http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060329-00000027-mai-soci
<ニセ科学シンポ>血液型性格診断など議論 愛媛大で開催へ
「ニセ科学」について議論するシンポジウムを、日本物理学会(佐藤勝彦会長)が30日、愛媛大学(松山市)で開く。血液型による性格診断など、社会に広く受け入れられている「科学的に見える非科学」にどう対応すべきか考える初の取り組みだ。
シンポジウムを提案した田崎晴明・学習院大教授(統計物理学)によると、科学的に明確に否定されているのに「科学らしく」宣伝されている事柄をニセ科学と呼ぶ。検証が待たれる理論は別にして、ニセ科学は科学らしさを装った偽物という解釈だ。
シンポジウムでは、個別の事象について「本物か偽物か」を議論することはしない。こうした事象が信じられるのはなぜか、専門家としてどう対応することが適切かを話し合う。
社会では血液型性格診断が差別を生んだり、さまざまな「科学的効能」をうたう水や家電が高価格で売られている。田崎教授は「ニセ科学が道徳の授業で教えられた例もあり、物理学者として見過ごせない。科学的な考え方よりも『これは正しい、これはウソ』という知識として理科が教えられており、ニセ科学を見極める判断力や批判精神が育ちにくいことも問題だ」と指摘する。
シンポジウムは春の学会の一行事のため、学会への参加登録を済ませた人だけが参加できる。【元村有希子】
(毎日新聞) - 3月29日10時51分更新
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ニセ科学--民間療法--などと呼ばれていたものと共通するかと思いますが・・・
私は予てより
「血液型が性格を決定する科学的根拠は何もない」
と周囲に言っていましたが(その都度「いや、血液型で違う!テレビでも言っている!」と反論されて苦笑いしましたが)、メディアの力とは恐ろしいもので一般の人は真実に触れる機会がなく、テレビという一般的には唯一の情報源で血液型占いなどやっていればそれが真実であると信じ込んでしまうわけですね。
クルマにおいても同じことで、最近さも効果があるような科学的現象や物質を引き合いに出して、なんでもないパーツが高い値段で売られていたりするわけです。
どれが正しい情報なのかを判断するのはなかなか難しいですが、せっかく情報がたくさん溢れているのですから、「ちょっと調べてみようかな」と思うことは決して無駄ではないはずです。
消費者も賢くなりましょう。
Posted at 2006/03/29 13:34:40 | |
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