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明石暇夫のブログ一覧

2016年08月22日 イイね!

帰省のついでに

8月18日から19日にかけて、福山にある実家に次男を連れて帰省してきた。

移動の足は、当初、最近BE5型レガシィB4から代替した長男のBMW325i(E90)で考えていたが、都合で本人が行けなくなってしまったので、ポルシェかヴィヴィオの2択である。ポルシェは最近まともに走らせていないが、クーラーが効かない状態では厳しい暑さだったので、コンディションの確認のためにそのへんを一回りするだけにとどめ、ヴィヴィオで行くことにした。

久しぶりに実家に帰ってみると、80歳になった親父が、つい最近、カローラフィールダーからアクアに買い換えていた。50年近くトヨタ車ひと筋という堅実さであるが、こと車に限っては、それは私にも長男にも(そしておそらく次男も)受け継がれなかったようだ。ただ、親父が最初に買った車は初代パブリカだったので、私以外は短期間ではあるが、親子3代で水平対向エンジン車に乗ったことになる。もしかしたら、あのボクサーエンジン独特の排気音は、小さな子供に対して刷り込み効果があるのだろうか??もし、ポルシェ乗りやスバリストの方で思い当たる節がありましたら、教えていただけるとありがたいです。

あと、30年近く前に乗っていたXJ750Eを不動車の状態で置きっぱなしにしていて、前から邪魔だと言われ続けていたのが、ついに処分されてしまっていた。いつかレストアするつもりだったが、叶わぬ夢となってしまった。残念無念。

翌日、せっかく福山に来たのだからということで、久しぶりに福山自動車時計博物館に寄ってみることにした。



ここは「のれ!みれ!さわれ!写真撮れ!」をモットーにしているので、興味のある車は運転席に乗り込んで観察させていただいた。



特に印象に残った点として、スバル360の運転席に座ってみたら、自然なドラポジが取れ、全然違和感がないのに驚いた。



ステアリングもペダルもごく普通に操作できる位置にあり、頭上の空間も十分にある。おまけに、その状態でも、後席には子供なら十分乗れそうな空間が残っているのだ。直前に乗り込んでみた戦前型ダットサンの運転席がびっくりするほど狭かったのとは対照的だった。考えてみれば、開発リーダーの百瀬氏は身長180cmを超える体格だったそうだから、当たり前の話かもしれないが、それを別にしても、3mx1.3mという外寸で、あのパッケージングを成立させたのは本当にすごいと思う。今年、日本機械学会によって機械遺産に認定されたが、ちょっと遅かったんじゃないの?と思った。

あとは、日野がライセンス生産していたルノー4CV、これも印象的だった。



もともとフランス人向けに設計されているので、前席の空間が十分あるのは当たり前としても、後席も大人が普通に乗れるのだ。今の軽自動車とあまり変わらないボディーサイズを考慮すると、これも驚くべきことと思った。当時、タクシーに使われていたというのも納得できた。そうしてみると、VWのタイプ1(かぶと虫)に似てるんじゃないか?と思っていたスタイリングも、急に個性的に見えてきたから不思議である。また、室内も何となく垢抜けた雰囲気で、これも好ましく思った。

ただ、スバル360もルノー4CVも、4人乗ると荷物を積む場所は無さそうに見えた。どちらもリアエンジンだから仕方が無いといえ、当時の人はどうしていたのか気になるところである。

次男も長男に劣らず車好きで、いろいろな車を外から観察したり室内に乗り込んだりしていたが、昔の車(小型車や軽自動車)の質素さや、ステアリングを真上で握って指を伸ばすとフロントガラスに触れてしまうような設計というか、狭さに驚いていたようだ。と同時に、ヴィヴィオのありがたみを再認識したようで、これは思わぬ副産物だった。考えてみれば、山陽道を100km/hで走ることに何の問題も無いし、エアコンも効く。おまけに、遠出をしても特に疲れることもない。スバル製の軽が無くなったのは本当に惜しいことだと、あらためて思った。まあ、採算を度外視したような設計と造りの産物ではあるので、ある意味やむを得ないともいえるが。

という訳で、久しぶりに訪れた福山自動車時計博物館、十分に楽しませていただいた。ひとつだけ問題は、休憩スペースを除いて冷房が無いので(扇風機が回っているエリアはある)、1時間も見学していると汗びっしょりになってしまったことである。なので、この時期にじっくり見学したい方は、着替えを持っていくことをおすすめしておきます。(私は以前に行って知っていたので準備していました。)

福山で遅めの昼食を済ませた後は、山陽道を東に向かい、岡山ICで降りて、R53を北上した。行き先は、レストア工房のOld Boyである。



普通に営業していたので、工房に隣接したショールームを覗かせていただいた。見たところ、1960年~70年代の欧州車が中心のようだったが、ポルシェは88年の911カレラもあったし、ウェブサイトを見ると、959をレストア中とのことである。日本車だとコスモスポーツが目を引いたし、ジャガーXK120もあった。



いずれにしても、私には大好物といえる車ばかりで、しかも、どれもが完璧な状態に仕上げてあるのだから、目の保養になったというか、ある意味、目の毒だった。



隣接するカフェでおいしいコナコーヒーをいただきながら、ガラスの向こうのガレージに収まるジャガーを眺めていると、こんなガレージが欲しくてたまらなくなってしまった。



今のところ主に資金面で目処が全然立っていないが、せめて仕事を引退するまでには何とかしたいと思った。まずはイメージトレーニングでも始めてみようかな?
Posted at 2016/08/22 00:46:16 | コメント(2) | トラックバック(0) | クルマ全般 | 日記

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