久々の昭和のアーティストシリーズ。
今宵は高橋真梨子を語りましょう。
今回で7回目を数えますが、女性アーティストはこの高橋さんが初めて
ということになります。 広く浅く適当にという、あくまでも私独自の目線
ですので、ファンの方々には至らぬ点が多々あるかとは思いますが、そ
の辺は予めご了承願いたい。m(_)m
高橋真梨子の魅力を語るなら、それは何といってもその歌唱力に尽きるというのが、世の歌謡
ファンの一致するところではないかと思います。
”大人の本物の恋愛を歌う歌手”と言ったら良いでしょうか。
彼女は2013年に、自身の代表曲 「For you…」 で、久しぶりに年末のNHK紅白歌合戦への出場を
果たすわけですが、何と29年ぶりの出場にもかかわらず、いきなり紅組のトリを任されたのでした。
これはひとえに、彼女自身の並外れた高い歌唱力と、それに対する周りの信頼性によるものでは
なかったかなと思います。
そしてそれは、近年のジャニタレ軍団や、秋元軍団のお遊戯に癖々し、本物の実力派歌手に飢え、
渇望していた視聴者たちの欲求を満たすに十分なものであったと記憶しています。
そんな実力派の高橋真梨子ですが、辛口爺が大好きなのが、1984年にリリースした「桃色吐息」
あの時代、久保田早紀の「異邦人」と並んで、日本的とはちょっと違う異質な感覚、さらに不思議
な雰囲気をも併せ持った曲であったと思います。
33年前、まだ30代半ばの若くて美しい高橋真梨子さんです。
本物の大人の女性とでもいうのでしょうか、本当に艶やかで美しいですね。
ところで皆さんは芸能人でも誰でもいいですが年上の女性に憧れたことってありませんでしたか ?
いや、恐らく男だったら一度や二度はあるでしょう(笑)
私の場合は、この高橋真梨子さんともう一人、以前昔のアイドル5でも少し触れましたが、解散し
てソロになり、中島みゆきの「すずめ」を歌った頃の元ピンクレディーのケイちゃんですね~ (^^ゞ
まだ若かった自分から見れば、落ち着いていて、しっとりとしていて、グッと大人っぽくて、溢れる
ような色気等々。 憧れたなぁ・・・ (*´д`*)
若かりし頃の西城秀樹が13歳年上の女優・十朱幸代さんとお付き合いしていたのは事実だそうで
すが、ヒデキもやっぱり同じような気持ちだったのだろうか ・・・ ?
そういえば、高橋真梨子も私と13歳違い ・・・ ! おおっ、これは何かの偶然か !? (笑)
ジョーダンはさて置き、高橋真梨子といえば私の中では、↑上に画像を貼りましたが、若かりし頃
のペドロ&カプリシャス時代の方が印象が深いかもしれません。
あの時代の代表曲といえば、何といっても「ジョニィへの伝言」
年配の方々はよくご存知でしょう。
1973年、当時24歳だった高橋真梨子さんです。
向かって左側でバスフルートを吹いているのが、後の夫となるヘンリー広瀬さんですね。
高橋さんと同時期にペドロ&カプリシャスを脱退し、その後はソロになった高橋さんを支え続けた
人でした。 (もちろん今もですが)
しかし良い歌ですね~、肩肘張ることがなく、自由で気ままで。
”♪友達なら~ そこのところ~ うまく~ 伝えて~♫”
この部分などは、今でも共感される方がいっぱい居るんじゃないでしょうか。
おおよそ野暮用の時に用いたりなんかするんですよね。
若い頃の野暮用というと必ず女絡みが定石です。
例えば仲間内で一杯やろうと約束します。 そこに想いを寄せていた女の子とのデートと重なって
しまった。 さあどうする ? 結論は初めから出ています。 男は絶対に女の子の方を取ります(笑)
そこで一番親しい奴に野暮用だからと、こっそり伝えるわけですね。 うまく伝えてくれと(笑)
厳密にいうと歌詞の内容とはちょっと違うんですけどね(笑)
そしてもう一つ。
同年リリースされた「五番街のマリーへ」という曲。
先程の「ジョニィへの伝言」が若い時分に共感する歌なら、こちらは年齢を重ねてからその良さが
身にしみてくる歌だと思います。
優しい歌ですね~
やはり歳を食うとこちらの方が共感の度合いが高くなるような気がします。
子育てが終わって少し余裕ができると、晩酌しながらですが、ふと昔のことを思い出したりする
時があるもんなんです。
”♪マリーという娘と、遠い昔に暮らし~ 悲しい思いをさせた、それだけが気がかり~♬”
”♪もしも嫁に行って、今がとても幸せなら、寄らずにほしい~♬”
私は同棲ということはしたことはありませんが、それでも女房の前に何人かの娘と付き合ったこと
がありまして、例えばこの間のフォトギャラリーのコメントでも少し触れましたが、初めてデートして
付き合った娘は今頃どうしているのだろうかとか、嫁に行ってその後は幸せに暮らしているだろう
かとか、色々と思いを馳せる時があり、そういった時にとても共感できる歌だと思います。
別れた理由は遠距離だったり、長男vs長女の問題だったり色々ですが、やはり自分が好きだった
娘には幸せでいて欲しいですからね。
皆さんもそういう時ってありませんか ? (笑)
しかし阿久悠さんの詞は素晴らしいですね。
先程の「ジョニィへの伝言」といい、本当に天才だと思います。
さて、長くなりましたので、最後にもう一つだけ動画を貼って終わりにします。
それは最初の方でも触れましたが、彼女の代表曲である「For you…」
もはやここで多くのことを語る必要はないと思います。
一言でいえば誰にも真似出来ない、これぞプロ ! の実力を感じさせてくれる映像です。
立派な大ホールで、これを生で聴けた方々は本当に幸せだと思います。
以上、昭和のアーティストたち、
今回は高橋真梨子さんでした~
✌