24日から25日にかけて、ももクロのライブ「ももいろクリスマス2014」に、初日はさいたまスーパーアリーナの現場、2日目は安城コロナシネマワールドでのライブビューイングで参戦してきた。
今回、さいたまへの往復はヴィヴィオではなくて、愛知住みの6人が1台で行く計画に便乗させていただいた。23日の夜11時半に安城を出発し、翌朝5時半に会場に着いた。デニーズでしばらく時間をつぶした後、この日最初に起こした行動は、メンバーが紅白歌合戦で着る衣装にファンがサインペンでメッセージを入れてメンバーカラーに染める、という企画に参加することだった。
私がメッセージを書き入れる直前の状態(10:20頃)
同じ日の15:00過ぎの状態(画像は彩れがさんからの借り物です)
ファンもももクロの一部というのはよく聞く話で、同じことを言っているアーティストは世の中に他にもいると思うが、実際にこんなことを行ったのは前代未聞だと思う。それ以上に、この企画そのものがメンバーの発案であるということが、ファンにとってはこの上なくうれしいことだった。
その後は、会場前のけやき広場で、みんカラのグループMMCZの皆さんと話をして過ごし、3時から皆で遅めの昼食を摂り、4時半過ぎに会場に入った。



ライブ自体は、セットリスト、演出、バンドの演奏も含めたパフォーマンスなど、いずれも最高に楽しく、仕事が忙しい中、なんとか日程を遣り繰りして行って本当によかった、と思った。3日たった今でも余韻に浸っているほどで、今思い出したことを書き留めておくことにする。
・開演前、2月末に公開される主演映画「幕が上がる」の一部をスクリーンに映していたが、そこでの百田さんと玉井さんの演技に目が釘付けになってしまった。特に、劇中劇の「銀河鉄道の夜」での玉井さんのそれは、アイドルという枠組みのレベルをはるかに超えていると感じた。今までに出演した映画やドラマでは演技に強い印象が残らなかったのは、本人役とか、それに近い役だったからではないかという気がする。今回の「幕が上がる」は、平田オリザ氏の原作は間違いなく面白かったし、本広監督も、演技や映画の出来栄えには太鼓判を押しているので、この映画で、ももクロがより多くの世間の人に見つかってしまうのではという、期待と心配が混ざったような思いがしている。それ以上に、平田オリザ氏が語った「いっしょに世界を目指そう」の方が実現するかもしれない。
・私の席は、長手方向では後ろから3分の1くらい、高さは200レベルの中間くらいで、ステージからはかなりの距離があったが、会場全体が2万7千人以上も入っているとは信じられないほど一体感があり、また、残響もよくコントロールされているようで、ライブの内容を心底楽しむことができた。今まで参戦したライブ3回が、西武ドームと日産スタジアムという、いずれも音響に難がある場所だったので、あまりの違いにびっくりしたのもあるが、SSAがももクロにとって聖地のひとつとされているのは、このこともあるのだろう。
・メンバー5人とも安定して声が出ていて、終始安心して聞くことができたのがうれしかった。また、私が気づいた範囲では、大きく音程を外す場面は無かったように思う。開演のときに高城さんが言っていた「過去最高のライブを更新する」という言葉には、このことも入っていたんだろうと思った。
・今回、バックバンドは金管楽器を大幅に増やした編成になっていて、その厚みのある響きが新鮮だった。特に、「僕等のセンチュリー」などはビッグバンドのサウンドにピタリとはまっていたように思う。あと、幕間の社交ダンスで演奏していた「月と銀紙飛行船」など、ボーカル無しで聞いてもイイと思える曲が多く、ももクロは本当に楽曲に恵まれていると思った。
・「空のカーテン」のサビの部分は、同じメロディーで同じ歌詞を歌い、振り付けも揃えているのに、スクリーンに大写しになったメンバーの表情が、5人とも全然違っているのに気づいた。心の内面を表現したような歌詞なので、思い浮かべる情景は違っていて当たり前かもしれないが、これを見た瞬間、5人の個性がぶつかり、5人の歌声が合わさってこそのももクロなんだ、ということにあらためて気づき、胸を衝かれた思いだった。今日はもう帰ってもいい、と思ったくらいだった。
・その「空のカーテン」や2日目の「灰とダイヤモンド」の大サビでの百田さんの歌声が、歌詞の内容と合わせて、ひときわ心に刺さった。大げさに言うと、脳天を直撃されるというか、理性を超えた部分に直接届くような感覚があり、今でも耳の奥に残っている。あの高音部で声を絞り出すような歌い方は、音楽の専門的な見方では上手いという評価にはならないだろうし、曲によっては、もう少しさらっと歌ってくれたらと思ったこともあったが、この日は、やっぱりこれじゃなきゃ、と強く思った。
本当に時間が経つのを忘れるくらい楽しかったが、終わったら、6時半の開演から3時間半も過ぎて10時になっていた。そこから6人が集合して出発したのが10時半、海老名SAで12時頃に食事、途中でもう1回の休憩をはさんで安城に着いたのは午前4時半だった。さいわい、ノア(現行型)の2列目シートは乗り心地がとっても良く、帰りのほとんどの区間で爆睡したので、25日は普通に仕事が出来た。車を出していただいたMさん、本当にありがとうございました!
(続く)
Posted at 2014/12/28 10:51:25 | |
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