
我が家には番犬の「たま」がいます。
なぜ、犬なのに「たま」なのか。
もう、かれこれ16年前になりますが、まだ子供達が小さい頃にホームセンターの里親探しで生後数週間の子犬を譲っていただき子供達に名前を付けさせたら「たま」と名前を付けました。
養子縁組でこいつがウチの次男となった訳です。
少し紹介しますね。
たまは番犬にはもってこいで知らない人には、かなりの勢いで吠えます。
だけどエサや御飯をくれる人は、たぶん良い人に見えるのでしょう。
すぐに尻尾を振ってなつきます。
いつの間にか新聞配達のおじさんとかには懐いてました。
あれ?番犬に向いて・・ない(・・;)
あとは、散歩に出ると急に大人しくなります。
向こう側から自分より小さな犬が吠えながらやって来てもあっちを向いて知らんぷりします。
たぶん、ビビっているんですね。
あっ、成犬になった状態がこれです。
こいつ、数年前に事件を起こしました。
ウチのすぐ裏には町のテニスコートがあるんですが、ある晩、ナイターテニスをしているところに鎖が外れ入り込んだ様です。
初めはボールを咥えて走り回っていたそうですが、その後で30代の奥さんを追っ掛け回してジャージをかぷりとやってしまいました。
テニスコートの管理人から、なみじさんとこの犬じゃないか?と家に電話が来たそうです。
嫁は、そんなはずありませんよと言いながらも外に出てみると消えていたそうです。
それからテニスコートに行ってみるとシュンとなった「たま」がフェンスに繋がれていたそうです。
30代奥さんは軽傷との事でしたが、既に警察へ通報されており、嫁と一緒に重要参考人として写真を撮られたそうです。
その後、帰宅した私は何故かたまと共に嫁から説教される始末となりました。
後日、30代奥さんの家にお詫びに伺いなんとか許して頂きましたが・・
私の周りの人たちには・・飼い主に似るんだねと言われました( ̄(工) ̄)。
どういう意味だったのでしょうか。
ある日は、飲み会帰りに居酒屋から豚足を山の様にお土産に買って帰りましたが、家族みんなから要らないと言われ、仕方なく外でたまとふたりで食べました。
喜んで食べてくれたのはこいつだけです。
子供達が大きくなった今、私が帰宅して毎日、全力で喜んでくれるのもこいつだけでした。
その「たま」が先週突然逝ってしまいました。
中型犬の16年は人間でいうと90歳だそうです。
亡くなる数日前に頭を撫でていると、ジッと見てわたしの手をペロペロ舐め始めたんです。
きっと、あいつなりのお別れだったのでしょう。
今日もあいつを思い出しながら飲んでます。
Posted at 2017/10/29 22:32:10 | |
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