ステップワゴン RG1 パワステポンプ リビルト品 交換 注意ナリ！

【結果からいうとパワステポンプリビルト品では注意しなければいけない事がある】

走行18万キロの中古を購入し、20万キロ超えた我がステップワゴンRG1。
画像のラジエタリザーブタンクの縦線状の汚れを見ると判るように、最近、パワステポンプのべアリング部からのオイル漏れが確認できた為(ボンネット裏に吹き出し痕・油量の減り・異音)、リビルト品を取り寄せ交換を行った。
コア返却の送料まで含めて9700円。
パワステフルードは無難にホンダ純正品を4L買って4300円。せっかくなので全抜き換えも行った。

交換作業工程は他の方がUPしているし、私もそれを見習ったのでそこは省略。
やる気と多少の経験があれば自分でも交換できる。
ただし、時間はかかる。
難所は、ポンプとプーリーを固定するナットを如何にして外すか。私は職場の万力で固定したが、万力を自宅に持つ人も少いと思う。

【本題】
何が問題かというと、交換作業を終え、始動及びエア抜き作業の段階でトラブルが発生する可能性がある。

いくらエア抜き作業をしても一向に抜けきれず、それどころか、ビールの泡のように絶えず泡が立ち続ける現象に悩まされた。

１日走れば抜けて正常になるだろうかなと思ったが、結局なにもせずには改善しなかった。
エンジン止めたらタンクから吹き出してくるし、こりゃダメだ。と、暗くなったので、一晩考えた。
どう考えてもエアがどっからか混入しとる症状。

【原因】
色々ケースバイケースかとも思うが、私の場合は、低圧側ホースのポンプ付け根部分、どうやらここの気密が甘くここからエアが混入していたらしい。
そもそもこの部分の設計自体が気密が甘い作りになっている！ということはバラして見た人ならわかると思う。
パワステポンプリコールの根本原因はここなんじゃね？って思えるくらい。
黒いプラスチックの継ぎ手が、ボルト一本のみで固定されている上に、Oリング等のパッキンの設定すらも無い。
リビルト品は磨いてあるが為に、ミクロの隙間が継ぎ手との間に出来、そこからエアを吸い込んでいたのだと考えられる。 もしくは、取り付け時のゴミ等挟み込みには注意されたし。

【対処法】
コーキングで目止め。これにつきる。添付画像がそれの事。
もちろん、オイルラインにコーキングが流れ付かないような塗り方で、継ぎ手とポンプ本体の隙間を埋めるように繊細に塗る。
これにより一発で直った。

画像で変なホースが付いているが、始めはホースの付け根の劣化を疑っていたので、その辺にあったホースを使ったのがこれ。
ホースが透明になったお陰で、オイルの流れとエアの混入具合が見れて、早目に原因をつかむことができたのかもしれない。

リビルト品交換の記事は複数あるが、他の人達は本当にすんなり行ってたのだろうかと疑問にさえ思う。

リビルト品パワステポンプを交換した際、タンクのオイルがビールの泡のようになってしまった方は是非参考にしてほしい、自己責任にて。