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ROTARY OF FAMEの愛車 [マツダ コスモ]

整備手帳

作業日:2021年8月7日

微細な事2(ワイパーフィン)

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度 ★★
作業時間 3時間以内
1
当方ガレージ、夏場は車いじりも直射日光下
でないとヤブ蚊の襲来がひどく
(本年の蚊は電子蚊取り効かない)、
当然疲労が蓄積していきます。
長いこと懸念していたワイパーを外し、
屋内作業することにします。
2
このワイパーフィン
純正品ですが、過去の折れ曲がり修繕で
ブラインドリベットで留め直して
あります。






オリジナルは単純なリベット留めですが、
昔ボディカバーを屋外保管で多用していた際、
カバーを外す際、フィンにひっかかってフィンが
曲がり、それを鈑金修正で直した際、再締結で
使われたもの。






走りには影響なくルックスの問題だけ・・・・
規格に合うリベットが見つかれば楽勝と思いきや
これが無いんですね。
通常のリベットならず、中空リベット、コッパー
リベット、はては紙工作用のアルミ足割りリベット(B頭のみ貼り付け?)も検討するが
ジャストフィットが無い
Aを加工使用することにする。

頭頂部傘5.8mm ピン直径は3mmか?
現装着品にいきなり適当な径のドリルを突っ込む前に、程度並ランクのストック品を解体、
穴寸を確認する。
2.5mm径のハンドドリルで丁寧に穴あけ。
3
フィンを外したところ
穴あけは成功。オリジナルの穴はくずれていない
穴径3mmで当たっていた。







外したオリジナルリベット
一見中空リベットに見えるのは、
センター中心を2,5mm穴あけしたため。
穴径の確認もありましたが、リベット頭部を移植手術、再利用できることも考慮した結果。




さて先に選んだ候補A平型リベットの頭加工にはいります。小型旋盤は持っていないし、
卓上ボール盤は対象が小さすぎ・・・
ザウルスペンチで噛み、手ヤスリで
薄皿型に削ってゆく。

真円度を崩さず削るのが神経使います。ジャストフィットのリベットあればこんなことはないのですが・・・

ある程度整形したら、ここで初めて電動リューター(回転速度最低セット)、コンパウンド中細目塗りつけで研磨。最終研磨は
830ーP超細目コンパウンド塗りつけ研磨。
4
頭部の加工完了









改造ベースAは平型6mm頭
それを薄皿型5.8mm頭に。
オリジナルと見分けがつかなくなりました。







あえてこの並品ストックを解体~復元練習に
選んだのはフィンの折れ曲がり痕修復の必要性があったから。

この部分はフィンを外さないと修復出来ません。
当て金がわりに使っているのは
ミニハンマーヘッドのR部分。


当て金のわずかなキズもフィン地金について
しまうので事前にハンマーヘッドR部も研磨して
おきました。
5
途中、台所からすりこぎ棒を失敬。修正ツールに追加。外せば簡単に折れ曲がり痕を修正できると思いきやそんなに甘くない。
谷と起伏の折れ線跡は幾重にも連なっており、
このフィン1枚修正に2時間もかけて
しまいました。(-_-;)

以前、今車に装着しているフィンを匠が修正するの実は当方眺めていましたが
1枚10分程でした。
「こうなってるここじゃなくて、
こっちを叩く」当時聞いたレクチャーを思い出し、改めて職人の技に敬服したのでした。

最後にすりこぎ棒の細い方でぐりぐり



鈑金表面の光線反射による見え具合(色)を
グラデーション(ぼかし)して完成。









フィン、リベットともにスタンバイしたところで
リベット再締結の際の受け金をつくる。
引っ張り出してきたのは以前近所の家屋解体
現場で貰ってきた土地測量用 境界表示板(笑)。
リベット頭部に合った皿型くぼみをリューターで
つける。
6
アルミリベットの締結、大昔、小生が中学生の時は「技術家庭」なる授業があり、金属加工の一環でチリトリ作った時以来です。
懐かしい感触と手ごたえでした。






気が付けばメイン作業がストック品の修復になってしまいましたが無事復元完成しました。
新品部品と比べるとリベット相違はわからない。
光反射の色が違うのは使用経年
(蛇足掃除含む)と鈑金処理の為。
対の反対側も同じ状態なので部品として使用の際は問題なし。

その晩床に入って鈑金の匠(2008他界)の事を思い出していました。今回作業計画である葛藤がありました。
翌朝、冒頭の現装着ブラインドリベット留めフィンの作業再開。匠に敬意を示し
「既存ブラインドリベット温存手術法」としました。
締結されているリベットの頭部を整形できるかがポイントです。ブラインドリベット特有の頭部の
くぼみをGM-8300で埋めた後
電動リューター削っていきます。
はみ出るとめがね状に跡がつくので
鼻息荒いです。
仕上げはバフがけ、磨けば金属調と唄っている
パテも所詮エポキシだから御覧のように
色は合わない。この後シルバーで着色。
7
もうブラインドリベットには見えない。(頭部直径は6mmと0.2mm大きいですが削れないのでやむなし)
匠(故人)の締結リベットは分離せずリベット頭部のみ修正させていただきました。



後期型厚口カタログの影響でしょうか。
先日アメリカ人のロータリーフリークの方から
「何故現存のコスモスポーツは皆片方だけ(運転席側)ワイパーフィンがついているのかと?」
コスモスポーツのワイパーフィン両方装備で国内工場出荷(生産)された車両は後期型の初期
生産モデル(通称厚口カタログモデル)のみで、
昭和43年(1968)141台
昭和44年の一部(1969) 60台+α 
のみです。
後年(1969)~昭和47(1972)は全て運転席側のみフィン装着となっています。
(前期型は全てフィン装着なし)

左右フィン付車 運転席から見たところ
コンシールドワイパーが当然の今の目から見ればかなりの「はみだし突起物」に見えますね。
左側フィンの裏側のリベット締結突起は
左側縁石等に目いっぱい寄せる時の照準ラインの起点として使っています。


これが後の後期型のワイパーフィン(運転席側のみ)。現存コスモスポーツはこのタイプが一番多いです。
(フェンダーミラーやサイドマーカーも特徴がありますがここでは割愛します)
8
ご参考で前期型のフィン無しのワイパーアーム
これはこれですっきりしています。








供給部品としてのワイパーアーム
早期の段階で左側のフィンが省略されました。
(現在は左右両側とも製廃となっています)
コストダウンでしょうね。
(NAロードスターやFC3Cでもフィン付きは右側のみでしたね。)
右側フィンのみのワイパー見るとこのカニ
(シオマネキ)を連想します。
こちらはコストダウンでなく神様が与えた左右の差異です。
左右フィン該当車両の予備パーツ
(左側フィン付ワイパーアーム)は手つかずの該当年式の部品取り車見つける以外確保の方法はありません。また該当年式の部品取り車からはぎとった左側フィン付ワイパーアームをつけて両方フィンとしてるオーナーの方もいます。
後期型厚口カタログモデルも現存
少なくなりました。
大事にしていきたいと思います。

天国の匠も「あの男、まだ微細な拘りを持っているのか!」と呆れていることでしょう。
2021年の盆を迎えー合掌ー


追伸:
自分自身もベンチをすぐ探すようになりました。
「いろはす」の結露したたる蒸しベンチ

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この記事へのコメント

2021年9月9日 9:16
ROTARY OF FAMEさんおはようございます。技術家庭で私も塵取り作った事を思い出しました🌱工作は好きなのに下手と云う悲しい少年でした😢
それにしてもマメですね🎶そお言った拘りの1つ1つが 画像からも伝わるコスモの素晴らしい完成度になっているのでしょう🌟 いつか実車を見れるのを楽しみにしております。
コメントへの返答
2021年9月9日 18:52
こんばんは!ニッチな部位のクローズアップですみません。一発太郎さんも「技術家庭」体験世代でしたか・・・
マメというか○○というか・・・
○○と紙一重のディープな世界です。アルミリベットの感触、懐かしかったです。いずれ何処かで実車同士お逢い出来ると思いますよ。(^-^)

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「オイルがまだ交換に適した温度のうちにと、重い腰をあげてやっとオイル交換。10月中にやったので、まぁ予定通りということにしときます。夏の湿気時期を潜り抜けたオイルを抜くと何故か気分的にスッキリしますね。交換後の初爆の快音を聞き、また明日から一週間頑張ろうと誓う(何を?笑)」
何シテル?   10/24 21:23
ROTARY OF FAMEです。よろしくお願いします。1968モデル(後期型 初期生産モデル)を愛用しています。ロータリーエンジンのフィールを満喫、感謝してい...
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