「
club E-DANKE!は現在、俺がこんなクラブにしたいな♪って思った通りの方向でまとまって来ていると思います。非常に仲が良くて暖かみのあるクラブ!E39のオーナーの集りを超越し、年がバラバラな友達みたいな感じです。たまたま集った素材がE39だったけど、それを超越した仲の良いクラブになっていると思います。
ふぁいずより^^」
ファイズさんとの出会いは2年3カ月程前の事です。
ひろさんを通じて
E-DANKE!のオフミに誘われ、初対面。その際は、「ちょっと気取ったヤツだな。。。ちょっと胡散臭い?笑」というのが、正直な第一印象でした。それ以降、彼の魅力にどっぷりとハマってしまうのに、そう時間は掛かりませんでした。
彼はボクよりも5つ程年下ですが、類い稀なリーダーシップと細やかな気遣いを持ち合わせ、社交性に富み、かつ非常に頭脳明晰な青年でした。新規入会者や初めてお会いする方には必ず握手で出迎え、またネット上でしか面識の無い他のBMW乗りに対しても、事有る毎にご挨拶のメールを欠かしませんでした。きっとそんな彼に惚れて入会したメンバーも多いと思いますし、会った事はないけれど丁寧な私信をもらったことのあるBMW乗りは多いと思います。
縁あってE-DANKE!に入会させてもらって以来、子どもの年が比較的近かった事も有り、他のメンバー同様にファイズさんと家族ぐるみのお付き合いをさせていただくようになりました。今思えば、ファイズ号はオフミ直前になると必ず故障し(なんと第一回のキックオフミーティングは代車のカローラで登場したそうです・爆)、
ボクが初めて幹事をさせてもらったオフミの際も、ファイズ号修理の為に我がonashi号でファイズ一家と御一緒するなんてこともありました。またボクが免停で落ち込んでいた時には、お寿司に誘っていただき家族同士で食べに行ったりしました。今思えば、家族を大事にしつつクルマ仲間との親睦を深めたいというボクの考えと、ファイズさんの求めるものは非常に近かったのだと思います。
E-DANKE!発足数ヶ月目に、運営委員制度が発足しました。その際に5名が運営委員となりましたが、光栄にも入会したばかりのボクも運営委員の一人とさせていただく事になりました。それ以来、クラブ内の様々な問題に対し、遠慮無く意見を言い合って様々な問題を解決してきました。そんな中でも、ファイズさんは人一倍冷静、かつ最大限に他人を気遣っていたように思います。最終的に意見をまとめあげるのは勿論、この件はフォローしておいた方がいいのでは?と思って提言すると、大抵の場合は既にファイズさんがフォローした後でした。また前述の様に、落ち込んでいたりちょっとご無沙汰なメンバーが居れば、必ずすぐに電話をし率先して自分から会いに行く、そんな代表でした。
言うまでも無く、彼は無類のクルマ好きでもありました。E39をこよなく愛し、何度となくファイズ号を手放す危機に瀕しながらも常に奥さまの顔色を伺いながらチューンアップを目指していました。
onashi号のM5純正ブレーキがファイズ号に入っているのもその証ですね。走れば528にも関わらず、M5やB10に果敢に追い付いてくる負けず嫌いな男でもあり、またSA等でスーパーカーが居るとオフミそっちのけで見に行ってしまう少年のような人でもありました。
本業の方でもきっと彼の才能は存分に発揮されていた事でしょう。顧客管理等は彼の最も得意とするところだったと推察します。最近では新たなチャレンジの船出をしたばかりで、きっと彼を待ち受けているのは成功の二文字だと、我々も信じて疑いませんでした。
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8月23日夜、仕事を終え携帯を見ると、着信が5件。一番最初にファイズさん(奥さまだったそうです!)、その後はE-DANKE!のメンバー数名。。。そして新着メールの中に、信じられないようなニュースが飛び込んできていたのでした。。。
翌24日はお通夜でした。斎場では、白化粧をされたファイズさんが棺の中に横たわっており、場内には奥さまの泣き声が響き渡り、二人のお子様は無邪気に歩き回っていました。棺の中のファイズさんを拝見した途端、耐え難い悲しみと、何処にもぶつけようの無い悔しさが込み上げてきました。。。
「何やってんだよ、ファイズさん。。。」
そしてその翌日の告別式、あっと言う間に別れの時はやってきました。
火葬場にもクラブメンバー15名、13台のE39が集結です。あんなに号泣したのは何時以来でしょうか。。。年甲斐も無く泣きじゃくってしまいました。最後は皆で随分とちっちゃくなってしまったファイズさんの御骨を拾い、外に出るとファイズさんとの別れを惜しむかのような大雨。。。
お通夜・告別式にはE-DANKE!は勿論、沢山の仲間達が駆け付けてくれました。まさにファイズさんの御人柄ですね。きっと彼も喜んでいたと思います。E-DANKE!も、最期に自慢の団結力を見せてあげられる事が出来ました。素晴らしいクラブを作っていただいたファイズさんの為にも、これからも活発な活動を続けていきたいと思います。
「ファイズさん、今まで本当にありがとう、
そして。。。さよなら」
※クラブ宛や私信を含め、沢山のご連絡をいただきました。通夜・葬儀を手伝っていただいた方々、ご出席いただいた方々を含め、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
※今回に限り、コメントへの返信は遠慮させていただきます。ご容赦くださいませ。
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Posted at
2006/09/01 23:18:11