2015年12月09日
スカクー(CPV35)は、おもちゃ箱みたいな車でした。何がおもちゃ箱みたいかというと、いろいろ凝ったメカニズムが採用されている点です。なかなか良い装置ですが、注目すべきところと言うほどでもないので、「おもしろいところ」としました。
そのいくつかをご紹介しましょう。
1.ドアウィンドウの自動昇降機構(パーシャルダウンウィンドウ)
ドアを開けると窓が1cmほど下がり、ドアを閉めると自動的に元の位置に上昇する。これによりウェザーストリップとガラスとのシール性を向上し、高速走行時の吸い出し音をなくす。また、ドアを閉じる際の空気圧の影響も減少させる。(スカイラインのパンフレットより)
確かに、役に立つ機構と思いますが、一々窓が下がるのは、ご苦労さんとしかいいようが無い。
フェアレディZにも同じ機構が装備されています。
2.シートのパワーウォークイン機構
シートバックを倒すと、自動的に前にスライドし、後席への乗降性を確保する。シートバックを起こすと、自動的に元の位置に戻る。(同じくパンフより)これを見るとスカイラインも高級車になったな!感心します。でも、動きはゆっくりなので、急ぐときはイライラします。手動式の方がましかも。
3.自動ロック機構
自動ロック装置とは、ドアの鍵を開けたままにしておくと自動的にロックされる装置です。自動ロック装置には嫌な思い出があって、7,8年前、アメリカのケネディ空港で友人を出迎えに行ったとき、自分の車が故障していたので、レンタカーを借りていったのですが、キーを付けたまま駐車していたら、勝ってにロック!いろいろの人がドアを開けるのにトライ!アメリカ人て優しい!でも、みんながトライしてもダメ!どうしようもないので、ちょうど空港に来ていた自動車の修理工というか日本のJAFのような人に頼みに行くと、彼は黒人のおばちゃんと、駐車違反のレッカー代をめぐって大げんかの真っ最中。けんかが収まるのを待って、ドアを開けてもらった。大変な思い出でした。
スカイラインは、取扱説明書によると、「ドア解錠スイッチを押してから約30秒以内にドアを開けなかったときは、盗難防止のため、自動的に全ドアが施錠されます。(オートロック機構)」と書いてあります。また、キーをさしておくと勝手にロックはしないようです。
4.フォグランプが組み込まれている
あまり知られてないのですが、アップのライトの位置に(下側)、フォグランプが組み込まれています。
5.オートライト
暗くなると自動的にライトがつく装置が標準で装備されています。もっとも、娘に「どうだすごいだろう」と言うと、「マーチにも標準装備だよ!」といわれてしまいました。(泣)
6.車速対応式ワイパア
車速に対応して間歇ワイパアの間隔が短くなります。これもマーチと同じです。
7.クラッチを踏まないとエンジンがかからない!
エンジンをかけるとき、シフトがローに入っていて、車が暴走した事故を教訓にしてできたようです。
8.トランクに鍵穴がない
トランクの鍵穴は車上荒らしや車窃盗団にねらわれやすいので、なくしたようです。トランクの開閉は、運転席かキーについているリモコンで行います。セキュリティの面から必要だとなるとしかたないですね。
9.ガソリン・キャップがキーと連動
ガソリン・キャップをあけるレバーがない。ガソリン・キャップは、キーを差した状態で、キャップを押すと開くようにできてます。合理的ですが、知らないとまごつきます。特にセルフのガススタでは!
先日(9月28日)突然、ガソリンキャップが開かなくなりました。スカクーを買ってから初めての故障です。さっそくディーラーに持っていきました。どうするのかと見ていると、なんとトランクの内張りをはずして、そこから修理していました。その日は部品がなく、翌日の火曜日にもう一度持ち込んで、修理をしてもらいました。この機構はスカクーが始めて採用したものなのですが、やはり始めての部品は壊れやすいようです。せっかくきれいに洗ってもらったのに、あいにく次の日は台風の雨で、土砂降りです!
10.左右のワイパーの長さが違う
スカイランクーペV35のワイパーは、左右の長さが大幅に違います。長い方(右側)は60cm、短い方(左側)は43cmです。ていうか、この項を書いてから、この頃の車は、左右の長さが違うのが多いのに気づきました。カローラも違いますね。(やば!)とっとにかく、ワイパーを交換する時は、注意しましょう。
Posted at 2015/12/09 22:33:13 | |
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