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明石暇夫のブログ一覧

2017年03月16日 イイね!

BBOC芦有詣で~第19回関西舞子サンデー

3月10日(金)
仕事を定時より早く切り上げ、夕食と洗濯を済ませて少し仮眠した後、11時に930に乗って小山を出発した。新4号を南下して、五霞ICで圏央道に乗り、厚木から東名に。途中、刈谷と大津でごく短時間仮眠した他は止まらずに走り、7時半頃に明石に着いた。中国道の宝塚の先を渋滞が始まる直前に抜けられたので助かった。



走行距離は660km、掛かった時間は休憩を除いて7時間強だった。大型トラックが多いのでペースは上がらなかったが、930は100km/hでもそれなりの楽しさがあると思う。余談ながら、私の930は、実速100km/hの時、スピードメーターは115km/hを指している。ドイツ車らしからぬ大甘であるが、安全運転にはいいかも。

3月11日(土)
昼前から930で次男と一緒に近所をひと回り。ここで快調だった車に異変が。シフトレバーの遊びが極度に大きくなり、ギアが入っていてもグラグラするようになってしまった。どうやらシフトレバー回りのブッシュのどれかが割れたようだ。お楽しみの前の日だというのにツイてない。。

翌日のBBOCの芦有詣でのために大阪で前泊する関東、東海地方のメンバーがMorowaruさんの案内で夕食に出るというので、参加させてもらうことにした。結局、私を含む関西メンバーも入れて総勢8人になった。いやー皆さん、楽しい話をありがとうございました。あと、今回の目的地だったミナミは、9年間新大阪に通勤していた頃もほとんど行かなかったので、他の地方のメンバーだけでなく、私も十分に楽しませていただきました。Morowaruさんのホスピタリティというかサービス精神には脱帽です。



3月12日(日)
明石を出て阪神高速を東に向かい、深江で降りて芦有ドライブウェイの芦屋ゲートに。既に10台くらい930が来ていて、のっけからテンションは上がりっぱなし。



みんな一緒に展望台に向かったら、既に何台かは到着していて、全部で20台近くになったのかな?74年のカレラやルーフのCTRのような希少なモデルを見せていただいたり、久しぶりに会うBBOCのメンバーと話をしたりして過ごした時間は本当に楽しく、金曜の夜中に夜通し走った疲れも吹き飛んだ。



あと、今年の東京オートサロンでインポートカー部門の最優秀賞を受けた89年カレラに再会して、オーナーの方からより詳しい話を伺うことが出来たのもマルだった。



考えてみれば、昨年11月のBBOC全国大会は、栃木への転勤にともなう引っ越しの前日に当たってしまい、直前で涙をのんで断念したし、それどころか、他の集まりにも2年くらい出席できていなかった。こんなに面白いことはめったにないのだから、今年こそは何とか休みを工夫して少しでも多く参加したいと心底思った。

昼前に、他の10台あまりの930と一緒に芦有を後にして、関西舞子サンデーの会場に向かった。

関西舞子は過去に3、4回来たことがあるが、いずれも会場の半分くらいが埋まっているだけだったので、今回もそのくらいだろうと思っていたら、細長い会場のいちばん奥まで使うほどの大盛況でビックリ!天気が良くて暖かかったからだろうけれど、関西でも、本家の愛知県の舞子サンデーに負けない盛り上がりを見せていたのがうれしかった。



昼を過ぎると帰る車が目立ち始めたが、そこにやって来た1台がとっても気になった。古いランチアのオープンカーである。想像したとおり、熱心なランチア乗りとして有名なOさんの車だった。挨拶して、旧車王国さん、のびぞうさんと一緒に、Oさんの話を聞きながら車をじっくり見させていただいた。



車種はフラミニア・コンバーチブルで、後で調べたら、かなりの希少車のようだ。ぱっと見の雰囲気は、車高の低さを除くと、ほぼ同時代のプリンス・スカイラインスポーツに似ていると思ったが、中身がまるで違っていた。ボディーは「スーパーレジェーラ」というエンブレムが示すとおり、鋼管で形を作った上にアルミの外皮をかぶせるという、途方もなく手間がかかりそうな造りだし、もっとすごいのは、50年以上も前の車なのに、V6エンジンと、ギアボックスを後部に置くトランスアクスルを採用している。当時、ここまで前後重量配分にこだわった車があったとは驚きである。昔のランチアはすごかったんですね。

という訳で、ランボルギーニやマクラーレンの最新型のようなすごい車も来ていたが、私はこのフラミニアに目が釘付けで、この1台だけでお腹一杯という感じだった。

ただ、別に高級車や希少車だけに関心がある訳ではもちろんなくて、去年のいつかの回では、マツダのポーターキャブの荷台にスズキ・ファンファンというレジャーバイクを積んでいたのが妙にツボだった。こんな風に、国や年代やジャンルを問わず、あらゆる車が集まれるのは関西舞子の魅力なので、その開催日に合わせて明石に帰るようにして、少しでも多く参加したいと思う。

夕方は近くの星乃珈琲店に長男、次男と3人でお茶をしに行った。

帰りに立ち寄った海岸で海に沈む真っ赤な夕日を眺める。



明石では海に沈む夕日は普通だが、最後に見たのは何か月前だっただろうか。

ところで、シフトレバーがグラグラする問題については、コンソールボックスをずらしてシフトブーツをめくったら、すぐに原因が分かった。レバーの相手部品の球体部をカバーするブッシュが割れてせり上がり、レバー側の穴との間に隙間が出来ていたというものだった。大したことでなくて良かった。



3月13日(月)
朝、神戸空港からスカイマーク機で茨城空港に飛んだ。早割を使ったこともあるが、この朝の便の料金は、6600円という驚きの安さだった。茨城空港にあらかじめ配備しておいたマーチに乗って、小山の自宅へ向かい、荷物を置いてすぐに会社へ向かった。半日有給休暇を取っただけで、週末にすごく余裕が生まれると分かったので、次からもこの手でいくことにしよう。



という訳で、久しぶりにポルシェ930と長い時間を過ごしただけでなく、BBOCのメンバーとも会えて、関西舞子サンデーにも行けて、本当に楽しい週末だった(小並感)。ご一緒させていただいた皆さん、本当にありがとうございました。次回もまたよろしくお願いしますね~。
Posted at 2017/03/16 22:15:27 | コメント(7) | トラックバック(0) | ポルシェ911 | 日記
2017年03月01日 イイね!

那須クラシックカー博物館

先週末のこと。オランダ出張の疲れがたまっていたのか、土曜日は夕方までパジャマ姿で過ごした。日曜の午前は、洗濯機を2度回して掃除をしたら終わった。さて、いくらなんでもこのまま週末が終わったのではもったいない、せっかく930が手元にあるのだから、どこか近場でドライブでもと思い、昼から出かけることにした。

新4号を北上し、宇都宮から東北道に入った。エンジン回転を3500rpmくらいに保って走ったが、この辺りが3.2Lの930にとって快適なゾーンだと思う。(残念ながら、ギアが何速に入っていたかは記憶がはっきりしません。お察しください。)

あっという間に那須IC、そこから、ひろぽん師匠に教えていただいたレストラン「フィオラノ」に向かった。

ガラス越しに飾られている真っ赤なディーノ246GTが出迎えてくれた。



昼の混雑する時間は過ぎて比較的店内は空いていたので、迷わずディーノを間近に眺められる席を選び、ポチキソーセージとジャガイモのピザ、サラダとコーヒーのセットを頼んだ。

料理を待つ間ディーノを眺めていたが、あらためてその素晴らしいデザインに見とれてしまった。



絶妙な曲線を描くフロントフェンダーの峰とヘッドライトのくぼみ、クロモドーラのホイールなどが織り成す形だけで、ご飯3杯はいけると思う。ディーノはレストランのオーナーさんのもので、栃木34ナンバーが付いていたから、おそらく20年以上前からお持ちなのだろう。素晴らしい。



しかし、こんな素晴らしいデザインの車を、こんな間近で数十分間も眺めていられる状況って、そうそう無い。私は、ここ以外だと、昨年の夏に行った岡山のOLD BOYに併設されているカフェくらいしか知らないので、他にこのようなお店をご存知の方、ぜひとも教えてください。

これで料理が普通だったらどうということは無いが、うれしいことに、たいへん美味だった。ゴーダチーズのコクのある味わいもピザの焼き方も、新鮮な野菜の味も、すべてが好ましい。それでいて、値段はいわゆる観光地価格ではなく、リーズナブルだった。と思って回りを見渡すと、他のお客さんは普通のイタリアンカフェレストランとして捉えている風だった。と同時に、女性ボーカルによるジャズが流れる落ち着いた雰囲気の店内は、ディーノが無くても居心地のよい場所だろうと思えてきた。また近いうちに来てみたい。

フィオラノを後にして、すぐ近くにある「那須クラシックカー博物館」に向かった。



個人のコレクションのようであるが、展示車の台数がかなり多いだけでなく、年代もジャンルもバラエティに富んでいて、多いに楽しめた。



その中で印象に残っている車について記しておくと…

・1910~20年代の車が多数展示されているが、こんな古い車をじっくり見られる機会は日本ではあまりない。なので、前輪回りのメカニズムを観察してみた。



この年代の車のフロントサスのジオメトリーは、キングピン軸が前から見ても横から見てもほぼ垂直に立っている。スクラブ半径は100mmくらいありそうで、ステアリングへのキックバックはすごいだろうし、キャスター角がほぼゼロだから、直進性?何それおいしいの?てな感じだろう。おまけに、前輪ブレーキは無いし、ショックアブソーバーも無い。さらに、セルモーターも無いから、ケッチンの危険を冒して手でクランクハンドルを回してエンジンを掛ける必要がある。昔の人はよくこんな原始的なのに乗ってたもんだ、と思った。

・オースティンのタクシーキャブとしか書いていなかったが、後で調べたら、日本にも少数だけ入っている有名な形のあれ(FX4)よりひとつ前の、FX3という型のようだ。



「山高帽を被った紳士が…」と言われるだけあって客室内は広く、なかなか良い感じだったが、料金表の記述が余りにも細かいので驚いた。



走行料金は時間と距離の併用だし、追加料金も多すぎ!乗客は2人目からひとり6ペンス、自転車や乳母車が1台9ペンス、動物はバスケット1個につき3ペンス、バスケットに入ってなければ1匹につき3ペンスとか、本当にまじめに計算していたの?と思ってしまった。おまけに当時のイギリスの貨幣は10進法ではなく、1シリングは12ペンスだったそうな。。

・フィアット600を間近で見るのはほとんど初めてだったが、550ccの頃の軽自動車とあまり変わらないサイズなのに室内は広そうだし、4気筒エンジンを積んでいるし、形も愛嬌があるしで、私には、ほぼ同時代のフィアット500よりも魅力的に思えた。



日本では、ルパン3世の影響があるのかどうか、一般的には500の方が人気があるようだが、もしかしたら、スバルの360とR-2の関係のようなものなのかもしれない。そういえばスバルR-2の形はフィアット600に似てるように見えなくもない。

・シトロエン・トラクションアヴァン。名前のとおりのFFレイアウトとモノコック構造のため、隣に並んだ1942年シボレーと比べて格段に背が低く、それでいてフェンダーが独立した昔の車の形をしていて、とても同じ年代の車には見えず、また、たいへん格好良く見えた。



もちろん、FFでしかも重心が低いのは当然操縦安定性にもプラスのはずで、当時シトロエンは世界の最先端を行っていたんだろう、と思わせるものがあった。

・バイクの展示もなかなか面白かった。旧ソ連のドニエプルがBMW R100Sの隣にあったが、解説に「両脇に水平に突き出したシリンダーが特徴」と書いてあった。



そりゃ、ドニエプルはBMWをコピーしたんだから当たり前ですがな、とツッコミを入れたくなるが、もちろん、全部分かった上で、解説では知らん顔をしているのに違いない。現に、コピー元となっているBMWのR71も2つ隣に展示しているのだから。



・ハーレーダビッドソンとだけ書いてあるバイク、車体はどう見てもホンダのエイプと同じくらいで、格好もよく似ている。タイヤは見たら10インチで、エイプよりまだ小さい。



車種が書いてないので、家に帰ってから調べたら、当時ハーレーの傘下だったイタリアのアエルマッキのX-90のOEM版のようだ。しかし、エンジンは2ストロークだし、ハンドルの付け根には自転車のクイックリリースのようなレバーがあっておそらく折り畳めるし、タンクに名前が書いてなければ、ぜったいにハーレーとは分からないと思う。

・そのハーレーの解説、展示してあるX-90とは全然関係ないことを書いていてワロタ。学芸員の人が調べるのが面倒になったのだろうか?



・解説といえば、年式とモデル名しか書いていないのもあるが、これは善意に解釈すれば、自分で調べようという好奇心を起こさせるためかも知れない。ただ、解説がある場合でもツッコミどころもあるようで…

サクソン


針金スポーク車輪ってwwww

ド・ディオン・ブートン


駆動はスーパーギアって、そりゃスパーギア(Spur Gear)だってば。

アルビス


独立懸架の定義がどう考えてもおかしい。

まあ、この辺も含めて楽しませていただいた、ということで。

あと、忘れてはいけないのは、あのマッハ号が展示してある件。



映画の撮影用に何台か作った車の1台とのことだ。アニメの中のマッハ号はプロポーション的に無理があったようにも思うが、実車でも特に違和感がない形で、昔々にテレビで見た形がそのまま再現されている感じで、ちょっと感動ものだった。この車だけでも、ここに来る価値はあると思った。

という訳で、フィオラノも那須クラシックカー博物館も、存分に楽しませていただいた。小山からは片道100kmたらずで、ちょっとひとっ走りしてお茶をしに行くにはちょうどよい。実際、この日も昼を過ぎてから出掛けたが、日が暮れる前には帰着できた。次はトライアンフタイガーで来て、フィオラノにもう一度寄って、そこから別な博物館のどれかに行ってみようと思う。
Posted at 2017/03/01 23:49:25 | コメント(3) | トラックバック(0) | クルマ全般 | 日記
2017年02月23日 イイね!

オランダ出張

2月10日から2月18日までオランダのアムステルダムに出張で行ってきた。自由の国と言われるオランダで、しかも首都アムステルダムの中心に滞在していたのに、ホテルに缶詰になっている時間が長く、自分の自由になる時間はあまり無かった。それでも、夕食などで外出した時など、時間が許す限り街を観察してみたので、気づいた点をランダムに書き記しておく。

・アムステルダム中央駅は東京駅のモデルになったと聞いていたが、あらためて全体を見ると、たいへん風格がある構えに圧倒された。



・街を歩きながら歴史を感じさせる建物の数々を眺めていて、どうにも落ち着かない不安な感じを覚えた。すぐに気づいたが、建物がどれも傾いて立っているのだ。



これは写真に撮って後から見ても一目瞭然である。おそらく、埋立地に建てられているため、不同沈下を起こしているのだろう。地震がない地域だからこれで良いのかもしれないが、どうにも落ち着かない気分だった。

・自転車は完全に交通システムの一部になっていて、ちょっと大きな通りには茶色の自転車専用レーンがあるし、歩道にもバイクや自転車を置くスペースがふんだんに確保されている。さすが自転車大国と言われているだけのことはある。



でもその割りには、自転車やスクーターでヘルメットを被っている人をほとんど見掛けなかった。あくまで自己責任なんだろう。あと、不思議なことに、ロードバイクはほとんど見掛けず、大半の自転車が実用車然とした地味な形のだった。これはドイツ、イタリア、イギリスでもそうだったから、日本だけが例外なのかもしれないが。

・ドイツ人の同僚によると、ドイツではバイクの改造が厳しく制限されていて、ネットショッピングの無かった昔、標準より口径の大きいキャブレターを買うことさえ出来なかったという。このため、そういう規制の無いオランダで買ってくるというのは普通にあったとのこと。また、マリファナが合法であるというのは有名な話であるが、アムステルダム中央駅からほど近い繁華街でも、それを出すコーヒーハウスをたくさん見掛けた。自由の国というのはどうやら本当らしい。

・街で見掛けたスクーターの大半はべスパだったが、ホンダのジョーカーらしいのを発見した。



不思議に街の雰囲気には合っていたが、どうしてこんな所に?と思ってよく見たら、ホンダではなさそうだ。白い方は、Firenzeというバッジを頼りに調べたら、どうやらFlex Techという中国製のコピー品らしい。フィレンツェというと、べスパを世に送り出したピアジオ社の地元で、いわばスクーター発祥の地ではないか。大胆なことをする人たちだ。黒い方は、Bella 50というバッジがあったが、これも中国製のコピー品らしい。

・オランダというと、昔はDAFという自動車メーカーがあったが、ボルボに吸収されてしまった。その流れを汲むネッドカーは国内で唯一の量産車工場だったが、三菱が手放した今は、ミニやBMWを組み立てているという。どうやら、オランダでは自動車産業は今も昔もそれほどの存在感がなかったようだ。そのためか、走っている車の生産国や車種は何でもありで、これといった傾向を見つけることは出来なかった。

ひとつ驚いたのは、最近出たばかりのトヨタC-HRが早くも走っていたこと。タクシーはベンツのCクラスやEクラスが多かったが、プリウス、クライスラー300Cなんて変り種もあった。



・陸、海、空ともに交通の便が良い場所だけあって、料理はあらゆる国のが選べた。オランダ料理はあまり期待できないと聞いていたが、魚介類がふんだんにあったのが私には有難かった。サーモンは素材も味付けもごく普通と思ったが、ムール貝の蒸し物はなかなか美味かった。



・アムステルダム中央駅から王宮に向かう大通り沿いに、「SEX MUSEUM」なるものを見つけた。日本で言うと、東京駅と皇居の間に秘宝館があるようなものか。さすが自由の国である。



「性の喜びを知りやがって!お前許さんぞ!」と思った訳ではないが、入場料4ユーロを払ってのぞいてみた。展示品は、絵画、写真、塑像、絵皿、そして道具類などで、ほほうという感じではあった。写真を撮るのはOKだったが、みんカラのブログに貼ると速攻でID削除になりそうなので自粛。ただ、展示品の質、量を考えると、わざわざ時間を作って行くほどの場所ではないと思った。

・帰国する日の午前、オランダ海洋博物館を駆け足で見学してきた。オランダ東インド会社のイーストインディアマン号という船を復元したレプリカが係留されていたが、二百数十年前の船にしてはたいへん立派な造りなのに驚いた。ただ、時期的に、日本から巻き上げた佐渡の金、石見や生野の銀が、この船に化けたような気がしてならなかった。



今回の出張で、1年近く取り組んできたプロジェクトが無事に終わって、本当にほっとした。これのために毎週夜遅くに行っていた欧州とアメリカとの電話会議も必要が無くなった。ただ、2月10日(金)にアムステルダムに着いて17日(金)に離れるという日程の間、休日は無く、本当に限られた範囲しか観光できなかった。次回欧州に行くときには、何とか時間を捻出してこの街にもう一度立ち寄り、レンタサイクルで街を散策するとか、運河クルーズを楽しむとかしてみたい。と思わせるほど魅力的な場所だった。スキポール空港は欧州でのハブ空港で、市の中心へは電車で10数分の距離なので、ここを経由する旅程を組めば出来るはずではあるが、次にいつ欧州に行く用事があるか、の方がハードルが高いかもしれない。。
Posted at 2017/02/23 23:27:37 | コメント(3) | トラックバック(0) | その他 | 日記
2017年02月19日 イイね!

ポルシェ930の車検と整備

ポルシェ930の車検と整備2月18日、車検整備で工場に預けていたポルシェ930を引き取りに行った。

私の930の車検と整備は、ここ数年間は大阪・堺市のHモータースにお願いしていたが、栃木に転勤した今も車は明石にあるので、ここに依頼するためには飛行機か新幹線で栃木から明石まで2回往復しないといけない。入庫か引き取りのどちらかを長男に頼むことも考えたが、初めての道で慣れない930を運転させるのも不安が残るし、それ以前に、学校とバイトで忙しそうなので、この案は無しにした。

さてどうしようと思っていたら、Hモータースのおやじさんの娘さんがやっているという神奈川店の存在を思い出した。調べると、小山から電車で行くにもそんなに不便ではなさそうだし、堺の店で修行した人がメカニックを務めているらしい。ここなら安心と思い、2月5日に自走で明石から厚木のHモータースに持ち込み、18日に、海外出張から帰国して成田空港に着いたその足で、電車を乗り継いで引き取りに行った。

幸か不幸か先回の車検から走った距離が少なかったためか、点検の結果、車検に通らない不具合はひとつも無く、清掃、フルードの交換くらいで済んでしまった。あと、今年の正月に福山に行った時にサンルーフが閉まらなくなり、車載工具を使って手動で閉じたのがそのままになっているという問題があったが、原因は、ギアハウジングを固定するボルトの脱落だった。修理はこれの取り付け、左側ギア高さ調整、クラッチローラー(中古品)の交換で完了した。ちなみに、ワイヤー切れの場合、2本あるワイヤーの1本が2万数千円とのことで、消耗品でない部品はやはり高価なようだ。

という訳で、今回の車検と整備に要した金額は、法定費用も全部入れて16万円を少し切るという、破格の安さだった。これは、28年も前の欧州製のスポーツカーとしては驚異的と思う。ひとつには89年カレラは930の最後の年で完成度が高く、壊れにくいというのはあるが、本当に感謝なことだ。あと、今回の出張には、40cm x 60cm x 30cmくらいの大きめのキャリーバッグを使い、これが載るのかどうかを確認しないままに出発してしまったが、リアシートの背もたれを倒した上にちょうど載った。また、平べったいスーツケースならフロントのトランクに問題なく載るし、この場所には、A型ベビーカー(タイヤが大きい方)の、縦と横の両方に畳むタイプも収まった。私はゴルフはしないが、ゴルフバッグ1個が積めることも、ポール・フレール氏の著書「ポルシェ911ストーリー」によると、当初から開発目標のひとつだったとのこと。というような実用性の高さも、維持費の安さとともに、今まで持っていられた理由のひとつだと思う。

この日は、アムステルダムを出たKLM機が午前10時頃に成田に着き、午後1時過ぎにはHモータースで車を引き取ることが出来た。その後、厚木住みで最近退職した職場の先輩とコメダでお茶をして、次に、この近くに住むみん友さんのS-1さんとのミニオフ会、それから、小田急の電車の網棚に置き忘れてしまった海外出張のお土産を相模大野駅で回収するという一日だった。相模大野を出る頃は7時が近かったが、全通した圏央道(ガラ空きだった)の恩恵で、あっという間に小山に帰着した。今回の出張で、1年近く取り組んできたプロジェクトが終わって肩の荷が降りたところに930が戻って来て、先輩やみん友さんとのオフ会も出来て、出張の疲れも吹き飛ぶような楽しい1日となった。(小並感)

という訳で、930は、3月12日にあるBBOC芦有ドライブウェイ詣でに合わせて明石に乗って帰るつもりなので、しばらくは手元にあります。つきましては、近場でドライブにおすすめのコースがあれば、ご教示いただければ有難いです。ただし、路面凍結の心配が無い場所限定にて…
Posted at 2017/02/19 21:47:29 | コメント(5) | トラックバック(0) | ポルシェ911 | 日記
2017年02月08日 イイね!

マーチ12SRを選んだ理由

マーチ12SRを選んだ理由ヴィヴィオの後継にマーチ12SRを導入したことを2月2日のブログで書いた時、この車を選んだ理由を説明するのは後にしようと思っていたら、みん友さんでポルシェ911SCSに乗る冷やし まーさんが、コメントという形で、それをほぼそっくり代弁してしまった、じゃなくて、してくださった。あまりにも的を射ているので、ここに全文を再掲しておきます。



==引用開始==

メーカー謹製の和製ホットハッチ
なかなか楽しそうな気配ですね〜

この時代のコンパクト。ヨーロッパ車
だとおいそれと手を出せない車齢
となってきますが、日本車だと
まだ安心して乗れますね!

ぜひ末長く大切にしてあげて
下さいませ〜

==引用終わり==

以上おわり、だとあまりにも芸がないので少し補足すると、まず、ヴィヴィオの次の車はコンパクトハッチバックにすることは、かなり以前から考えていた。これは、単身赴任先でひとりで乗るのがほとんどであること、コンパクトで軽快な車がもともと好きであること、明石の自宅では、長男がかつてはレガシィB4、今はBMW3シリーズという、3人以上の遠出にも向く車を乗っていること、などからごく自然に決まった。軽自動車にしなかったのは、ヴィヴィオよりもう少し余裕があるのが欲しかったということで、私も少し年をとったのかもしれない。

コンパクトハッチバックというと、日本車で真っ先に思い出すのはスイフトであるが、スイフトは2代目(ZC31)より3代目(ZC32)がかなり良くなっているのを試乗して実感しているので、どうせなら3代目にしたいと考えた。ただ、これはつい最近まで新車で売られていたので、後でいつでも程度の良いのが買えるはず。

次に、同じスズキのスプラッシュはかなり真面目に検討した。シャシーに関しては、高速道路を走っている時、とても車重1トン程度の車とは思えない安定性を見せてくれて、2代目スイフトよりもさらに出来が良いと思った。ハンガリー製ではあるが、スズキがきちんと品質に目配りしているなら日本製と同じ感覚で維持できるはず、というのも魅力ではあった。ただ、マニュアル車の設定がないことがやはり引っかかり、涙をのんで候補から外した。

さて、他にどんなのがあったかな、と思ったときに、みん友さんで、私と同じ1989年のポルシェ911カレラに乗る旧車王国さんが、マーチ12SRにお乗りなのを思い出した。愛車紹介のページを見ると、ご自身と息子さん用に2台もお持ちとある。あれだけ沢山の車を乗り継いだ人が2台も買うくらいだから、よっぽどいい車に違いない、と思っていろいろ調べたら、開発は日産の子会社のオーテックが手がけたこと、エンジンはわざわざストロークの短い1.2Lを選び、カム、ピストン、バルブスプリング、フライホイールまで専用であることなどを知った。日産車を知り尽くしたオーテックがここまで手を掛けて開発したのだから、ノーマル車とは段違いの出来であるのは間違いないだろうし、普通のマーチと同じ保証を付けてディーラーで売っていたのだから、耐久性や信頼性も他の日産車と同じレベルで確保されているはず、と考えるに至り、これを選ばない手はないと思った。

では、欧州車はどうだったかというと、コンパクトハッチバックの本場ではあるが、手ごろな価格で買える年式のは信頼性に疑問があり、普段の足としては踏み切れなかった。あとは、欧州車の(欧州製の)オートマチックは構造を問わずどれも信用しておらず、マニュアル車の一択で考えている中で、例えば現行型シトロエンC3のような、本当に欲しいモデルにマニュアル車の設定が無いことがネックになった。

というわけで、マーチ12SRというのは比較的簡単に決まった。後はボディータイプであるが、どうしても3ドアが欲しくて、これにはこだわった。前期型にしかなかったので選べるタマがたいへん少なかったが、理由は好みとしか言い様がない。K12型マーチのスタイリングは5ドアももちろん好きではあるが、3ドアの方が、特に斜め後ろから見た姿が格段にスポーティーで、せっかく買うならこっち、と考えた次第。

そうしてやって来たマーチ12SRの3ドア、エンジンは7000rpmまで良いフィーリングでスムーズに回るが、低いギアならそれほどのスピードにはならず、日常的に楽しめる。シャシーも、記憶にあるノーマルのK12型とはまったく別物で、格段にシャキッとしていて、思い通りに反応してくれる。その割りには乗り心地はそれほど犠牲になっていないし、快適装備もひととおり揃っている。シートも専用設計のようだが、掛け心地もサポートもかなりいいと思う。燃費はまだちゃんと測っていないが、かなり良さそうだ。という訳で、私の使い道にはほぼ理想的と思える。日産やるじゃん。そして、この車を選ぶきっかけとなった旧車王国さんの慧眼にあらためて感謝です。
Posted at 2017/02/08 22:07:59 | コメント(4) | トラックバック(0) | マーチ12SR | 日記

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何シテル?   01/27 17:38
兵庫県明石市住みの暇人=明石暇夫です。理屈っぽいヤツだと思われがちですが、実際はそれほどのことはないと思ってます。(*^^*) Hello, my ni...

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