はるさ～んのブログ一覧

この場所は標高が高いので、里ではもう見なくなったニワゼキショウがまだ咲いています。

こちらはヒナギキョウ。細くて長い茎もいいところで、こういった植物は頼りなげ感、儚げ感も重要。

上から見るとシベが三つに分かれています。今までこれしか見た事がなかったのですが新しく発見しました。
















同じヒナギキョウなのにこんな形状。
花びらにまだ折り目があるし、花粉が飛び散っていなくて綺麗なまま。開いたばかりなんだと思う。
今まで見ていたのは、受粉後におしべが取れてめしべが形態を変えた後のものだったのでしょう。

















開く直前のものも見つけました。

山の中にひっそり咲く地味系アジサイ、コアジサイです。装飾花がなくて全部が両性花という地味ぶり。
















地味だけどいい香りがするという特徴がある。
















シベの色が鮮やかで綺麗。
















花びらとシベが落ちると白い部分が残る。その形がこれまたユニーク。
















この植物は花に至る花柄の透過紫グラデーションも綺麗なのです。

この花が咲くのを待ち構えていました。オオムラサキツユクサ。
















しべの周りに生えている毛のようなものまで色がついているんです。
去年この毛の存在に気がついて、それをマクロレンズでクッキリハッキリ撮りたかった。
















透明感のある綺麗なモシャモシャ。沢山の節があるのが分かります。おしべ、めしべもグラデーションが綺麗！！
















同じムラサキツユクサでも、個体差で色が赤紫のものもあります。
















おしべ先端の花粉塊がカニにも見える。カニ、大嫌いです。
















この花は一日花。午後には縮んでいって再び顎が閉じる。
顎表面の毛の有無で、オオムラサキツユクサかムラサキツユクサか見分けられます。

雨上がりのキラキラウツギ。
















サラサウツギ。ピンクの入った花びらとクリーム色の花粉塊が可愛い。
















カラフル！ワンダフル！ハコネウツギ。
















白く咲いた花が色付いていき、ついには赤紫色にまでなります。
















色が変化していく花って不思議。楽しい。

その辺の山じゃなくて一応ここも植物公園の中です。雨上がりの湿った緑の中を歩いていく。地味花見物です。
















チラチラ咲いている野生の花。
















コガクウツギ。アジサイの仲間でいとこのはとこでめいでおい。こんな事になるから同居はいやだ、嫁姑問題です。
ウツギ、となっているけどウツギじゃないんですって奥さん！！














アジサイと同じように装飾花と両生花がある。花びらに見えるのは萼片で、真ん中にプチッと開いているのが花です。
















こちらが両生花。
















シベと花びらが落ちた後の形状が面白いのです。ゲラゲラ大笑いするような面白さではありません、念の為。
















芍薬や牡丹の派手花と対極の地味和風。

今歩いてきたの山道は「ヤマアジサイの小路」と名前がついていますが、すっかりと鹿に食べられてしまい、
今年はただの一輪も咲いていませんでした。「コガクウツギと鹿の小路」と改名した方がよいでしょう！！

小額空木（コガクウツギ） - 花図鑑