
3月に開催された試乗会が好評だったということで、9/14に同じく広島西飛行場でユーロバイク試乗会が開催されました。
ちなみにこの飛行場ですが、広島土砂災害の残土置き場に使用されることとなったため、全てのイベント活動が9月末で中止されるようです。
隣のモトクロスコースも完全閉鎖が決まっております。
広島西飛行場モトクロスコース
あまりにも急な決定だったため、運営スタッフの皆さんもご存知ではなかったようですが、もしかしたらここで開催される試乗会としては最後になってしまうのかもしれません。
一バイク乗りとしては残念な想いもありますが、現実に被災している状況を観ておりますとそうも言っておられない状況です。
一刻も早い復興を祈念しております。
さて、気持ちを入れ替えて本題へ。
今回の試乗車ラインナップは前回から半年しか経過していないこともあり、ほとんど変化なし。
よって、前回試乗できなかった車両に片っ端から乗っていきます。
(今回は写真や動画がありませんので予めご了承ください)
1台目:トライアンフ スラクストン
以前、試乗したボンネビルT100の兄弟車。
Frホイールが19インチ→18インチ、
ポジションがカフェレーサー(スワローハンドル、バックステップ)
エンジン特性のチューニング(スラは1ps↑)
が主な違いでしょうか。
跨ってみると、旧型のセパハンから変更されたバーハンのおかげでしょうか、
見かけより前傾はきつくありません。
ただし、ステップがどう考えても自然な感覚から後ろ過ぎます。
エンジンはボンネと変わらない360度クランクで低回転でぐずつくことなくよく回ります。
それなりに前荷重がかかっている感覚なのにFrタイヤはフラフラした感覚を伴います。(~60kph)
と、文面にすると良い事ないじゃん!ってなるんでしょうが、個人的な感覚としてはボンネビルT100より好感触でした。
タイガーを所持し続ける前提で2ndとして考えた場合、スラクストンとモトグッツィV7は悩ましい選択になりそうです。
2台目:ドゥカティ ディアベル
単純にド迫力の見た目に惹かれて。
あー、エンジンパワーすごいっす。
振動がものすごいっす。
自慢のブレンボは初期がカックン過ぎ。
スポーティとか言われてるけど曲がらないっす。
3台目:トライアンフ デイトナ675R
今日、試乗した中で最も好印象。
久々のSSで跨った瞬間は前傾姿勢にビビるものの、走りだすとそれが気にならなくなる絶妙なポジション。スラクストンの違和感バリバリポジションは意図的??
エンジンはタイガーと同じ3気筒とは思えない鋭いレスポンス、なのに低速トルクもガッツリ。
トラのトリプルは675ccが最適なのか!?
2台目と同じブレンボですが入力に対してとてもリニアで、効き、コントロール共にバツグン。
ダラダラ流しても、腰入れて荷重かけてもとにかく面白い懐の深いバイクでした。
4台目:KTM 690DUKE
か、かるーい!!!(半乾燥で149.5kg)
シングルエンジンとしては脅威の68HPであり、リッターバイクにヒケを取らないスペックではありますが、やはり5000rpmも回せば「不快」な振動と戦うことになります。
「Ready to Race」を手軽にかつストレートに体感できるバイクでした。
5台目:BMW F800GT
乗りやすいですね。
車格、パワー、ハンドリング、防風性、何一つ不満がありません。
BMW入門の一台としていかがでしょうか。
6台目:BMW S1000R
どうしてもジャンル的にZ1000との比較になってしまいます。
バーハンなんですが、かなり前傾姿勢が強いです。
S1000RRに比べ低速に振られているとのことですがカワサキのようなゴリゴリ感(悪く言うと振動大)はなくマルチエンジンならではのスムーズさが際立ちます。
ただ燃調が取れていない?のかノーマルサイレンサーなのにアフターファイヤーがパンパンなってるのは純正車両としていかがなものかと。
D担当さんはモード切り替えを推していましたが、試乗レベルではRain→Dynamicでも体感できず。
先行するドカや国産ストファイに比べて+50万円の価値を見出だせるかどうかは???
こうなるとR nineTが気になりますね。
と、好き勝手申しておりますが自分が免許を取得した時代には考えられない程、
輸入バイクが身近な存在になっているなと感じずにはいられません。
こういったイベントを続けて頂いて、国内バイクユーザーにHYSK以外の選択肢が広がればいいなと思っています。
Posted at 2014/09/15 22:17:11 | |
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タイガーエクスプローラー | 日記