか確認した
210Nm の確認はパス
白デミ君のナットを締めたらボルトが折れそうなので・・・
5.タイトル画像「ココ」
上の方 は何?
このバネ式のトルククレンチは、
締め付けトルクが強くなるにつれ、トルクレンチの目盛と実際値のトルクに開きが出てくる とのこと
グラフにすると、こんなイメージか

(単位はMn)
なので、タイトル画像の
「ココ」上の方で調整 するようです
6.使用上の注意
①緩め使用厳禁
切り替えレバーにより緩めも使えるが、校正が狂うことがあるようです
非常時(出先で工具の持ち合わせが無いなど・・・)以外は緩め使用厳禁
②トルク設定あとは、グリップ側底部のストッパーでロック
➂落下、衝撃に注意
校正が狂う
④使用後は、最低目盛にセット
⑤最大目盛りを超えてあるいは最低目盛りより下にグリップを回さない
最低目盛りより下にグリップを回すと、ストッパーの抜け防止ネジが緩みストッパーが抜ける可能性あり
(危ないトルクレンチはストッパーが抜けた)
⑥グリップ側底部のナットに触れない
(危ないトルクレンチの原因コレ)
⑦本体の分解・ご自分での修理は絶対しない
(
やっちゃいました (^Q^)/)
以前、みん友さんから、使用後どうしてる?って聞かれたとき、
「グリップをバネへの締め付けが解放されるまで緩めている」と
答えたような気がします
みん友さんのトルクレンチ大丈夫かな?
ご覧いただき、ありかとうございました
では (^_^)y-~~~
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Posted at
2021/12/31 13:07:42