今日から86オーナー(^Q^)/ 秋名コース (5) の続き
頭文字Dの聖地・群馬の峠を三日間走ってみたときのロードインプレッションです
クルマへの乗り降りから峠走り、マイカーであるDJデミオに戻ってから感じたことを記載します
■クルマへ乗り降り
シートポジションが低いので、注意しないと腰を痛めそうです
降りるときにシートを後ろに ずらしておかないと、乗り込みにくいです
■運転席
天井も目線の位置も すごく低いです
シートは硬めでバケットになっており体がホールドされます
長時間乗っていても、あまり疲れませんでした
後方視界は、バックモニターか付いていたので全く問題なしです
が、付いてなければ絶望的です
一般公道を走るのであれば、バックモニターは必需品ですね
■エンジン始動
エンジンはクラッチ踏みながらエンジンスイッチを押すとスムーズに始動します
セルが回転する音(キュルキュル・・・)とエンジン始動後の音(ゴゴゴ・・・)は運転席に良く伝わりワクワクします
■サイドブレーキ
異様に大きく長く感じました
停車時は勿論のこと、坂道発進、ドリフトやスピンターンなどのスポーツ走行のときにも操作しやすい大きさになっているように思えます
■アクセル
マイカーのDJデミオはオルガン式で、86は吊り下げ式でしたが、特に違和感なく操作できました
クラッチとブレーキは、同じ高さですが、アクセルだけ床に近い低い位置にありました
GR86も同じ様な配置になっており、お店の方が言うには、ヒール・アンド・トウしがしやすい様になっているとのことでした
ただし、ブレーキを結構踏み込まないと踵がアクセルに届きにくいです
それなりのスピードでブレーキを踏み込んでヒール・アンド・トウがしやすいように考えられているようです
■ブレーキ
マイカーのDJデミオと比べると、随分甘く感じました
後ほど述べますが、理由がありそうです
■クラッチ
20数年ぶりのMT車でしたが、3日間 発進および坂道発進でエンストは一回もしませんでした
それだけ、操作し易いクラッチなのかと思いました
が、クラッチが重くも感じました
お店の方が言うには、86はMT車の中でもクラッチが軽い方で、新型GR86はもっと重いとのことでした
ガレージに置いてあるGR86のクラッチを踏ませてもらったら重かったです
この後期型は、坂道発進をアシストする、ヒルスタートアシスト が標準装備されていることを後から知りました
初期設定はオフだったので試せませんでした
■フットレスト
コーナーを曲がるときなどは、左足で踏ん張り体を固定でき有難いです
長距離の直線道などを走るときは、左足をフットレストから外した方が楽でした
■シフトチェンジ
シフトチェンジはH型で、バックはシフトノブの下にあるリングを引上げて左左上
1速左上、2速左下、3速上、4速下、5速右上、6速右下
慣れるまでは、ギアの入りが悪く感じました
停止状態から発進するときのシフトチェンジは、
1速→2速→3速→4速→5速→6速 としていましたが
クラッチ操作が大変なので途中からは1速飛ばしで
1速→3速→5速→6速 としました
クラッチ操作が2回間引けます
■エンジン、トランスミッション
種類 水平対向エンジン
排気量 1998cc
最大出力 207ps/7000rpm
最大トルク 21.6kg・m/6400~6800rpm
ミッション 6速 MT
水平対向独特の「ドドド・・・」というか「ボロボロボロ~」というような音がしますが、水平対向エンジンなので振動が少ないような気がします
コップに水を入れて、水面の波紋を比較すれば違いが分かるのかも
アクセルを踏み込み、2000rpm前後で「ポォー」というような音が
3000rpmくらいから「ヒュー」という音が響きます
子供の頃、家にあったスバル1000という車のエンジン音を思い出しました
「ボロボロボロ~」という少しワイルドな音
悪く言えば下品な音
あと「ヒュー」という音が響き怖い音と記憶してました
基本的には変わらないが、今のスバル車はイイ感じのモーターサウンドに仕上げてあると思いました
マフラーはHKS LEGAMAX Premiumが装着されているからなのか、エンジン音は車内に良く響きます。悪く言えば少しうるさいです
エンジン回転数に対するトルク、速度との関係は下図のとおり

※
理系ミニマリストのひまつぶしブログの「走行性能線図」から引用
一般道では、2000rpm付近で走行するのが丁度良い感じでした
40キロ道路は4速 2000rpm弱
50キロ道路は5速 2000rpm弱
60キロ道路は5速 2000rpm強
ただし、状況によっては1速上げ下げになります
碓氷峠などの浅い連続するコーナーのヒルクライムでは、3速で2000rpm強付近でアクセルのみでスピード調整しながらで走行すると、ハンドルの切り返しは少し忙しいですが、足回りの安定性が体感できました
(^Q^)/
ヴォーーーーーーーーー・・・
水平対向エンジンなので、クルマの重心が低く、安定性に寄与しているものと思いました
榛名などの深いコーナーのダウンヒルでは、コーナー入口でヒール・アンド・トウで3速2000rpm強→2速2500rpm付近にシフトダウンし、コーナーの出口に向かって3000rpm付近まで加速し、3速にシフトアップしてからアクセル踏み込みたいところですが、ここは自制
滑らかなギアの繋がりと 心地いいモーターサウンド♫ が体感できました
(^Q^)/
ヴォン・ヴォ⤵⤵・・・・・ ヴォーー⤴⤴
↑↑↑ ↑↑↑
ヒール・アンド・トウ アクセルオン
(;;゜皿゜)ガァマン
ゴーーーーーーーーー・・・・・
↑↑↑
アクセル踏み込み自制
不完全燃焼ではありますが、交通ルール順守ですから、こんなもんでしょう
それでも、楽しむことはできました
これ以上を望むなら、自分で86を購入してサーキットで走行するしかないでしょう
◼️足まわり
純正SACHSショックアブソーバーとTRD フロントストラットタワーバーが装着されハンドリング剛性が向上しているので、コーナーは思いのまま曲がるイメージを受けました
ただし、路面の凹凸は容赦なく拾いますが不快なレベルではありませんでした
腰痛持ちの私でも、今回は大丈夫でした
■クルーズコントロール
この86のクルーズコントロールは、スピードを一定に保つ機能だけなので、先行車に追いつこうと、障害物があろうと突っ込んでいきますので、自分で解除をしなければならないので注意です
ブレーキまたはクラッチを踏むか、クルーズコントロールの解除レバーを操作すれは解除されます
高速道路ではお世話になり楽でした
高速道路を走るのであれば、あった方が便利ですね
◼️燃費
トータル479Km走行で、ハイオクガソリン34.69L給油
平均燃費13.8Km/Lです
高速道を約160~180キロ走行しているので燃費が良くなった感もありますが
昔乗っていたFCは、給油ごとに4Km/Lでしたので大満足です
■まとめ
乗り降りは車高が低いので気を付けないと腰を痛めそう
ブレーキの利きは少しあまい感じ(マイカーDJデミオに比べて)
クラッチはMT車のなかでは軽い方
アクセル、ブレーキ、クラッチペダルは、ヒール・アンド・トウしがしやすい配置になっている
エンジンパワーは、行楽で峠を走るには十分
マフラーはHKS LEGAMAX Premiumが装着されていることから心地良いモーターサウンドが良く響く
純正SACHSショックアブソーバーとTRD フロントストラットタワーバーが装着されてあることもあり、コーナーは思いのまま曲がるイメージを受けた
クルーズコントロールは高速道路を走るのであればあった方が便利
平均燃費13.8Km/Lなので経済的
◼️デミオに戻ってから副作用
車高の高さがあまりにも違うので、ワゴン車に乗っているような錯覚に陥りました
ブレーキの利きが違うので、暫くはカックンブレーキに
左足はクラッチを操作していたので、左足ブレーキもカックンに
クラッチは膝の動きで操作しますが、ブレーキは足首の動きで操作しているようなので、クラッチ操作を学習した左足は、左足ブレーキのときにも発動してしまうようです
ここで思ったのですが、プロレーサーは、クラッチ車でもパーシャルなコーナーで左足ブレーキを使うことがあるわけですが、クラッチ操作を学習した左足でも扱いやすいブレーキの利き具合に調整しているのではないかと思いました
調べてみましたが、そのようなことを示唆するものは見つかりませんでした
思い過ごしでしょうか・・・
■あとがき
スポーツカーのフィーリングを楽しみたい、86で頭文字Dの聖地を巡礼したい、86購入にあたり何日か試乗したいのであれば、おもしろレンタカー86は絶好のマシンです
ただし、レンタカーなので、峠攻め、サーキット走行、ドリフトなどは禁止事項で、このような走りはしないことが記載された誓約書に署名させられます
この86には、店舗およびセコムに繋がっているドラレコ、GPSが付いているとのことなので、現在のクルマの位置、車速、走行映像などはリアルタイムで監視されていると思って慎重に運転しました
マイカーDJデミオのドラレコは横Gまで記録できますからね...
事故で修理となった場合、修理費は加入した保険から支払われますが、修理期間中の営業損失の補償NOC (ノン・オペレーション・チャージ)は請求されます
(※)ノン・オペレーションチャージ(NOC)
自走走行可能な場合⇒ 150,000円
自走走行不可の場合⇒ 300,000円+レッカー代実費 ※
※レンタカーは全て禁煙車です。
万が一、喫煙があった場合はNOCの対象となります※
※おもしろレンタカーさいたま中央店の予約サイトより引用
車両貸渡時、立ち合いで車のキズ確認を行うのですが、バンパーの裏側のキズまで、触って確認にさせられました
つまり「見えないところのキズまで逃さずにチェックするから、自分のクルマのつもりで乗るように!」という圧力を感じました
なので、かなり神経を使いました
おもしろレンタカーさいたま中央店には、今回レンタルした86の他、86GR MT車、GR86 MT車、GR86 AT車があるので、機会があれば 新型の GR86 MT車 をレンタルして乗ってみたいですね。
てなことで、暫くはカックンでした www
楽しい走りが出来ました。
(^_^)V