3月10日(金)
仕事を定時より早く切り上げ、夕食と洗濯を済ませて少し仮眠した後、11時に930に乗って小山を出発した。新4号を南下して、五霞ICで圏央道に乗り、厚木から東名に。途中、刈谷と大津でごく短時間仮眠した他は止まらずに走り、7時半頃に明石に着いた。中国道の宝塚の先を渋滞が始まる直前に抜けられたので助かった。

走行距離は660km、掛かった時間は休憩を除いて7時間強だった。大型トラックが多いのでペースは上がらなかったが、930は100km/hでもそれなりの楽しさがあると思う。余談ながら、私の930は、実速100km/hの時、スピードメーターは115km/hを指している。ドイツ車らしからぬ大甘であるが、安全運転にはいいかも。
3月11日(土)
昼前から930で次男と一緒に近所をひと回り。ここで快調だった車に異変が。シフトレバーの遊びが極度に大きくなり、ギアが入っていてもグラグラするようになってしまった。どうやらシフトレバー回りのブッシュのどれかが割れたようだ。お楽しみの前の日だというのにツイてない。。
翌日のBBOCの芦有詣でのために大阪で前泊する関東、東海地方のメンバーがMorowaruさんの案内で夕食に出るというので、参加させてもらうことにした。結局、私を含む関西メンバーも入れて総勢8人になった。いやー皆さん、楽しい話をありがとうございました。あと、今回の目的地だったミナミは、9年間新大阪に通勤していた頃もほとんど行かなかったので、他の地方のメンバーだけでなく、私も十分に楽しませていただきました。Morowaruさんのホスピタリティというかサービス精神には脱帽です。


3月12日(日)
明石を出て阪神高速を東に向かい、深江で降りて芦有ドライブウェイの芦屋ゲートに。既に10台くらい930が来ていて、のっけからテンションは上がりっぱなし。
みんな一緒に展望台に向かったら、既に何台かは到着していて、全部で20台近くになったのかな?74年のカレラやルーフのCTRのような希少なモデルを見せていただいたり、久しぶりに会うBBOCのメンバーと話をしたりして過ごした時間は本当に楽しく、金曜の夜中に夜通し走った疲れも吹き飛んだ。

あと、今年の東京オートサロンでインポートカー部門の最優秀賞を受けた89年カレラに再会して、オーナーの方からより詳しい話を伺うことが出来たのもマルだった。
考えてみれば、昨年11月のBBOC全国大会は、栃木への転勤にともなう引っ越しの前日に当たってしまい、直前で涙をのんで断念したし、それどころか、他の集まりにも2年くらい出席できていなかった。こんなに面白いことはめったにないのだから、今年こそは何とか休みを工夫して少しでも多く参加したいと心底思った。
昼前に、他の10台あまりの930と一緒に芦有を後にして、関西舞子サンデーの会場に向かった。
関西舞子は過去に3、4回来たことがあるが、いずれも会場の半分くらいが埋まっているだけだったので、今回もそのくらいだろうと思っていたら、細長い会場のいちばん奥まで使うほどの大盛況でビックリ!天気が良くて暖かかったからだろうけれど、関西でも、本家の愛知県の舞子サンデーに負けない盛り上がりを見せていたのがうれしかった。


昼を過ぎると帰る車が目立ち始めたが、そこにやって来た1台がとっても気になった。古いランチアのオープンカーである。想像したとおり、熱心なランチア乗りとして有名なOさんの車だった。挨拶して、旧車王国さん、のびぞうさんと一緒に、Oさんの話を聞きながら車をじっくり見させていただいた。
車種はフラミニア・コンバーチブルで、後で調べたら、かなりの希少車のようだ。ぱっと見の雰囲気は、車高の低さを除くと、ほぼ同時代のプリンス・スカイラインスポーツに似ていると思ったが、中身がまるで違っていた。ボディーは「スーパーレジェーラ」というエンブレムが示すとおり、鋼管で形を作った上にアルミの外皮をかぶせるという、途方もなく手間がかかりそうな造りだし、もっとすごいのは、50年以上も前の車なのに、V6エンジンと、ギアボックスを後部に置くトランスアクスルを採用している。当時、ここまで前後重量配分にこだわった車があったとは驚きである。昔のランチアはすごかったんですね。
という訳で、ランボルギーニやマクラーレンの最新型のようなすごい車も来ていたが、私はこのフラミニアに目が釘付けで、この1台だけでお腹一杯という感じだった。
ただ、別に高級車や希少車だけに関心がある訳ではもちろんなくて、去年のいつかの回では、マツダのポーターキャブの荷台にスズキ・ファンファンというレジャーバイクを積んでいたのが妙にツボだった。こんな風に、国や年代やジャンルを問わず、あらゆる車が集まれるのは関西舞子の魅力なので、その開催日に合わせて明石に帰るようにして、少しでも多く参加したいと思う。
夕方は近くの星乃珈琲店に長男、次男と3人でお茶をしに行った。
帰りに立ち寄った海岸で海に沈む真っ赤な夕日を眺める。
明石では海に沈む夕日は普通だが、最後に見たのは何か月前だっただろうか。
ところで、シフトレバーがグラグラする問題については、コンソールボックスをずらしてシフトブーツをめくったら、すぐに原因が分かった。レバーの相手部品の球体部をカバーするブッシュが割れてせり上がり、レバー側の穴との間に隙間が出来ていたというものだった。大したことでなくて良かった。
3月13日(月)
朝、神戸空港からスカイマーク機で茨城空港に飛んだ。早割を使ったこともあるが、この朝の便の料金は、6600円という驚きの安さだった。茨城空港にあらかじめ配備しておいたマーチに乗って、小山の自宅へ向かい、荷物を置いてすぐに会社へ向かった。半日有給休暇を取っただけで、週末にすごく余裕が生まれると分かったので、次からもこの手でいくことにしよう。
という訳で、久しぶりにポルシェ930と長い時間を過ごしただけでなく、BBOCのメンバーとも会えて、関西舞子サンデーにも行けて、本当に楽しい週末だった(小並感)。ご一緒させていただいた皆さん、本当にありがとうございました。次回もまたよろしくお願いしますね~。
Posted at 2017/03/16 22:15:27 | |
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ポルシェ911 | 日記