
長文で、しかも読みづらいと思いますので、ご了承下さいm(_ _)m
11月16日、スポーツランドやまなしにて軽3時間耐久レース第2戦が行われました。
結果からいうと、見事優勝!
おまけに、予選1位・ファステスト・3連覇達成と完璧な結果。
端から見れば横綱相撲のように見えるかもしれませんが、毎戦、綱渡りの状態で挑んでおりますw
他チームより圧倒的に速いラップを刻む我がチームですが、その速さも『データの分析と練習あるのみ!』で積み上げたもの。
練習といっても、サーキットを走るだけが練習ではない。
そんな事では、大事なレース車が消耗するばかり。
その辺りの『データ分析と走らない練習』は他のどのチームよりもやっている自信はあるなぁ。
『走る練習』をする時は、練習というよりも『確認』といった方がいいかも。(研究し実験して立証する感覚。)
あとは車の機関の確認の為。
今回は、レース5日前に行った練習(確認)で不具合が発覚!
その日のうちにミッション降ろして分解。
原因を見つけて部品番号を洗い出す。
部品が何とか揃うとの事で、ミッションOH決行!
連日夜遅くまで作業(やる時間が夜中しかないとも言うw)で寝不足に…。
何とかレース前々日の夜中に載せ終わり…
『慣らしどうする?w』
手のあいていた私がレース前夜に、とある広い敷地で定常円旋回でグルグルグルグル…
ひたすらグルグルグルグル…
時々8の字でグルグルグルグル…
寝不足で当日を向かえる事となりましたwww
さてレース当日、トップドライバーは私。(予選は別ドライバー)
与えられた指令は…
1『交代までに1LAP以上差を付けて帰って来る事』
2『スピンはしない事』
3『ペースは任せる!』
1はセカンドドライバーが遅い人の為、マージンを稼ぐ必要がある。
2は至極当然。スピン1回で10秒以上無駄になりますから取り戻すには10周以上要します。
3が今回の難点でした。
終始全開走行であればマージンは稼げるけど燃料の残し具合も考えるとそうもいかないし…
結局、走りながら考えよう!(爆)
レースはローリングスタート方式。
隊列が揃うまでペースカーに先導されつつ数周まわりペースカーがコースアウトし先頭車両がコントロールラインを越えたらスタートです。
毎戦2番手にはターボ車両がいたので、スタートには気を使っていました(最終立ち上がりの加速のタイミングをミスるとコントロールライン過ぎで並ばれ1コーナーで差される)が今回は皆さん大人しいようで、スタートからぶっちぎり態勢。
私達が『要注意チーム』に指定している1番手ドライバーも何故か今回変えてきていた
(補足:元プロドライバーがいるチームで、その方と絡む事になると私の技量では、まず抜けないと思う。車が特別速い訳ではないし、あからさまにラインをブロックする訳ではないが絶妙なライン&ペースで走る猛者。今回の後半の車載映像に映っている筈なので、ガッツリ分析させて頂きます)
のでガンガン走って差を広げます。
全車両に1LAP以上差を付けた辺りで、ふと思った。
『なんか飽きてきた…』
俗に言う中弛みですwww
大体30分前後に必ずやってくる何となくボーっと運転してしまう魔の時間…
『いかん!何か考えないと』
『あ、燃費稼ぐか!』
ちょっとペースを落としてと…
『………………。』
余計にまったりしてしまう…
やべぇ、何か刺激的事を探さないとヽ(;´Д`ヽ)(ノ;´Д`)ノ
有るものですね。
こんな時に、しかも、とびきりスリリングなものを準備して頂きました。
コーナー1つ先に3台が固まって走ってる…。
先頭は凄い遅い車。後ろの2台は常連の速い車。
何故、抜けないのが不思議…
コーナー2~3個抜けて集団に接近して分かったこと…
先頭車両の挙動が怖い!
コーナー侵入でがっぽり空いたインを差すと被せてくる(ブレーキで接触回避)
最終(右コーナー)立ち上がり~ストレートで右側に並ぶ~1コーナー(左コーナー)手前で右に寄せてくる(あわや接触)
後ろから見ていて怖いの何の…
要は自分(遅い車のドライバー)はレコードラインを意地でも外さない運転。
『やべぇアイツ、ミラー見てねぇ!?』(((( ;゚д゚)))アワワワワ
そういえば、予選走ったドライバーが『ミラー見てない奴がいるから気をつけろ!』って言ってたな…アイツか!
スタート~30分位だと混戦がないので楽ですが、中盤以降になると『抜くスキル』と『抜かせるスキル』の足りなさから、しばしばこんな団子状態が見られるが、ラップタイムは落ちるわ、燃費は悪くなるわ、こんな迷惑な状態は早く抜け出したい。(上位同士の競り合いで、戦術として使うのは別)
四つ巴の争いも、何とか前の2台が追い抜いて行ったので、私の番と思ったら混戦の間に更に1台に追い付かれ、またしても三つ巴の展開…とインを差すと案の定、被せてきたので、ブレーキで一旦引いたが、その間に後ろから迫ってきていた車に抜かれると言う不始末…(-_-#)プチッ
ヽ(*`Д´)ノゴルァ!
ぶつけられるもんなら、ぶつけてみろ!(でも、ぶつけちゃ嫌よ)の勢いで超絶イン差し!
周りを見ていないなら、音で教えてやる!の勢いでロックさせてのスキール音で怯ませて引かせましたw
(遅いのは仕方ないけど、頼むからミラー位は見てくれ…○| ̄|_ツカレルヨ)
まぁ、そんなスリリングな事があったので、気持ちも切り替わり、ロスした分を取り戻すべく快調に走り(でもあの車を越すときだけは緊張したw)60分走り切りドライバー交代。
大体、指令通り走れたので良かったが、5日前の練習(確認)走行の時よりベストタイムが0,4秒落ちた(44秒台が出せなかった)のと、もう少し燃料を消費しない走りが出来るようにならなけば駄目だな…○| ̄|_
セカンドドライバーは、チーム内でもダントツの遅さ!
その人次第で勝てるかが決まるんじゃないか?と思えるほど。
とにかくコースインからラップタイムが安定しない…。
凄い遅かったり…
遅かったり…
普通だったり…。
速い事はない!www
でも、今回も運良く、うまくハマってくれました。
(ミラー見ていない車も相まって、参加車両全体的にラップタイムが落ちた時間帯)
ホームストレート上で接触スピン(黄旗)もあり(たぶんあの車のせいか?www)で緊張した時間帯でした。
一応、事前の戦略の想定範囲内でサードドライバーに交代、各車全てのドライバーチェンジを終えた辺りで順位を確認。
5~6位辺りを走っているようで、各車とのタイム差から、数周の間に残り数十分の戦略を組み立てます。
2時間走った状況(チームとしては上出来)から、今回も優勝出来るだろうと私は思っていたのですが、トップとの差『4LAP』に愕然。
『トップの車は…ATのターボ!?』
マズい…(°∇°;)
レギュレーション上、ミッションがATならばスタート時の燃料は24L。
MTは13Lでのスタート。
ATならば、うまく走れば無給油でゴール出来るが、MTは最低でも給油2回を迫られ、10分のロスが必ず発生します。
どうやら2回目の給油の間に、ひっくり返されていたようです。
トップ車のラップタイムを見ると、完全に無給油で走る作戦なのは間違い無い様子。
すぐさまトップのラップタイムと我がチームのタイム差を計算し、何周(何分)後に追い付けるかを計算。
『………………。今から追えば追い付く!』
『どうする?追わせる指示をだすか?』
『でも追わせると、うちの燃料も足りなくなる可能性は高い』
『2位を狙うなら、このままで確実に取れる!』
『でも、今回は3連覇狙いでしょ?優勝以外は2位も3位も意味が無いでしょ!?』
腹はくくったので、あとは追わせる指示を出すタイミングだけ。
現状は良いペースで追えている。
後半、必ず先頭のペースが落ちるはず!と期待してレースを見守る。
徐々にではあるが確実に差は縮まって、トップの車両もペースが落ち始めた!
残り10分。
差は1LAPと数十秒。
【仕掛けるならここだ!】
ガス欠になったら、それまでと諦めよう!
無線で追い上げの指示を出す!
が、無線の調子が変?
話の途中で回線が切れる状態に!?
聞きとれているか分からないので、何度か送信。
届いていてくれ!と祈りつつホームストレートを走り過ぎる車を見届け、タイムを見ると…タイムが上がってる!
どうやら届いたようで、そこからは10秒/周を縮める怒涛の追い上げ!
見事、先頭に返り咲き、そのままチェッカー!
2位だった車両は、やはりガス欠症状が出ていたらしく、その後タイムを大幅に落とし、結局3位でゴールでした。
我がチームの燃料も言わずもがな…(^_^;)アブネェ
そんなこんなで、何とか優勝し3連覇を達成しましたが、今回は、かなりヒヤヒヤしながらのレースでした(^-^)v
今年度のレースはこれで終了。
来年度のスケジュールは未定なので、次回、4連覇を狙うか?も、まだ未定。
来年辺り、6時間耐久が復活してくれないかなぁ~と期待してたりします。
冬の間は、集めたデータの分析・研究をして練習に励みますwww