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明石暇夫のブログ一覧

2013年08月23日 イイね!

チラシの裏 3枚目

少し前のエントリーで、国土交通省の超小型車構想を批判するような書き方をしたが、どうやらこれは、軽自動車の税金を大幅に上げるというムチと引き換えに用意した、あまりにも小さなアメではないかという気がしてきた。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS22026_S3A820C1EE8000/


というか、あの計画のお粗末さは、それ以外には説明のしようがないと思う。

日経の記事には、「欧州連合(EU)などとの通商交渉で、日本の軽の税率が低すぎると指摘されている」などと書いてあるが、他の先進国と比べると、軽の税率が低すぎるのではなく、普通車の税率が高すぎるのは自明であり、欧州の代表がこんなことを言うのは有り得ないと思う。

結局、軽の税率を上げることは、TPPに参加するための手土産なのだろうが、またしても「これって誰得?」という疑問に突き当たってしまう。軽の優遇措置がなくなって、ユーザーがやむなく小型車に流れたとしても、大半は日本製の日本車を買うはずで、間違ってもアメリカ製の何かが代わりになることは有り得ないだろう。本当に、軽の優遇措置を撤廃しろと主張する人たちが、日本の自動車市場の何が気に入らなくて、何をどのように変えて、何を売ろうとしているのかが、全く理解できない。

ちなみに、日本の大型2輪車の市場では、もう10年以上も前からハーレーダビッドソンのシェアがナンバーワンで、このことは、本当に欲しい物なら、どこ製だろうが日本人は喜んで買っていることを証明していると思う。


PS もしこのエントリーを読んだ方で、私の疑問の答えか、答えている人、記事、または書籍などをご存知の方がいらっしゃいましたら、是非お知らせください。よろしくお願いします。
Posted at 2013/08/23 23:00:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | チラシの裏 | 日記
2013年08月05日 イイね!

チラシの裏 2枚目のそのまた裏

昨日のエントリーを読み返すと、EVだからダメと思っている、と解釈されかねないことに気付きましたが、それは意図したところではないので、補足しておきます。

まず、今回の国土交通省のプランでは以下の点が問題であると思います。

1.いちばん上位に来る目的がきわめて不明確にしか表現されておらず、人によってどのようにでも解釈できてしまう。

2.その下に来るはずの目標、たとえば、エネルギー消費量や駐車スペースをこれだけに減らしたいとか、これだけの費用で維持できるようにするとかいった、数字や客観的に判断できる指標が示されていない。

3.それなのに、それを実現するための手段、具体的には車両というハードウェアの要件だけが、妙に細かく指示されている。

これより、失敗するプロジェクトの条件をすべて備えている、といっても過言ではないと思います。
それ以前の問題として、目標が示されていない訳ですから、成功か失敗かを判断することさえ出来ないでしょう。

本当に何らかの成果を出したいのなら、すべて上記の逆をやればいいですが、その中で、EVの可能性をとことん追求したいのなら、インフラの問題が切り離せないはずです。それなら、民間だけでは出来ないようなことを試すことが必要と思います。たとえば、走行中に電気を供給できる非接触給電システムをどこかの地域で実験してみるとか。他には、それが現実的ではない地域のためには、発電用にホンダのエネポか何かを搭載したらバッテリーをどこまで減らせるかを試してみるとか。

いずれにしても、本当に意義がある数値目標や客観的な指標が明確に出た場合、日本の自動車メーカーはもの凄いパワーを発揮するのは、国民車構想をはじめとして、排ガス、衝突安全、燃費などへの対応で証明されていると思います。それなら、国土交通省からは、もっと大所高所からの視点で、誰もがそれに向けての努力を惜しまないような、すばらしい目的や目標を示してほしいものです。というのが、昨日のエントリーで書かずに端折った部分です。
Posted at 2013/08/05 20:16:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | チラシの裏 | 日記
2013年08月04日 イイね!

チラシの裏 2枚目

もう何ヶ月前からかも覚えていないけれど、安城、岡崎方面に向かう道沿いのくるま屋さんに置いてある1台がかなり気になっている。70年代にイギリスで作られていた3輪車のボンド・バグである。

ナンバーは古いイギリスのが付いているだけなので、本国から中古車を輸入したものと思うが、値札は付いていないようだし、誰かに頼まれて輸入したにしては長いこと置きっぱなしだし、この先どうなるのか?と、つい余計な心配をしてしまう。

たしかこの車、日本の何かの映画で主役級のカップルが乗り回していて、停車してキャノピーをエイヤッと前方に跳ね上げるというシーンだけ記憶に残っているが、何の映画かとか俳優が誰だったかはさっぱり覚えていなくて、ボンド・バグだけ記憶に残っている、というのも我ながらどうかとは思う。また、70年代のカーグラフィックに試乗記が載っていて、走らせては面白いものの、乗り心地がかなり残念、という評価だったと記憶している。

で、そのボンド・バグの形を見ていたら、国土交通省の肝いりで試行導入が進んでいるらしい「超小型車」のことを思い出し、「あれはどうなっている?」と思ってホームページを見に行ってみた。

http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr1_000043.html

結論としては、正直に言って、「これって誰得?」という疑問を禁じ得ない。

全国各地で行われる試行導入では、トヨタ車体のコムス、日産New Mobility Concept、ホンダマイクロコミューター・プロトタイプβが使われるとのこと。コムスは今のミニカーの規格に収まっているから除外して、他の2台を見たとき、これを商業ベースで量産したら、EVというその1点だけで、今の軽CARよりはかなり高くなってしまうだろう。かといって、もうひとつの選択肢である125ccまでのガソリンエンジンの場合でも、値段と燃費は軽CAR並み、走りは原付ミニカー並みというものが出来るだけだろう。いずれにしても、高くて遅くて実用性が低いのは間違いないと思われる。

結局、試行導入では、購入する立場でない人が乗ってみて「イイね!」という評価を付けるものの、いざ売り出してみると誰も買わない、となるのがオチではなかろうか。

おそらく、国土交通省のお役人の頭には、今の原付ミニカーがミニマム以下なのでもうちょっと何とかしたい、という考えがあり、フランスで走っているクワドリシクルのことを思い浮かべながら案を練ったのでは、と推察するが、クワドリシクルは免許がなくても乗れる、という存在意義に支えられているはずで、あまり参考にならないと思う。

個人的には、これらの超小型車よりもずっとポテンシャルが高いのは、天才ゴードン・マーレイの設計したT25であると思う。これなら、超小型車とほぼ同じサイズで3人乗れて、高速道路も走れて、実用性も十分のはずで、要は、これ1台で全ての用事を済ませられると思う。速すぎると困るのなら単にパワーを落とせばいいし、どうしてもEV、ということであればT27でOKだろう。どこかの自動車メーカーが権利を買い取って大々的に売り出すとかしてくれたら、ヴィヴィオ2号からT25に乗り替えてもいい、とさえ思っているのだが。。
Posted at 2013/08/04 23:23:55 | コメント(1) | トラックバック(0) | チラシの裏 | 日記
2013年07月03日 イイね!

チラシの裏 1枚目

ヴィヴィオ2号のタイヤを選んだ時に、12インチは乗用車用としては過去のものになったことに気付き、何だか自分は時代に取り残されたんじゃないか?と考えてしまった。

ただ、そこから自動車用タイヤ全般についても考えたら、それどころではない、もっとずっとインパクトの大きな話題があるのに気付いた。ブリヂストンが4ヶ月ほど前に発表した、ラージ&ナローコンセプトタイヤである。

ブリヂストンによると、175/65R15を155/55R19に置き換えたら、転がり抵抗係数が約30%減るという。これなら、燃費でいうと3%くらいは間違いなく向上するだろうから、こんなにおいしい話はそうそう無いと思う。10年後の新型車が軒並みこれを採用していたとしても、驚くには当たらないだろう。(ブリヂストン以外のメーカーも追従できるのなら、という前提は付くかもしれないが)

このタイヤを採用した新車がどこのメーカーから真っ先に出るのかは明らかにされていないが、トヨタかホンダじゃないか、という気がする。現にトヨタは、昨年発表したコンセプトカーのFT-Bhにそのようなタイヤを履かせていたし。

また、FT-Bh自体も、トヨタがYoutubeで紹介しているビデオによると、ボディーの材料や工法、パワートレーンなどがかなり現実的な内容なのに、今のヤリス(ヴィッツ)より25%も軽く仕上がっているという。かなり軽快な乗り味だろうと思われ、すごく乗ってみたいと思う。

最後の疑問は、大径で細いタイヤで、かっこいいクルマが出来るか?という点だが、これもどこかの自動車メーカーが必ずやってくれると思う。現に、日産ジューク、BMW3シリーズグランツーリスモ、レンジローバーイヴォークなど、車高やボンネットが高くてもかっこいいクルマはいくつもあるのだから、大きくて細いタイヤでも、必ず何かの手があるだろうと思う。

というわけで、メカニズムや形に関する固定観念をなるべく持たないようにしておけば、今後クルマがどんな方向に進化しても、それなりに楽しめるのではないか、と思った次第。
Posted at 2013/07/03 23:53:09 | コメント(5) | トラックバック(0) | チラシの裏 | 日記

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