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年末年始のお休みも終わってしまったため、この頃は仕事から帰って数時間しか作業ができないため、車両側の作業が思うようにはかどりません。そこで室内でも出来る、部品の清掃や組み付けをしておりました。

ＡＲＣのブローオフバルブです。


分解して洗浄清掃組み立てをしたのですが、ダイヤフラムの部分に穴が開いています。


これでは本来の性能が発揮できない・・・。補修部品を探したのですが、すでに取り扱いは無い様子・・・。しかたがないのでタイヤのパンク修理キットを使用して穴だけふさぎました。いつ漏れるか分かりませんが、そのまま放置するわけにも、別のブローオフを準備して交換するほど金銭的にも余裕がありません。

今回のエンジン載せ替えと同時進行中でＲＨＢ31（スズスポ同等クラス）タービンの取り付けをしています。
少し前にお伝えしたように、エンジンを降ろしていざタービンを借り付けしたときに水パイプが、ＨＴ０６（純正タービン）と今回取り付けるＲＨＢ３１タービンには合わないことが分かりました。気づ久野が遅かったため部品やその他自動車関係の店舗は年末年始お休みとなっていたため、新年が明け、お店が開いてからの部品調達となったため、その後作業が出来ませんでした。

年明け、ＲＨＢ３１タービンの、水パイプを入手するべく複数のお店に問い合わせをしました。と言ってもアルトワークスのチューニング等ＲＨＢ３１タービンを扱っているであろうお店を２軒あたっただけですが・・・。１件目はタービンの扱いはあるけども、水パイプだけっていうのは無いとの返事。これはもしかしたら取り付けできないかと、思った瞬間でしたが、２件目（ＮＥＷＳ）さんで部品を探してもらったところ新品は無いけど中古なら出せる物が有るとのことで取り急ぎ発送していただきました。

到着するまでの間というか、部品を探している数日の間に、自宅に保管してたったスズキスポーツのＲＨＢ３１から水パイプを取り外して、何とかしようと加工を試みました。


このパイプではそのままでは、どうやってもアクチュエーターやその他の物と干渉し使用できないため、バーナーであぶって配管を曲げてみました。


結果は、結構見るも無惨な形になってしまいました。一応水が通るだけであれば問題ないとは思ったのですが、配管がぼこぼこになってしまったので、やはり無理をせずに新しい部品を調達するまで待つことにしました。

水配管が手元に届く前から、タービンの取り付けはしていたのですが、中古の水パイプが手元に届き、やっと本格的に作業を進めることが出来るようになりました。


ＨＴ０６純正タービンの新品水配管を準備しなくて良かったと心から思いました。だってこれだけの部品ですが新品だと７０００円を超える金額なんですから・・・・。今回はＮＥＷＳさんの所で中古を購入したので送料込み４０００円程度でＲＨＢ３１タービン用の水配管を手に入れることが出来ました。
しかし、純正品などの番号も対象車種も分からないため、今後交換の必要が出たときにどうするかは今後の課題となりそうです。

いよいよ、ミッションとエンジンをドッキングさせ、車両にエンジンを載せていきます。ミッションとエンジンの結合は一人では出来なかったため、長男に手伝ってもらいました。写真は無いのですが、自作のエンジンスタンドが活躍しました。この頃になると、ガレージの中は狭いのと合わせて取り外した部品やら、工具やらあちこち散乱させてしまって、大変なことになってます。


ここからはさらに作業に夢中だったので写真がほとんどありません。ドッキングさせたエンジンをメンバーに載せます。


あとは、車両下まで自作のコロ付台車で持って行き、チェーンブロックと、レバーブロックで角度を合わせながらエンジンをつり上げ、車両とメンバーやミッションマウントを固定していきます。
この作業も、一人ではちょっときつかったので、親父に手伝ってもらいました。と言うかここのところ、よっぽどおもしろいらしく自分から、私が外で作業をしているとあれやこれや、手出し口出しをしています。

エンジンミッションを降ろしたついでに、やっておきたかったことがあります。
それは、表題に書きました、バルクヘッドへの穴開けです。この加工をなぜするかと言いますと、追加メーターや、ブーストコントローラーなど、エンジンルームから車内に配線を引き込むためには、基本バルクヘッド中央にある純正の配線がある部分（写真では空けた穴の右側に写ってます）を通します。しかしこの配線口、純正の配線が太いためほとんど余裕がありません。そこに、追加する大量の配線を通すと、かなり無理がある状態になってしまいます。

そこで、バルクヘッドの適当な位置に配線の通る穴を空けました。注意したのは室内側の配線やペダル類と干渉しない位置でさらに、配線を通しやすい場所。室内側から見ると・・・。わかりにくいですね。外から見るとブレーキマスターバックの横あたりなので、ブレーキとクラッチの間辺りです。低い位置にすると配線を通す際に、苦労しそうだし、水の浸入が怖いので出来るだけ高い位置に設定しました。

穴を空けたところにはさび止めの塗料を塗り、電気配線用のゴムのブッシングを装着しました。
これで、追加する配線類無理矢理、純正の配線口を通してコネクターや配線を痛めることは無いはずです。

しかし、あとでもう少し考えれば良かったと思う事実もありました。穴を加工した部分がちょうど、インマニ付近の純正電気配線の近くとなり、空けた穴を利用する際少し干渉するかもしれない位置となっていました。今更どうしようないですが、同じようなことを考えておられるか違いましたら、よく注意した方がいいと思います。

取り外したミッションです。油汚れで醜い汚れになってます。
ミッション内部に、水が浸入しないよう、ドライブシャフトのインサイド側の予備品を突っ込んで洗浄に望みます。お正月早々洗車場を探して歩き、スチーム洗浄機を探しましたが、有りませんでしたので、高圧洗浄をして自宅に帰り、ほとんど落ちていない汚れを、サンエスやケミカルを使い綺麗にしました。

ミッションを下ろしたので、クラッチ関係のメンテナンスも行います。

クラッチレリーズベアリングを交換します。型が変っているようですが、純正品です。左側が新品です。



クラッチ回りのグリスアップのために購入しました。


ベアリングを挿入、スプラインにグリスを塗ります。４ＷＤはベアリング内面にグリスを塗らないように整備書で指定があります。しかし塗った方が良いようにかんじる・・・迷いましたが整備書通りグリスを塗らずに組みました。


アルトのフライホイールを取り外し、パイロットベアリングを交換します。専用の道具を買ったのですが、内径が小さくて入りませんでしたので、たたいて抜いて、取り外したベアリングを当て物にたたいて挿入しました。



今回交換するクラッチ類、レーシングギア（ＲＧ）というメーカーのノンアスベストタイプです。


クラッチをフライホイールに装着クラッチの向きに注意。よく確認せずに取り外してしまい、Ｇｏｏｇｌｅ先生のお世話になりました。


クラッチのセンターだしですが、専用の治具等も有るのですが、滅多に使用する物でも無いため購入せず。ディープソケットのちょうと良いサイズを挿入し、目視で確認しました。これでもすんなり貼りました。