
浅越しのぶ、マルチナ・ナブラチロワ、そしてアンドレ・アガシ。
今大会で引退をする選手達。
そして、まさに今大会はアガシのための大会といっても過言ではなかったでしょうか。
なにせ、第一シードのロジャー・フェデラーよりも優先されて、センターコートで試合が行なわれたのですから。
彼の今大会は、本当にすばらしい試合ばかりでした。
2回戦、マルコス・バグダディスとの試合。
アガシ2セット連取の後、バグダディスの巻き返しで2-2でフルセット。
最後になってマルコスの脚が痙攣(ケイレン)。
立ち上がれなくなって、規定時間内に構えに入れなかったため、アガシのポイント。
しかし、なんとか試合を続けるもゲームカウント7-5でアガシの勝利。
お互い決死の戦いだった。
3回戦、ベンジャミン・ベッカーとの試合。
強烈なサーブとストロークを持つ、ベッカー。
この選手を私は知らなかった。
彼の2回戦の相手は私の大好きなセバスチャン・グロージャン。
私の知らない選手にSebが負けたとあっては、どんな選手か気になっていた。
アガシがセットを先取されると次のセットは奪取。
次のセットを4-6で取られる。
後がなくなったアガシ。
第4セット、カウント的にはゲームカウント5-5。
しかし、もうアガシは走れなくなっていた。
テレビで見ていても明らかに腰の痛みを抱えている。
当然、この試合も痛み止めの注射を打ってからの出場。
そして、ゲームカウント5-7で幕を閉じた。
大きな歓声。
そして、彼の涙。
30歳を過ぎての現役生活。
なんか、感動が大きすぎてすぐには書き込みできませんでした。
いまでも、なんと表していいのかわからないくらいです。
それだけ彼は偉大なのです。
Posted at 2006/09/13 21:08:35 | |
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