何度もネタにしてますが

また、新たに製作しました。
現在ビートには、自作オフセットスペーサーが付いています。

小径ステアリングを付けるとメーターの視認性が悪くなるのでステアリングのセンターを10mm上方向にオフセットさせています。
しかし、ステアリングの上部をカットした今では必要ありません。

メーターを遮る部分がありませんからね。(笑)
そこで、以前作った通常の25mmスペーサーに戻そうとしましたが
微妙にネジ穴が合わないのが気に入りません。
全く付かない訳ではありませんが穴開け精度がね・・・。(汗)
フランジ形状の品物に、同一ピッチサークル上に当分した穴を汎用機械で開けるのは結構面倒なんです。
品物にピッチサークルを書き、目的の穴を当分に開けて行く訳ですからね。
今回は、方法を変更して「割り出し盤」を使いました。
段取りが面倒ですが、角度で追って行けるので面倒な計算をする必要はありません。
今回は、材質をステンレスから偏芯スペーサーと同じアルミに変更しました。
強度うんぬんより、錆びるのが嫌だっただけでしたからね。(笑)
切り出せる大きさのジュラルミンがありませんでしたが、そこまでの強度は必要無いと判断しました。
アルミの方が加工が楽って事もあります。

何より「軽い」って言うのが最大のメリットです。
スペーサーの厚み等の外寸は、同じです。

しかし、アルミなので強度的に落ちるので部分的に厚みを持たせてあります。
因みに、同寸法の材質の違いによる重さですが

アルミとSUSとでは、比重が3倍近く違うので同形状なら単純にアルミなら1/3の重量って事になります。
今回のスペーサーを作ってる時に、別のアイディアが浮かびました。
スペーサー兼、角度調整機能を持たせた物です。
市販品はありますが、敢えて自作します。(笑)
市販の角度調整スペーサーを使うとこんな感じになります。

角度調整スペーサー分、厚みが増してしまいます。
ちょっとした思い付きにしては、無駄に手間が掛かった代物ですね。(笑)

構造的に一体構造では、削り出せません。
拘りは、無駄に手前を掛けて上側ではなく調整部を下側にした事です。

特に意味はありません。(笑)
強いて言えば、モモとナルディーの両方に対応出来ます。
普通は、どちらかにしか使えません。
長穴の調整部分を下側にした事で、可能になる訳です。
まっ!モモ派なので、ナルディーは使う予定はありませんけどね。(笑)
一体では加工出来ないので、2ピース構造になってしまいます。

角度調整用の長穴は、モモピッチです。
それとは別に、非調整の穴はナルディーピッチで開けてあります。
ステアリングセンターは、タイロッドで調整するのがベストですが完璧にセンターを出すのは結構手間が掛かります。(汗)
時間が無い時は、簡易的に長穴で調整する事もあります。
どちらの用途でも使えるスペーサーって事です。
重量増も+50グラム程度で収まりました。

直ぐには出番は無さそうですが、面白い物が作れました。
しばらくは、取り敢えずこの仕様で行きます。

オフセットスペーサーに比べれば、僅かに軽量化にもなりました。
Posted at 2024/08/14 15:26:20 | |
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