2006年06月25日
西の横綱
あーっ、美味かった(^ ^)
・・・さすがは西の横綱と言われるだけはあるなぁ
・・・ってなんのこと???
すみません、これから本題をお話します。
これは一ヵ月前、会社のF田さんが
「なあ、レアレア。岡山で一番美味い鮨屋は000鮨なのか?」
「違うでしょうね。行った事はないですが、岡山で一番と言われているのは魚正だと聞いています」
そのF田さんは大阪のかたで岡山にはあまりなじみがありません。
「じゃあ、F田さん。一緒に食べに行きませんか?」
「ちょうど仕事も忙しいし、落ち着いたころに打ち上げって感じでいいじゃないですか」
その方ともう一人、先輩をお誘いして土曜日に伺いました。
中央町の雑多な雰囲気には似つかわず閑静な佇まいです。
なんせ初めてなので緊張します。
ここで???ってことがありました。
入り口が2つあって「これ、どちらから入るんだろう?」
って思いました。
ええい、右だー
・・・結果はどちらでもいい造りになっていました。
岡山で50年続く名店です。
こじんまりしたカウンターで朱色がアクセントになっていてカッコいいです。
予約をしていたこともあり、おつまみを幾つか頂いてから握ってもらうスタイルにしてもらいました。
感動だったのは「ままかりのシメ方です」
普通は酢がきつくて、レアレアはあまり好きではなかったのですが魚正さんのは
まったく酸っぱくないのです。ただとてもいい清涼感だけが残っていました」
これなら美味しい、しかも素晴らしい仕事です。
・・・言い忘れていましたが、ここは主人が女性です。
先代がお亡くなりになってこのお店を守っていらっしゃるとのことです。
お刺身をいろいろ食べ(アワビが最高でした)
今度はままかりを炭火で焼いたシンプルな食べ方でもらい
おっしゃるには「これが単純ですが、美味しい食べ方です」
まさに旨みが凝縮して頭から尻尾まで美味しく食べられました。
あこう鯛の造りは
「こちらのポン酢で食べてください」と言われ
これをつけて食べると辛味が少し効いたポン酢と鯛の甘みがよく合います。
レアレアは思うのですが、鯛は熟成させたほうが旨みが出てきます。そのかわり歯ごたえは落ちます。
そのあたりのバランスが難しいところですが、絶妙の塩梅です。
あこう鯛の骨で作ったお吸い物を頂き、いよいよ握りです。
きす・いくら・イカ・ままかり・うに・めねぎ・アナゴ・・・・
などを頂き至福の時間を過ごしました。
いろんな鮨を食べましたが、ここはすべてがホームランでした。
他ではイマイチな一品に当たることもあるのですが、ここには存在しません。
そのため鮨の王道「マグロ」がありませんでした。
どうも今日は納得の素材が入らなかったとのことでした。
レアレアは
「また、これでここに行く理由ができたなぁ」
「ここは特別な日に大切にとっておこう」
・・・と感じました。
最後にタバコをすっていると・・・
「これフジタの絵じゃないですか?」
「よくお分かりですね。確かにフジタです」
藤田 嗣治
もっともフランスの画家に影響を与えた日本人画家です。
この乳白色の肌色は独特でこの色が彼を世界的画家に押し上げたと言われています。
レアレアも今まででフジタの絵を見たのは2・3回です。
この絵を見ながら、お茶を頂き、タバコを吸える・・・
なんてこんなひと時があるなんて思いませんでした。
感動です。
・・・といっても先輩2人は
まったくわからん???興味ないって感じで
レアレアはがっかりでした。
お会計をし、玄関で女性のご主人に頭を下げ、お店を後にしました。
・・・ところがこれで拍車がかかり
結局4軒はしごです。
帰ったら深夜2時です。
かあちゃんスマン、レアレアは最高でした。
あとがき
ここは写真を撮りませんでした。五感を総動員していろいろ感じてください。
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Posted at
2006/06/25 23:40:05
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