シリンダーヘッドカバープロテクターの修理

２つ前の週末に参加した走行練習会でＲ８５０Ｒを転倒させてしまい、その時にシリンダーヘッドカバープロテクターが割れてしまいました。ちなみに、フラットツインのＢＭＷを遅い速度で転倒させると、シリンダーへッドを軸にしてバイクがゆっくり回るという動きをするというのは初めて知りました。

新品を買おうと思って価格を調べたら、英国のMoto-Binsで、送料別で４０ポンド（約６０００円）するのと、原形はほぼ残っていたので、修理することにしました。

今回使ったのは、ホルツのＦＲＰ補修キットです。オートバックスで２７００円くらいでした。

まず、裏側からグラスファイバーを接着剤で貼ります。接着剤は、キットに入っているレジン１０ｇに対して液体硬化剤０．１ｇ（３滴）を混ぜて作ります。

写真はかなり後の方で撮ったものですが、グラスファイバーを貼った状態を示しています。

表側に塗るパテを作ります。紙コップに、レジンを必要量入れ、同じ量のパウダーを混ぜ、硬化剤を滴下します。やはりレジン１０ｇに対して硬化剤３滴が目安とのことです。

写真は、いちどパテを塗って、ヤスリで表面を削った後の状態です。この後もういちどパテを塗り、ヤスリで仕上げ、さらに＃６００の耐水ペーパーで仕上げました。ヒケが少し残ってしまいましたが、プロテクターであるのと、車体の下の方であまり目に付く場所でないので、適当なところで切り上げました。

本当はツヤ消しの黒が好ましいのですが、手元にある黒色スプレーがツヤありだったので、それを塗って（写真の状態）、その後、＃１０００の耐水ペーパーで表面を荒らし、これを２回行いました。

結果としては、表面の平滑な部分はツヤ消し、ヒケの部分はペーパーがかからないのでツヤ有りと、たいへん微妙な状態となってしまいました。素直にツヤ消し黒を買いに行けばよかった。

やはり削れていたシリンダーヘッドカバーもパテを盛って耐水ペーパーを掛け、缶スプレーで塗装しました。ただ、写真で見て分かるとおり色が合っていません。今回は、とりあえず形が出来ただけでＯＫとして、次回、時間がある時に、塗装をもう少し何とかしようと思います。