2024年04月16日
【ロードスターシールキット供給要望要旨】
NDロードスターに乗っています。新車登録から7年目経過したのでブレーキキャリパーのオーバーホールをしようとしたら、ブレンボキャリパーのシールキットが供給されていないことがわかった。
ディーラーからは、ブレーキフルードが漏れたらキャリパーを交換しましょうと言われたが、キャリパーを交換すると部品代だけで14万円かかる。
ブレンボキャリパーを採用している日産もレクサスも本田などもすべてシールキットを供給してくれている。
ロードスターも困っていて、ブレンボキャリパーを採用しているフォードのシールキットが流用できるのではないかということで、イギリスか調達したがピストン径が合わなくて流用できなかった。
これから、ロードスターも7年、8経過し、ブレーキフルードが漏れる車がどんどん増えてくる。
今ならまだ間に合うので、ロードスターユーザーが加害者にならないよう、重要保安部品であるシールキットを供給してもらいたい。
【斎藤主査の回答要旨】
私もブレンボキャリパーのロードスターに乗っている。
このブレンボキャリパーはオリジナルではなく、ロータスエリーゼと共通と聞いている。
いずれにしても、すぐには無理だが、ブレンボと調整し、近いうちに供給するようにします。
【山本 元主査のコメント】トークショー開催前
ブレンボキャリパーのシールキットが供給されていなかったことは知らなかった。
シールキットは絶対に供給しないといけない。
担当部長や斎藤主査にも私から伝えておく。
Posted at 2024/04/16 08:50:43 | |
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2024年04月10日
商品主査の斎藤さんのロードスター2023年の改良に関する特別公演の要旨を記録しておきます。
なお、写真撮影や録音などは許可されていないので、記憶をたどってのものとなります。
2026年5月には、既に型式認証を受けて販売している「継続生産車」にも、サイバーセキュリティ法が適用され、サイバーセキュリティー対策が義務化されるので、ロードスターも適用が必要となった。
一から開発することはできないので、CX-60のCPUやセンサーを流用することにしたが、100億円かかった。
これに伴い、ナビの画面も変更が必要となったが、前方視界の関係でロードスターのインパネには付けることができなかったので、無理を言って新開発してもらった。
最新の機器を流用するので軽くなるように思えるが、実際には10Kg重たくなった。
どうせやるなら、今までできなかった改良を入れ込むことにした。
ライトはアダプターを付けることも考えたが重量を増加させてくなかったので、一から開発した。合わせてテールライトも新調した。
これらの改良を行った結果、2023年は、NDロードスター発売当初に匹敵する販売台数となった。
LSDも駆動側ではなく、制動側の効きを高めた。
デフは、オープンデフの方が一番良いと私は思っている。
大幅改良となったので、エンジンルームの各種機器の配置も再検討した。
次期ロードスターは電動化になると思うが、現在の技術だと電池などが重たくなりすぎて、満足できる車を作ることはできない。
電池の技術開発状況を踏まえて次期ロードスターの開発を始めたい。
現時点では次期ロードスターの開発に着手していないが、一般的に開発から発売まで4年程度かかる。
NDロードスターは、騒音規制をクリアしながら、もうしばらく販売を続けたい。
騒音規制をクリアしようとすると、排気音、吸気音、タイヤのロードノイズ、風切り音などの問題を解決しないといけないので、相当大変である。
2026年以降も継続販売していくが、個人的には2025年モデルまでがおすすめです。
Posted at 2024/04/10 20:28:18 | |
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2024年04月06日
本日、マツダミュージアムでロードスターの商品主査を務めている斎藤茂樹氏の特別講演を聞く機会がありました
そのトークセッションの質疑応答で、NDロードスターのブレンボキャリパーのシールキット(ブレーキのオーバーホール用)を供給するよう要望したところ、近いうちに供給すると回答を得ました。
ブレンボキャリパー装着車が発売開始されてから、7年を経過し、ユーザーの間でシールキットの供給は大きな問題となっていたので、本当に良かったです。
トークセッションが始まる前には山本修弘氏と話をすることができましたが、山本さんもブレンボキャリパーのシールキットが供給されていないことはご存じありませんで、斎藤主査をはじめとする関係部長にも言っておくとの回答をもらっていました。
そもそも、ブレンボキャリパー装着車を販売しているニッサン、トヨタ、三菱、スバル、ホンダのいずれもブレンボキャリパーのシールキットは単体で供給しているものであり、重要保安部品であるから、供給するのはメーカーの責務です。
それをなおざりにしていたマツダの姿勢には問題がありましたが、とにかくその問題は解決できることになりました。
イギリスから類似のシールキットを購入したりと色々苦労しましたが、マツダから供給を受けることができることになったので、ほっとしています。
Posted at 2024/04/06 19:48:55 | |
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