
既出だと思いますが、
下記はルノーの『○○機能付プロアクティブAT』について書かれています。
その特徴はマニュアルトランスミッションの感覚をもち、
アクセルペダルとブレーキペダルの踏み方によって、
最適なギアを選択して走ることにあります。
MT車が多い欧州では、ATにもMT的なフィーリングを求める傾向にあり、
高速走行が多いことからATとは言えブレーキだけに頼らず
エンジンブレーキを併用することでアウトバーンやアルプスの山越えを
安心して走行できるように工夫されています。
【『学習機能付きプロアクティブ4速AT』の9通りの自動プログラムについてご紹介します。】
1:快適モード(エコノミー)
2:中間モード(ノーマル)
3:スポーツモード
4:きつい登り坂モード
5:緩い登り坂モード
6:下り坂モード(エンジンブレーキ)
7:寒冷時のエンジン始動モード
8:負荷走行モード(峠越え、牽引等)
9:緊急モード(故障時や大気汚染対策等)
といった上記の9通りのプログラムがあります。
また、任意に選べる下記の2つのモードもあります。
10:スノーモード(積雪等滑り易い路面時に手動切り替え式)
11:D3モード(手動切り替え式 1⇔3に固定)
以上の「基本になる9通りのプログラム」と「任意に選べる2通りのプログラム」から、
ルノーの『学習機能付プロアクティブ4速AT』は構成され、
ドライバーの運転の仕方で各プログラムの中から最適なものを選択して走行します。
【プログラム変更やドライバーが替った事をどうやって判断しているのでしょうか?】
運転中はドライバーがその意思に従ってアクセルペダルやブレーキペダルを踏む訳ですが、
この『学習機能付プロアクティブ4速AT』は、ドライバーのペダルの踏み方や各種のセンサーからの情報を統合してプログラムを選択しています。
下記が、その代表的なセンサーです。
1:エンジン回転数
2:アクセルペダルの踏込み量
3:アクセルペダルの動く速さ(加速度)
4:エンジンの負荷
5:ブレーキランプスイッチ
etc
【実際にはどの様な走行になるのでしょうか?】
見通しの良い広い道路をアクセルペダルに軽く足を乗せたような状態であれば快適モード(エコノミー)。
日光のいろは坂などでは、登りは「きつい登り坂モード」下りは「下り坂モード」(エンジンブレーキ)
また、アクセルを深く踏だ場合、「高速走行」と判断しトップスピードに乗せるべく各ギアで高回転まで回ります。(スポーツモード)
という様に、状況に応じて常に最適なプログラムを使い分けて走行します。
走行中にアクセルペダルから急に足を放すと、その時のギアに固定(ホールド)されエンジンブレーキ。
更にブレーキペダルを強く踏むと1つ下のギアに入り加速。(キックダウン)
またスピードの低下に比例して自動的にシフトダウンしていきます。
オーナー様からは「このATに慣れてくると、それほどブレーキペダルに頼らなくても車を停止させる事ができるし、
空走感がなく安心」という声や「アクセルワークでコントロールできるMT感覚で走れるので
ATでもドライブが楽しい」という声が多くあります。
『学習機能付プロアクティブ4速AT』は様々なセンサーによって最適なシフトプログラムを選択し
ATでありながらMTの走行感覚を簡単に楽しむことができる
オートマチックトランスミッションなのです。
まさにヨーロッパが生み出した非常にエキサイティングなATといえるでしょう。
Posted at 2013/06/07 12:30:34 | |
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