
先日から、ステアリングの初期応答を狙ったセッティングでリアを固めて来ましたが、どんどん突っ張ってくるので限界を感じていました。
突っ張るといっても、アラゴスタのmorikenスペックでは跳ねたり突き上げたりはしません。大入力にはしっかり追従しますが、ターンインの姿勢作り(前荷重から舵入れたとき)で、リアのストローク量が少ないためにフロントばかりに荷重が乗ってリアのグリップが低くてナーバスな動きをします。
つまり、リアのグリップが低いくせにフロントの入りが悪いという最悪なバランスでした。(といっても、かなりレベルの高いところでの話で、普通の車からしたら十分良く曲がり安定してます)
今思えば、最初ソアラを車高落として乗ってる時にはそんなレベルの操安性を語れなかったし、そもそもこのカッコ良い見た目と直線番長で良いと思っていたのがウソのように、「ものすごい高次元の話が出来る車に仕上がったなあ」と、感慨深いところもあります!笑
本題に戻り、今回はスーパーナウエンジニアリングさんのリアメンバーカラーを装着しました!
このパーツ、ずっと気になっていたのですが、最近JZS16# アリスト用が発売されたので、掲載された当日に即購入!
タイトル画像のパーツですが、ご存じない方のために補足すると、サブフレームとも言われるサスメン(サスペンションメンバー)は、フロントはリジッド、リアはクッション(ゴムブッシュ)を介してフローティングされています。
下がノーマルの接地状態での写真ですが、上下の隙間が分かると思います。
私の車にはリジカラもついてますが、リジカラはボルトの芯出しをして締結剛性を上げるだけで、サスメンクッションには影響しないので、フローティングはそのまま。しゃきっとした乗り味になりますが、それは締結剛性が上がったおかげであって、リアサスメンはノーマルと同じ量の遊びを持って動いてます。
対してメンバーカラーはサスメンクッションを潰して装着するので、間にゴム板が挟まっただけで実質リジッドになります。
ちなみに、アリスト用の場合リアサスメンの締結点4点のうち、リア側2点のみの設定ですが、セミリジッド位の効果が期待できます。(その分のデメリットも期待できますが・・・笑)
今回はリジカラとカラーを組み合わせるので、締結剛性も上がり遊びもなくなります。
取付けは簡単で、サスメンの締結ボルトを外して、純正のロアストッパーと置き換えるだけ。
鳴き防止のためグリスを塗布するように指示があるので、リジカラ用のグリスを塗りました。
下の写真は上と同じく接地状態ですが、隙間はどこにもありません!
早速走行してみると、低速からリアの足がしっかり動いて追従性抜群!
たしかに、低速では舗装の目というか、細かい振動は少しだけ増えますが、それはそれでインフォメーションと捕らえておけば気にならないレベル。
恐らく、インプレを見ても乗心地が良くなる/悪くなるの両極端な評価がされているのはここがポイントで、大きく足が動く場面は良くなるし、細かい振動に関しては悪くなります。
(単純に良し悪しではなく、そういう切り分けが必要です)
そんなことよりも、同じ減衰力なのにリアの突っ張りなんてどこかに行ってしまって、ステアリングの応答性もギャップでの収まりもトラクションも、もの凄くレベルが上がっているので、moriken的にはとってもオススメ!
減衰力をMAX-15→MAX-12までさらに締めても良く動くし、フロントの切れ味も良くなり、ステアリングと車の直結感が出ました!(効果のレベルとしてはリジカラの比ではありません)
ホームコースに持込んでも、荷重移動速度がかなり上がって、姿勢がパッと決まります!
最初の右コーナーに普段の感覚でアプローチしたところ、フロントがインに入り過ぎてセンターラインのキャッツアイを踏んだぐらい効果がありますw
ギャップでも全然飛ばないし、路面に張り付く感が凄くて、荒れた路面が良くなったみたいに安心して走れます!これで1万円はお買い得!
求めていたレベルというか、期待以上まで仕上がってくれ、乗ってて本当に楽しいし、安心して攻められる車になりました!
ちなみに、速度が上がるほど追従性の良くなるmorikenスペックのアラゴスタと組み合わせると、街乗りで少し悪化した細かい振動は一切なく、路面の荒れたホームコースでは同乗していた同じSC×アラゴスタオーナーの妄さんに「ここでぬえわも出てても動き悪くないね!」というと「そんなに出てるの!?80キロぐらいかと思った!安定してるし、乗心地良いし、この車マジでやばいね!」ってビックリされるほどです!
コーナー中のギャップでもリアタイヤがインナーフェンダーと擦らなくなったのは、リアサスメンが横に動かなくなった証拠です!
カラー一つで素晴らしい車に仕上がりました!
Posted at 2014/04/13 21:04:09 | |
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