【カッティング】キャラもの（線残し編）

今回はキャラ物編ですが、こちらを試す前にロゴ切りなどで「切る」という動作（力の入れ方とか）に慣れておくことをおすすめします。

 
キャラものは線が入り乱れて居たりで考えながらやるとカッティングシートの台紙を貫通すること必至なので、まずはこちらで文字切りをどうぞ(^^)


でも、よくよく考えると結局は線を切ることに変わりはないので、根気があれば出来ますｗ


さて、まずは画像を用意します


今回のお題はこれで
 


大体画像を探してくるとカラーになってることが大半だと思います。
このままいきなり切る部分を考えるのは大変なので、まずはイメージをしましょう。

イメージを作るにはモノクロが一番
ということでグレースケールで印刷しましょう
すると
    

だいたいこんな感じになると思います。  

これを参考に比較的色が濃い部分を残す形になります（黒で作る場合）
実際にカッティングシートに貼り付ける絵もグレースケールのものを使うほうがやりやすいと思います（カラーだと線が見にくかったりするので）。
切るときにはPCあるいはスマフォ等があればカラーの画像を映して参考にしながら切るといいと思います。
 
どうしても失敗したくないけど、根気はあるぜって人はペイントでもう色分けをして完全なイメージを作ってしまいましょう（すみません、参考画像が変わります）


昔ボンネットに貼ってた大きい絵を作った時には、どうしても失敗したくなかったので、windowsのペイントツールでここまでやりました！
  
時間掛かりますが、こうすれば失敗なく出来ます。

＊注：イメージ作りの手順を飛ばしてグレースケール印刷でそのまま切り始めちゃってもいいですよ！

 
さて、では切り作業に入ります。
今回は基本的な線を残すことを目的とするので、影はあまり気にせず行きます。
それでも基本的には濃いめのところを残す形になるので、輪郭、紙、目などは概ね残ると思ってください。 
（目の中の白い部分もある程度は切ってもいいと思います。あんまり目が真っ黒だと無表情になってしまいますし、そのあたりは選別が難しいところでもあります。  ）

画像の中で切る順番としては顔から切るといいと思います。
ロゴ切りのときにも　「中心から周りへ」　と言ったように顔から切ります。
周りを先に切ってしまうと細かいところを切る時に元絵が動いてしまう可能性が高いので、紙の接地面が多くしっかり張り付いているうちに細かいところは優先して処理していきます。

カス取りするときは一度に多くのカスをとろうとせずにこまめにナイフで切って小さく切っていくといいと思います。塊のところは一度にとれますが、細かいパーツが混在するところではパーツごと剥がしてしまう可能性が高いの注意が必要です。
 
例 
  
これはほとんどの影を排除してますので、アタマから下は白成分が多いですが、キャラの形にはなっていますね。

 
ここからさらに少し色が濃い部分（服の影、靴下など）を追加すると（画像加工で）



 
2枚を横に並べて見ると

   

このくらい影を増やすだけでもだいぶ締まって見えます。
さらに服のシワの周りの影を意識するといい感じになりますが、黒が増えすぎると服の輪郭がわかりづらくなるので、様子をみてみてですね。  

 
ちなみに、影を増やしていくと影と影が重なる部分が出てくると思いますが、
そこは構図から前に出ている方の輪郭を優先して切れ込みを入れたほうがいいと思います。
図で示すと
 
まぁこれもうまくやらないとよくわからなくなりますが(；´∀｀)


まずはキャラものを切るに当たってロゴ切りよりも格段に①曲線が増える、 ②細かく切る（残す）部分が増える　という点で難易度が上がりますので、慎重にやることをおすすめします。
で、慎重にやると非常に時間がかかりますので、簡単な絵を選ぶ、絵を拡大して切る、ドMだから気にせずやる　という選択肢がありますので、ご自分の性格に応じてベストな方法を選択して頂ければと思います。

まずはあまり影を意識しないで切るほうが楽だと思います！
今回はここまで！