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今回は、北朝鮮の金正恩総書記が核弾頭と共に太平洋戦争の真っただ中にタイムトリップしたお話。

時期はミッドウェー海戦直後にしよう。金正恩一行には太平洋戦争に詳しい手下（とりあえず文（ムン）としておく）もいることにする。

さて、無人島にやって来た金正恩。ハングルを話せる日本人を介して、自分が未来からやって来たことを説明するも受け入れられず。だが、ミッドウェー海戦の大敗北を海軍司令官に話して何とか納得してもらう。そして、不気味な核弾頭（もちろん宇宙に人工衛星が存在しない時代だし、そもそも打ち上げに必要な燃料すらない）についてどうするか交渉するも、さすがにアメリカが原爆を広島、長崎に落とす前だったため、想像を絶する破壊力は全く理解してもらえない。時間だけが過ぎ、日本軍の兵力が徐々に消耗していく。

そこで、山本五十六司令長官がブーゲンビル島上空で戦死することを事前に伝え、山本の部下を代わりに行かせたところ、やはり撃墜されてしまう。
この一件で山本は北朝鮮の核をどう使うか真剣に考えるようになる。ただ核は１発しかない。Ｂ２９のような長距離爆撃機がないため、アメリカ本土に落とすことは不可能。ならばアメリカの大艦隊を引き付けて一気にせん滅するか？さすがにこの時点から核開発を始めてもアメリカが先に原爆実験に成功するだろう。だが、所詮勝てたはずのミッドウェー海戦でしくじった無能な武人にすぎない。一向にアイデアが出てこない。

山本では埒が明かないと判断した文は金正恩を伴って天皇に直談判する。金正恩は、北朝鮮が戦後、アメリカに空爆されたが現在はアメリカを威嚇できるようになったと自慢げに話す。話を聞くことに徹していた天皇は金正恩が妄言を吐いていると思わず、即座に核戦略の重要性を悟った。
文から戦局がこれ以上悪くなり、アメリカにサイパンを奪われたら帝都が空爆にさらされると伝えられ、これに追い打ちをかけるように金正恩は天皇に「数年後には原爆が投下され日本は無条件降伏するんだぞ！どうする、天皇！！」と迫る。

天皇の決断やいかに？