電圧と言えば、正極と負極の電位差の事なのであるが
ここでは、クルマ(12V車)のバッテリの事を書いてみる
普通のクルマは二次電池(充電出来る電池の事)に鉛蓄電池を使用しており、エンジンの始動時等に電池(バッテリ-)から電力を供給し、その目的を果たしているのである。
セルモータは1000W以上の電力を消費するから、内部抵抗(電流流しても電圧の下がらない)の少ない良質な電池が必要なのであるのである。
一般的な12Vバッテリーの場合、外気温などで異なるが満充電の時は12.8V位の電圧がある。
(写真の左のメータ内の右側デジタル数値が、FOXBAT1号のエンジン停止時の電圧である)
あまり知られていないが、10.5Vの時点でそのバッテリ-は放電状態であり、自動車用バッテリ-として容量は0と言う事なのである。
(これ以上電力を消費すると、過放電となり充電しても元の容量に復活しない事がある、バッテリ上がりとはそう言う意味なのである。)
エンジンを回し、オルタネータが発電するとバッテリーに対して充電が開始されるので、13.8V以上の電圧となる。
走行中の電圧計数値と対策を下記に記してみる
(電圧の精度と気温によっても多少異なるので目安)
15V以上 レギュレータの故障が考えられる ディーラへ
13V-15V バッテリ充電中 普段の走行時の正常値
12V-13V 要注意!! 充電電力の不足気味なので、デフォガ、エアコン、フォグ、オ-ディオ等の不要不急な電源を切り、電圧が復帰するか確認
12V以下 注意 充電が殆どされていない状態なので、オルタネータ、レギュレータの故障が考えられる為極力電力を温存し、ディラーへ 10.5Vを割るとセルでの再スタート不可となる
今時のクルマは、電気系の信頼性が高く電圧計のモニターは不必要かも知れないのである。
でも、一度だけ吹雪の渋滞路をヘッドライト、フォグ点灯でデフォッガー、エアコンを全開でノロノロと走った時、電圧計が12V付近まで低下した事が有ったのである。 その時だけは付けてて良かった電圧計と自分に感謝したのであった
(誰も褒めてくれないから自分で自分を褒めよう)
Posted at 2006/10/24 22:42:30 | |
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