320d(F30・F31)のオプションには、以下の機能が全部盛りされたイノベーションパッケージという、オプションがあります。F31取付で36万円也。
1.ACC/アクティブクルーズコントローズ(ストップ&ゴー機能付)
2.BMWヘッドアップ・ディスプレイ
3.レーン・チェンジ・ウォーニング
4.レーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)
5.前車接近警告機能(衝突被害軽減ブレーキ付)
今回、購入に当たってはACC付きを狙ってましたが、予算の都合もあり、イノベーションパッケージではなく、単体で
1.のACC/アクティブクルーズコントローズ(ストップ&ゴー機能付)をオプションで選択しました。
1.を選択すると、5.の前車接近警告機能(衝突被害軽減ブレーキ付)も、もれなく付いてきます。
結論から言うと、自分でアクセルを踏むことに拘りがなければ、めちゃめちゃ便利です。(要は楽に運転したいなら)
まだ、納車1週間で1,200km程度なので、これから分かることも多いと思いますが、簡単に使用感を書きます。
2.のBMWヘッドアップディスプレイが本当は欲しかった。が、予算不足。まぁ、BMWのWEBなどにもありますが、標準でもメーター横にナビの簡易表示が出るので、視認性とかそういう意味では、付けなくてもさほど支障は無かったです。
3.4.は、車線変更の死角対策にはやっぱり欲しかったかな。ただ、アイサイトの試乗で感じて、何かの評論で読んだけど、通常の運転においては故意に白線をまたぐケースも多くて、そのたびに警告されるのも煩わしさがあると思ったので、付けなかったことを後悔しているまでは至らないかなぁ。
■できること:
・クルコンとして設定した速度(30-210km/h)で走る
※必要ないけど、車間調整機能を外して単純なクルコン状態には設定は出来ない(別途ただのクルコンオプションもある)
・3種類の車間を任意設定して、動く前車との距離を調整しながら設定速度を上限に加減速する
・前車を感知すると、クルコンの表示にオレンジでクルママークが点灯する
・前車が停止したら、それに合わせて停車する
・前車が発進したら、ボタンプッシュで復帰し追従発進する
※停車が1-3秒くらいであれば、復帰操作しなくても追従を開始する
・前車が発信すると、設定車間メーターがピロピロと動き、アイドリングストップが解除される(アイサイトのような前車発進警告音のような機能はない模様)
・ブレーキや割り込みで前車との車間が詰まりブレーキ操作が無いとパネルに赤いクルママークが点灯し警告音が鳴る
■便利なこと:
・MTからATに乗り換えた時に感じた右足だけを使うという意外に疲れるATを運転する行為が、「両足使わなくていい」(準備は必要)となり、これが非常に長距離乗るときには楽
・前車との距離に対する検知が人間の感覚よりもセンサーのほうが正しく、私のように運転が未熟だとACCの方が車間の選択の仕方が優秀な場合もある
・距離を詰めてしまいがちな緩やかな長い下り坂などは優秀/前の車を不要に煽らない(多分、原理的にはフットの多様になるとは思いますが、今更フェード現象やペーパーロック現象もないでしょうし)
・アイサイトの試乗で前車発進のアラームが付いていて便利だなぁと思ったので、是非、類似機能をつけてほしい。但し、320dはエンジン始動の音とショックがかなり有り、また前車が動き出すとACCの機能でアイドリングストップが解除されるため、それらがショックアラームのような効果を生み出していて実用上は今のところ問題がない。(しかもアイサイトは出遅れたことのアラームだけど、動き出したときのアラームもどきなので更に便利)
■難しいこと(ACCの限界):
・高速でも大きなカーブで、例えば左車線の前方を車が走っていて、大きな右カーブに入るところだと、一瞬となりのレーンの車を検知して予期せぬ軽いブレーキが入ることがある(ハンドルの切り角で検知対象を制御しているのか、こちらがカーブに入る前に隣車線の前車がちょうど先方に入ると検知してしまう)
...しかし、使用には問題ない範囲(そのあとカーブでハンドルを切るので検知対象から外れる)
・停車している車は感知していない。直線で信号待ち停車しているような場合は問題ないようだが、車線を変更してその前に停車(信号待ち等)している車がある場合は、停車するという動作に至らない時がある
...しかし、あくまで補助機能で機能想定を超えた使い方なので仕方が無い
・前車が右左折で減速する場合、一般的に交通の流れを遮断しないために一旦ノロノロ走行にしたり、迂回してよけるが、完全停止に持って行こうとするので、後続の車との息が乱れる挙動になる。迂回しようとすると前車を検知しなくなり、加速したらあかんのに加速しちゃう
...しかし、あくまで補助機能で機能想定を超えた使い方なので仕方が無い
・割り込み時は車間確保が優先のため、人が運転するよりもブレーキをかけて車間を確保したがるので後ろの車の人とは息が合わず、後ろの車にごめんなさい
...未来は後続車も感知しながら設定するような機能になるのでしょう
・検知している前車が左折で掃けて、でも目視ではその先は信号が赤で停車している車があるという場合でも、当然ながら車間が開いていると一旦設定速度までの回復を試みて、そして停車というムダな挙動になる。もちろん、信号まちの停車がなければ、信号のことなど考慮せず突っ込む
...当然、メーカーも推奨していない使い方なので仕方がない
■前車接近警告機能(衝突被害軽減ブレーキ付):
・今まで作動したのは、高速で割り込みされた時と、自分の不注意で前車との間隔が急に詰まった時の2回。それ以外にも多少ハッとしたことはあったものの作動せず。その名の通り意外に作動する領域は高く、「安全を確保」のためのアラームと言うよりは「危険が迫っている」という警告という印象。
・鳴った時もそんなに強いブレーキ作動を感じた気もせず(そんだけ危険なので自分がブレーキを踏むため詳しくレビューしてられない)、アイサイトのCM的な感覚とは違い、やはり衝突被害軽減なのかなぁという印象。
・しかし、この車は当然ブレーキ性能も非常に高いわけで、「全然まだまだ安全領域やろ、いざというときはグイグイ止めるぜ!」と車は思っているのに、私が国産車の貧弱ブレーキに慣れすぎて、先にビビっている可能性も否めず。
・前車接近警告なので、もう少し衝突回避色が強くても良いような気もしますが、人間無いものねだりですからね。よくECOモードとかで「アクセルを踏みすぎです」とか警告されると、頭にくることがあるタイプなので、あんまり頻繁に警告されても、「まだ、余裕で止まれるわ!」と突っ込んでしまいそうな気がします。
長文失礼いたしました。
機能を知ることも、安全に使うためには必要なことなので、ちょっと想定外の使用もしましたが、機能の限界も分かったので正しく使っていこうと思っています。