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その1からの続きです。
トリムシェルの大きさまでヘッドライニングの布地を分離させたら、いったん車体からヘッドライニングを取り外します。
ヘッドライニングは接着剤でルーフパネルに接着されていますので、これを剥がす必要があります。
あまり強く引っ張るとルーフパネルが変形してしまいますので注意してください。
今回、ヘッドライニングを戻す際は接着剤は使いませんでした。
ヘッドライニング自体がちゃんと成形されているので、接着剤を使わなくても落ちてきたりはしなそうです。
ちなみに、一度取り外したヘッドライニングは整備要領書では再使用不可に指定されています。(^^;
2
ルーフライニングを取り外した天井部分です。
K12マーチはBピラーの部分にサブフレームが1本あります。
このサブフレーム、ルーフには接しておらず、これ自体がルーフパネルを支えているわけではないようです。
写真に写っている白い帯状のものはヘッドライニングを接着していた接着剤です。
3
ルーフパネルの穴開けのために、周りを養生します。
穴開けにサンダー等を使う場合は切り粉が出ますので、ビニールなどで広い範囲に養生をした方が良いでしょう。
また、車内側にも切り粉が落ちますので気をつけてください。
業者さんは特殊な工具を使うため切り粉は発生しませんが、切断面付近から剥がれた塗装片が少し発生します。
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ルーフパネルをカットします。
業者さんの工具はこのようにコンビーフの缶のような切り方をします。(笑)
カット後、切断面に錆止め処置を行います。
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サンルーフ本体のガラス部分を車体外側から、フレーム部分を車体内側から取り付け、サンルーフユニットでルーフパネルを挟み込むように固定します。
サブフレームを残したまま取り付ける場合、サンルーフのコントロールユニットがルームランプのステーの位置に被ってしまいますので、被る部分をカットし、少し下側に曲げます。
最終的にはヘッドライニングで押さえつけられますので、このような取付方法をしても、ルームランプがグラグラする事はありません。
この時点で配線を処理し、動作確認を行います。
配線は、メイン電源、アクセサリ電源、アースです。
サンルーフのコントロール部分はイルミで光るようになっていますが、イルミ連動ではなく常時点灯です。
と言っても比較的控えめに点灯するので、昼間は光っているように見えませんし、夜間も目障りになりません。
(もちろんボタン位置はちゃんと判ります。)
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今回はトリムシェル巻き込み仕上を行うため、ヘッドライニングよりも先にトリムシェルを取り付けます。
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ヘッドライニングを取り付け、分離させておいた布地の部分をトリムシェルに巻き込んでいきます。
これが『トリムシェル巻き込み仕上』です。
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そしてようやく完成です。
作業時間ですが、標準的な取付方法で3~4時間、トリムシェル巻き込み仕上の場合は5~6時間は掛かります。
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