ＴＷ日記(45)　再会の喜びと別れの悲しみ

今日、アリヤがログインしました。
久し振りの再会です。狂喜してしまいました。



……しかし、それは束の間の事でした。



アリヤはもうＴＷをやれないと言うのです。
話を聞いてみると、飽きたわけではなく、環境と心境による影響のようでした。



人それぞれに事情があるでしょうから、引き止める事は出来ません。

私は涙が出ました。



おかしいでしょうかね？

ネトゲで知り合っただけのはずの友達が、そのネトゲをやれなくなるという話を聞いて悲しむなんて。



でも私にとっては、少なくともアリヤは特別だったのです。

先日も書きましたが、アリヤとは夏休みに昆虫採集（ﾄｩｰﾄｩｰ、ﾊﾆｰﾋﾞｰ、プレタ狩り狩り）や、工作（装飾品作り）をした仲間でした。

たとえネトゲの中であろうと、私にとっては
幼い日に朝から夕方まで遊び、充実した夏休みを思い出すような、そんな遊び仲間だったんです。

いわば、童心に返って遊べる仲間でした。









私はなんとか涙を抑えました。

そしてアリヤは、別れの形見としていくつかのアイテムを貰ってほしいと言いました。



受け取ったアイテムを見た時、私はまた涙が出てきました。

・鈴
・トゥートゥーヘアバンド
・ネコ仮面
・びっくり仮面
・マフラー

これらは、二人で何時間もかけて集めた材料を使って製作した装飾品や、
アリヤが愛用していた装備品でした。



私はこれらの思い出の装備品を、大事に保存する事にしました。



アリヤは、君と会えて良かった、『ありがとう』と言ってくれました。
私は、こちらこそ、『ありがとう』と返しました。

別れる前に、二人で並んで座り、スナップショットを撮りました。



最後の挨拶はさよならではなく、いつかまた会える事を信じて、お互いに『またね』『またね』でした。










アリヤが消えた後、私は5分ほどその場から動きませんでした。



なんとか動く気力を取り戻し、染色の材料を探しました。

そして新しくなった私のナヤは、アリヤと同じカラーになったのです。



更に、アリヤの所属している『不完全なボクらは』というクラブに習い、マロソ自身の呼称と　このブログタイトルも『不完全なボクらは』と改名しました。

オルランヌサーバー内に、アリヤ以外にも『不完全なボクらは』のクラブメンバーがいるのかどうかは定かではありません。
もしかしたら、アリヤがクラブマスターなのかも分かりません。









それにしても……



何故今日になって、アリヤは現れたのでしょう……

もしかしたら、このブログを見ているのでしょうか…。