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辛口レビンのブログ一覧

2016年09月03日 イイね!

古典に学ぶ 3 「能をつかんとする人」

古典に学ぶ 3 「能をつかんとする人」
 ご無沙汰しております。

 このところ公私ともに忙しく、中々みんカラに時間を取れない日々

 が続いております。

 恐らくこの先かなり不定期での更新になると思いますが、今後とも

 変わらぬお付き合いの程、宜しくお願いいたします。

  m(_ _)m


さて今回は久々に 「古典に学ぶ」 シリーズ。


『徒然草』 (つれづれぐさ) という古典をご存知ですね。

今からおよそ700年前の鎌倉時代末期に吉田兼好によって書かれたとされる随筆で、清少納言

の 『枕草子』、 鴨長明の 『方丈記』 と合わせて日本三大随筆の一つとされています。

随筆とは今でいうエッセイ集のようなものといって良いと思います。


”春はあけぼの” で始まる枕草子、そして ”ゆく川の流れは絶えずして” で始まる方丈記、さらに

”つれづれなるままに” で始まる徒然草。 

私も含めてみんな古典の授業の時はヨドを垂らして寝ていた口だと思いますが、この出だしの部

分だけは覚えているのではないでしょうか(笑)


この徒然草ですが、我々が生きるこの21世紀の現代に置き換えても充分通用する良いことが書

かれているんです。

中でも150段目の文章が落ち込んでいる時に読むと、とても元気が出てくると人気のようです。


ではさっそく。


     徒然草 第百五十段より、「能をつかんとする人」 現代語訳



   これから芸事を身に着けようとする人は、とかく 「下手くそなうちは誰にも見せたくない、

   こっそり練習して、ある程度見られるようになってから披露するのがカッコいい」 と言う

   ものだけど、そういうことを言っている人が最終的にモノになった例えはひとつもない。

   まだ未熟でヘタクソな頃から、上手くてベテランな人たちに混ざって、バカにされて笑わ

   れて、それでも恥ずかしがらずに頑張っていれば、特別な才能がなくても上達できる。

   道を踏み外したり、我流に固執もないだろう。

   そのまま練習し続けていれば、そういう態度をバカにしていた人たちを遥かに超えて、

   達人になっていく。 

   また人間的にも成長するし、周囲からの尊敬も得られる。

   今は 「天下に並ぶものなし」 と言われている人でも、最初は笑われ、けなされ、屈辱を

   味わったものだ。

   それでもその人が正しく学び、その道を一歩一歩進み続けてきたおかげで、多くの人が

   その教えを授かることができるようになった。

   どんな世界でも同じである。



      


いかがでしたか ?

いかに自分が未熟であっても、うまくいかなくて馬鹿にされて悔しい思いをしても、自分がどう見ら

れているかなんて気にせずに、一心に打ち込んでいくことが大切なのだということが記述されてい

るわけですね。

なにか原点に帰るといいますか、大事なことを気づかせてくれたような気がしませんか ?

特に若い世代の方々にとって非常に為になる言葉であると思います。

およそ700年ほど前の人間が、取り留めもなく浮かんでくることを書き綴った文章なんですが、こう

して読んでみますと、改めて昔も今も人間の本質なんて同んなじなんだなぁということが分かりま

すよね。


この徒然草は、他にも現代に通用する興味深い記述がたくさんありますので、いずれまた紹介

していきたいと思います。



というわけで、「古典に学ぶ」 第3回目は、兼好法師の徒然草より、

『能をつかんとする人』 でした~





   



Posted at 2016/09/03 20:21:11 | トラックバック(0) | 古典に学ぶ | 日記
2015年09月20日 イイね!

古典に学ぶ 2 「戦わずして勝つ」

古典に学ぶ 2 「戦わずして勝つ」
 一週間のご無沙汰でした、辛口おやじです。

19日の未明に参議院本会議において、安全保障関連法案が

可決され、成立しましたね。

「自分の国は自分で守る」という至極当然のことが出来ないで

いる現在の日本。

現実に中国という脅威が迫っている現在、平和憲法があるか

ら軍隊は要らないし、日米安保条約があるから守ってもらえる ... 

これではダメなのである。

この法案成立によって、ようやく普通の国への第一歩を歩めることになったわけですね。 ヤレヤレ




さて、今回のブログは戦国時代の剣術家・塚原卜伝(つかはら、ぼくでん)の話。


はて?

聞いたことがある様な、ない様な ...


昔ドリフターズのコントに、志村けん扮する老年の達人が、加藤茶扮する若い侍を鍛える「剣の修

行」というコントがありましたが、あのイメージだと思って頂いて良いと思います。

志村けんが 「どこからでもかかってきなさい !」と言い、一定の間合いを置いて加藤茶が不意打ち

をするのですが、それを志村が事前に察知し、とっさにかわして、扇子で額をペシッと叩き一言、、、

 「未熟者めが ! 」 とやるやつですね (笑)


     


塚原卜伝は戦国時代に常陸国鹿島(現在の茨城県)に生まれ、幼少より鹿島中古流の太刀を学

び、17歳の時に全国へ武者修行の旅に出たそうで、生涯多数の真剣勝負や合戦に臨み、一度も

負傷しなかったという伝説の剣聖であり、実在の人物でもあります。

上の絵は若き宮本武蔵と卜伝の図。 (武蔵と卜伝は時代が違うので、後の創作といわれています)


卜伝の逸話を3つほど紹介いたしましょう。


卜伝が琵琶湖の渡し舟に乗った時の話。

   客の中にマナーの悪い侍がいて、はた迷惑も考えずに自分の兵法をえらく自慢している。

   そこで卜伝は静かにこう語って聞かせた。


   「本当の兵法というものは、あなたが言うように勝とう勝とうとするものではなく、負けないよ

     うに工夫することではありませんかな ?」


   すると、この侍が激高してこう言った。


   「貴様のような老いぼれが何を言うか !

    そんなに偉そうなことを言うのだったら、俺と実際に勝負してみろ !!」


   一歩も引かぬという怒りようだったので、ほかの客の迷惑も考えて、卜伝はこう言いました。


   「では、あそこに小さな島がある。 あの島でどうじゃ」


   「願ってもないこと」


   その小島に着くなり、侍はさっそく船から飛び降り、スタスタと駆け上がって行った。

   すかさず卜伝は船頭から竿を借りると、一気に船を島から離した。

   取り残されたことに気付いた侍が大声で卜伝を罵倒するが、

   卜伝は、

   「戦わずして勝つ ! これが無手勝流だ !!」 と言って高笑いしながら去って行ってしまった。。。


     


古代中国の孫子の兵法の中に、

 「百戦百勝は、善の善なる者に非るなり。戦わずして人の兵を屈するは善の善なる者なり」

という諺があるそうです。 これは百回戦って百回とも勝利するというのは、普通に考えれば良さそ

うな話だが、孫子はそれを否定し、戦わずに勝つことが善の中の善であると説いたわけですね。 

なぜ最善かといえば、戦って勝てばもちろん自軍に利益をもたらすわけですが、無傷というわけに

はいかず、必ず損害が及ぶわけで、勝ったとしても意外に利益は少ないものだということですね。

戦国時代、各大名たちは盛んにこの孫子の兵法を学びましたので、これらの影響を多分に受けて

いるのだと思いますが、しかし良いですね~

戦わずして勝つ!

一枚上手と言うんでしょうか。 卜伝のカッカッカッという高笑いが聞こえてきそうですよね(笑)



2つ目の逸話です。


   卜伝の弟子の一人が馬の後ろを歩いていた時、急に馬が跳ねて蹴られそうになりました。

   弟子は間一髪とっさに身をかわして避けると、それを見た民衆は卜伝の弟子を凄いと褒め

   称えます。

   しかし卜伝の評価は違っていました。

   馬は跳ねるということを忘れ、うかつにも馬の後ろを通った弟子が悪い。

   初めからそこを避けて通ってこそ我が弟子である。。。 と。


卜伝の重んずることは 「戦わずして勝つ」 こと。

事前に危機を察知して無用のリスクを背負わないことが達人の条件である、ということです。

まさに 「未熟者めが !」 ってとこですね。

う~ん、深いなぁ 。。。(笑)



3つ目の逸話です。


   卜伝には三人の養子がいました。

   ある日、家督を譲るために三人の息子の心がけを試したそうです。

   引き戸の上に木枕を置き、戸を開けると木枕が落ちるような仕掛けをしました。


   最初に来た三男は落ちてきた木枕を真っ二つに切って部屋に入りました。


   次に来た次男は木枕が落ちてくるととっさに退き、刀の柄に手をかけ、落ちてきた物が木枕

   であることを確認して部屋に入りました。


   最後に来た長男は入る寸前に仕掛けを見破ると、木枕を取り除いて部屋に入りました。



あなたがもしこの三人の息子の父親だとしたら、誰に家督を譲るでしょう?

素人目に見れば、落ちてきた木枕をとっさに真っ二つに切ってみせた三男が凄いなぁなんて思い

ますよね。

でもとっさに避けて、しっかりと確認した次男も堅実な感じがしますし ...


     

答えは、三番目の長男に家督を譲ることを決めたのだそうです。

いくら腕が立つといっても、真剣勝負では何が起こるかわかりません。

運が作用することもあるでしょうし、偶然で負けることもあります。

事が起こる前にそれを見抜き、事前に取り除く。

やはりこれが一歩進んでいると考えたということですね。


卜伝の無敗の秘訣は常に先を見越して行動することであり、それによりしなくてもいい無益な戦い

をしないということにある訳です。

この塚原卜伝ですが、黒澤明監督の名作映画「七人の侍」のリーダー、島田勘兵衛のモデルでも

あるのだそうです。

興味のある方は是非ご覧下さい。



という訳で、いかがでしたか?塚原卜伝のお話。


無手勝流良いですね~


戦わずして勝~つ!



やっぱりこれが一番ですね ! (o^-')v


    
       また来週~
   

   




   
  

Posted at 2015/09/20 21:37:42 | トラックバック(0) | 古典に学ぶ | 日記
2013年08月10日 イイね!

古典に学ぶ 1 「猿猴捉月」


 
  むかしむかし、ある所に大変慈悲深く誠実なサルの王様がいました。

ある夜、その王様は井戸の底の水に月の影が映っているのを見て、驚きました。

「大変だ、月が落ちてしまった!」 

王様はさっそく国にいた五百匹のサルすべてに動員をかけ、月を拾い上げることにしました。

井戸の上に伸びている木の大枝から、五百匹のサルが手をつないで深い深い井戸の底まで

数珠つなぎになって、何とか月を拾い上げようとしました。

ところがサルの重みで枝が折れ、哀れサル達は全員溺れ死んでしまいました・・・。


            

   
これは僧祇律(そうぎりつ)という仏教書の説話、猿猴捉月(えんこうそくげつ)です。

猿猴月を取るともいいます。

我々日本人はこの手の話を一番嫌う民族といわれてます。 読んで感じると思いますが、非常

に毒がありますね。


この説話は何を言いたいのか? 

要するにいかに善意であれ誠実であれ、真の知恵が伴わなければかえって有害である、という

ことですね。


サルの王様は温厚で誠実で善意に満ちていました。 だからこそ「月が落ちた」という世界の危

機(?)に対して立ち上がったのです。 もちろんボランティアです。 これが成功したからといっ

て直接の利益があるわけではありません。

この王様には人望(?)もありました。 人望があるからこそ大勢のサル達がついてきたのです。

しかし、真の知恵がなかった。 

それゆえに、それ以外の全部の徳を持っていたにもかかわらず、結局は国を滅ぼすことになったの

です。



善意及び誠意イコール正義、 ほとんどの日本人が100%正しいと思っている事だと思います。

しかし現実はどうでしょう。

中国や韓国への永年にわたる多額なODAや経済援助等々・・・。

 
善意さえあれば、誠意さえあればいい、というのは間違いだという事をこの2カ国は見事に証明

してくれているではありませんか。



古典に学ぶ・・・ いや~、いにしえの方達の知恵って凄いですね~。



     
      以上。









Posted at 2013/08/10 20:13:32 | トラックバック(0) | 古典に学ぶ | 日記

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「驚いたね~ まさか当選するとは思わなかったなぁ。それに「私自身、必要な説明をし、公私のラインを引かせていただいた。一定の信託はいただいたと思う。」って・・・
なに勝手に禊すませてんだ ?
国民は信託なんかしてないぞ !

何シテル?   10/23 21:10
上品とは無縁の田舎のべらんめぇ親父です。 身の程知らずの言いたい放題。 時として極論で語ることもありますが、昭和 の頑固親父の戯れ言だと...
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