はるさ～んのブログ一覧

毎年行われているボートのペンキ塗りに参加してきました。

何も対策をしないと、海水に浸かっている部分にはフジツボがビッシリ付いてしまう。それを防ぐ為には特別な塗料を
定期的に塗る必要があります。面白そうなので来年は自分も呼んでくれ、と頼んであったのですが、ようやくその日に
なりました。

先ずは浮いているボートをマリーナ内の作業スペースに揚げます。その時に活躍するのがでっかいフォークリフト。












フォークリフトのツメを海中に降ろしておき、その上へボートを移動。位置を微調整しながら慎重にツメへ乗せていく。












私もフォークリフト運転の資格を持っていますが、これを運転したらぶつけたり人を轢いたりする事でしょう。












ボートはこんな台の上に乗せます。その名もそのまんまの船台。












船によって船底の形状も違います。ぎりぎりまで降ろしておき、各パッドの位置や高さを調整。












ココからは自分達での作業です。備え付けの高圧洗浄器で付着したフジツボを吹き飛ばしていく。












塗ってある特殊な塗料のおかげで大方は取れますが、頑固にくっ付いている物もあります。












その為にこんな道具も用意されている。












ジョリジョリとこそげ落としていく。密着度は弱く簡単に落とす事が出来る。












船底塗料は表面が徐々に溶ける特性になっており、だからフジツボが付きにくい、付いても密着し難いというわけ。
これを塗っていなかったらビッシリガッチリと付いてしまい、取り除くのは大変です。この船底塗料はヤマハ純正パーツ。

















マリーナには整備工場も併設されています。メカニックが待機しており、相談、質問にも答えてもらえるので安心。

















今日はメンテナンス日和。多くの人が作業をしていて、お孫さん連れで一緒にペンキ塗りを楽しんでいるファミリーも。


















細かいチェックもして、いよいよペンキをヌリヌリします。

下地が多少いい加減でも強力に密着。

広い面積でもローラーを使えば大丈夫。楽しみが苦しみになる前に塗り終わりました。












気になっているところにコーキングも打つ。












しばし塗料の乾燥を待つ。良い天気で日差しも強いので待ち時間が短くて済みます。



















乾いたのを見計らって船の位置をちょっとだけずらし、塗れていなかったパッドの下の部分も塗ります。

船外機もお化粧直しして綺麗になりました。

マスキングを剥がす。ビシッとした直線が現れるこの瞬間が好き。












ボートが綺麗になってオーナーもご満悦です。






－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－








塗料の乾燥を待つ間、ヤマハの整備工場を表敬訪問。











船外機を整備中。排気ガスはマフラーなしでスクリューの中心部分から水中へ排出される。なので空気中でエンジンを
回すと猛烈な音がするとウィキペディアに掲載されていた。どれほどなのか興味津々でしたが、確かに凄い音だった。
2サイクルという事もあり、高回転型のレーシーなサウンドでした。

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－








ワックスもかけて、綺麗に仕上がったボートを海に戻します。

ツメごと海中に降ろしたら前へ移動させる。このクラスのボートは人力で引っ張って動かす事も可能なのです。

フォークリフトに見送られながら、自分のバースへと移動。



















窓拭きをしたり、船内の掃除もして今日の作業は終了です。