12月31日(土)
大晦日の午後、電車で横浜へ向かった。目的地は、みなとみらい地区のパシフィコ横浜。ももクロのカウントダウンライブ「第二回ゆく桃くる桃 ~年またぎ笑顔三昧~」に参戦するためである。
5時前に会場に着くと、既に知った顔が10人ほどいた。大半は1週間前に幕張メッセで会ったメンツである。開場が8時、開演が10時であるのに早くからご苦労なことだ。雑談したり、物販の列に並んだり、ラーメンを食べに行ったりして時間をすごし、ロビーで行われた3BJuniorのライブを観覧してから会場入りしたら、席は1Fの半分よりすこし後ろだった。それでもステージまでの距離が大箱のライブより格段に近く、ラッキーと思った。よく考えたら、このライブのチケットが当選したこと自体が既にそうであると気づいたが。
10時の開演からは、テーマを決めてのトークとゲストのお笑い芸人とのからみだったが、ずっと笑いっぱなしだった記憶しかない。続いて11時20分頃に始まったライブは、テンポの速い盛り上がる曲を矢継ぎ早に繰り出し、息つく暇もないほどだった。ハイライトは「行くぜっ!怪盗少女」、サビが近づくころからカウントダウンが始まり、ゲストの芸人さんも全員ステージに登場、最後の3、2、1、0で、リーダーで赤色担当の百田さんがこの曲でクライマックスとなるえび反りジャンプを決め、それに会わせてステージと客席の全員がジャンプ!今年も昨年と同様、1秒の狂いもなく、ジャンプでの年越しとなった。
年越しの瞬間を音楽で祝うというのは割りとあるだろうし、Youtubeでも、曲(エルガーの威風堂々第1番だった)の演奏が年越しの瞬間に終わって、直後に盛大なお祝い、というのを見たことがある。しかし、今回のは、曲が始まって3分以上も過ぎた途中の一瞬を、指揮者のいないバンドの演奏で、1秒も狂わずタイミングを合わせているのだ。ももクロのライブで演奏するプレイヤーは腕利き揃いではあるが、本当にすごい人たちだ。
それにもまして、1年前にこのカウントダウンライブの第1回を実行に移した運営陣の頑張りもすごかったと思う。何しろ、11月に、3年連続で出たNHKの紅白歌合戦に落選した知らせを受け、それから全くの白紙から準備して見事に成功させたのだから。こういうアグレッシブさというか突撃精神は見習いたい。
ともあれ、過去最高に楽しい年越しを迎えることが出来た。個人的にツボだったのは、
「DECORATION」の中で、跳び蹴りというか、頭より高いハイキックを5人ともきれいに決めていたところ。年明けの1曲目に披露した「未来へススメ!」にもラインダンス風の足上げがあるが、これは間奏のとき。DECORATIONでは歌っている最中にやるのだ。それも笑顔のままで。この人たちはやはりただ者ではないと思う。また、この曲、振り付けは一度見ただけでは動きを追いきれないほどだし、曲もアレンジも演奏も刺激的だ。これに限らず、シングルCDに必ず収録されているオフボーカル版は、インスト曲としてそれだけを聴き続けていられるくらいで、それこそデビューした頃から入念にサウンドが作り込まれているのはうれしいことだ。
最高に楽しかったライブも0時半頃には終わり、電車で横浜を後にした。大晦日から元旦にかけて終夜運転が行われていたおかげで、4時半には小山の自宅に帰ることが出来た。鉄道関係者の皆さんの精励ぶりには本当に頭が下がる。
1月1日(日)
昼前まで半分寝ながらのんびり過ごし、午後の遅い時間にスカイマーク機で神戸に飛ぶためにヴィヴィオで茨城空港に向かった。どちらの家も新幹線が停まる駅が近いのに飛行機にしたのは、東海道新幹線は座席の掛け心地があまり良くなく、仕事の出張以外では乗りたくないという理由である。おまけに、通常料金でもスカイマークの方が新幹線よりも安くつくのだ。早割を使えば往復で1万円くらい安い日もある。このため、ドアトゥドアの所要時間は同じくらいだが、今後ともスカイマークを利用するつもりだ。ちなみに、茨城~神戸で就航しているB737の座席はレカロ製で掛け心地は良く、これもうれしい点だった。
茨城空港を利用したのは始めてだが、駐車料金が何日置いてもタダなのと、コンパクトなレイアウトで歩き回らなくて済むのがありがたい。何しろ、チェックインカウンターから保安検査を経て搭乗口まで、歩いて1分の距離しかないのだ。こんなの、国内、海外を問わず見たことがない。
1月2日(月)、3日(火)
2日の昼ごろ明石の自宅をポルシェで出発し、山陽道を西に向かった。途中で長男をピックアップし、2人で福山の実家に。3日は、せっかく福山まで来たので、久しぶりに鞆の浦まで行ってみた。

鞆の浦の背後の山を走る福山グリーンラインの展望台から瀬戸内海を望む。福山と広島に長く住んだ私には、穏やかな内海に小さな島がたくさん浮かぶ風景が懐かしかった。

ここの展望台で他の観光客がいなくなった時に、YouTubeにアップされている、
宮城道雄作曲の「春の海」(テレビのお正月番組でよく使われる、琴と尺八のメロディーが印象的なあの曲です)をスマホでちょっとだけ流してみた。鞆の浦から見た海の風景がモチーフになっていると言われるだけあって、見事にシンクロしている感じだった。
山陽道の上り線はこの日帰省ラッシュの渋滞がひどく、福山から明石は190kmほどだが4時間かかった。クラッチは重いものの、アイドリングで発進できる点がありがたい。エンジン油温も100℃くらいで収まっていたし、実害はなかったと思うが、気持ちとしては早く渋滞から抜けたい一心だった。次回は出来れば長男の325iで行きたいものだ。
1月4日(水)、5日(木)
4日朝の便で神戸から茨城まで飛んだ。
小山への帰りがけに茨城県内の車屋さんに立ち寄った以外はおとなしく自宅で過ごした。年末年始の休みも終わってしまったが、何かをやり残した感じはなかった。長期連休は毎回抜け殻のような生活を送るのが常だったのに、今回はももクリとカウントダウンライブでもらったパワーの効き目があった?今年もいろいろな面で何かと逆風が多いが、年末に振り返った時に「今がいちばん」と言えるよう頑張ることにしよう。
Posted at 2017/01/06 01:05:42 | |
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